GGW ガールズプレーヤー最強への途
2週間後に控えた「GGXXレディース大会」。「GGWガールズ」が初めて公の場でプレイするということもあり、全員の実力をふたたびチェックするために「第2回 GGWガールズ部内大会」を開催した。
 第1回大会ではいづるの圧倒的勝利に終わり、2位 みなみ、3位 ひなき、4位 りたという結果だった。今回はアヤカがキャラクタを代えて参加し、りたもキャラクタを代えての参戦となる。また、それぞれが独自の練習を重ねており、これまでとは違った戦い方を身に付けたメンバーもいる。大会直前の部内大会はどのような結果となるのだろうか!?


【第2回 GGWガールズ大会参加者】
いづる 使用キャラ:カイ
格ゲー歴:7年、GG歴:1年

 毎晩ゲーセンで対戦に勤しむ毎日。いろいろな人に戦い方を教わっており、対戦経験や知識もメンバーで最も豊富。ただ、極度に緊張しやすい性格のため、現在の課題はいかにして大会で実力をすべて発揮できるようになるか。
アヤカ 使用キャラ:ソル
格ゲー歴:1ヵ月、GG歴:1ヵ月

 「ファウスト」→「ジャム」とキャラクタを変えたが、まだしっくりと来ないらしい。今は自宅で「ソル」を使って練習しており、すべてのコマンド技が出るようになった。ここで「ソル」にキャラ変えすることで、新しい強さに目覚めるのか?
みなみ 使用キャラ:イノ
格ゲー歴:7年、GG歴:3ヵ月

 日夜いづると共にゲーセンに通っている。上手いプレーヤーを見かける度に対戦を挑んでいるため、いづる同様に経験と知識が増えている。今は攻撃を中段と下段に振り分けるようになったほか、ダッシュ投げの練習をしている。
りた 使用キャラ:メイ
格ゲー歴:1ヵ月、GG歴:1ヵ月

 ひたすら「カイ」で練習し続けるも、軽い気持ちで使ってみた「メイ」に心惹かれている。使ってみたら予想以上に自分のプレイスタイルと合うらしく、大会は近いが本気でキャラ変えを考えているらしい。
ひなき 使用キャラ:ディズィー
格ゲー歴:4週間、GG歴:4週間

 今週初めてゲーセンで対戦した。結果、ブリジットに完敗するも、「もっと強くならなきゃ」と闘志を燃やしている。今はガードの甘さを克服しつつ、キャンセルができるようにコツコツと練習中。
ひげまる 使用キャラ:ランダム
格ゲー歴:12年、GG歴:2年

 今回も全員のレベルを調べるために参加。彼に勝てることで一人前のプレーヤーになったと言えるだろう。なお、今回もランダムでキャラクタを選択しているが、普段使用しているのは「ミリア」と「ファウスト」、「チップ」の3キャラクタ。

アヤカが大躍進!! 「第2回GGWガールズ部内大会」

第2回の大会も、正確に全員の実力を知るために総当り戦を実施。それぞれが全員と戦い、1ラウンド取る毎に1ポイントをプラス。今回は全勝すると10ポイントになり、1ラウンドも取れずに全敗すると0ポイントになる。

 ルールは7月14日に行なう「GGXXレディース大会」と同じく、タイムは規定の99秒、3本設定の2本先取で勝利となる。引き分けの場合はサドンデスになり、1本先取すれば勝利。テクニックや連携などで禁止事項は設けない。

 実際の大会と同じルールで行なった第2回大会。対戦結果は以下のようになった。

【対戦結果】
自分/対戦相手いづるみなみひなきアヤカりたひげまる
いづる(カイ) 【10P】◎(ジョニー)
みなみ(イノ) 【7P】×(ファウスト)
ひなき(ディズィー) 【4P】×××(エディ)
アヤカ(ソル) 【3P】×××△(ヴェノム)
りた(メイ) 【1P】××××(ソル)
ひげまる 【7P】×

 第2回大会でも、第1回とほぼ変わらない順位となった。しかし、前回以上にメンバーのテクニックの差が縮まってきている。

 見事に1位となったのは前回と同じくいづるだった。みなみ以外の全員に1本も取らせず勝利しているが、前回ほど圧倒的に勝った試合は少なくなっている。着実に力を付けているみなみひなきが「カイ」との戦い方が上手くなってきているだけでなく、これまでにメンバー内で使用されていなかったアヤカの「ソル」やりたの「メイ」との戦い方に慣れていなかったのも要因と思われる。
 全体としては、連携や起き上がりの攻防、牽制などが強化され、ガードもかなり固くなっている。また、大技を連発することもなくなり、確実にダメージを奪えるようになった。

 2位のみなみは、中段・下段を織り交ぜた戦い方でいずるから1ラウンドを取り、他のメンバーにも1本も取られずに勝利している。ひげまる氏には惨敗したものの、ランダムで選ばれたキャラクタが得意とする「ファウスト」だったので、違うキャラクタが選ばれていれば勝負の行方は微妙だっただろう。
 前回と違ってガードが固くなってきており、戦い方も洗練されてきている。上下の揺さぶりも上達しているのだが、攻め方のパターンが少なく、何回か戦っているうちにパターンが読めてしまうのが今後の問題点だろう。

3位のひなきは、いづるみなみに対してかなり健闘はするものの、最後の一押しがないために1本も取れないまま敗れている。あと一歩で勝てそうなところまでいくが、守り主体の戦い方のためか、相手が守りに入ると攻め手に欠くのが敗因だろう。
 前回よりも確実にコマンド技が出るようになり、「ディズィー」ならではの「距離をとった戦い方」ができるようになった。しかし、ロマンキャンセルやデッドアングルアタックなどを使えていないため、今後の課題は強い攻め方の研究とシステムの復習になる。

 4位になったアヤカは、キャラクタを「ジャム」から「ソル」に変更。以前に「ファウスト」や「ジャム」を使用していた時はガチャプレイが目立ったが、「ソル」ではガトリングやコマンド技を使った戦い方ができるようになった。いづるみなみひなきとの戦いでは、ある程度までは体力を減らせるものの、ガードが甘いために与えたダメージ以上に攻撃を受け、連携も少なく、勝利の壁は厚かった。
 ひげまる氏からは1本取れてることもあり、コマンド技を確実に覚えてガードができるようにすれば、ワンランク上の戦い方ができるだろう。

 5位のりたは、「カイ」から「メイ」にキャラクタを変更。しかし、キャラクタを代えてから時間がなかったため、技を覚えきれないうちに大会が始まってしまった。
 単発のダメージが大きいためにどの相手にも痛手を負わせることはできたものの通常技だけの攻めになってしまい、接近戦に弱いひなきから1本取っただけで、ほかのメンバーからは1本も取れなかった。
 まずはじっくりと技を覚え、コマンド技が確実に出るようになる練習が必要だろう。本人の戦い方と合っているため、「カイ」を使っていた時以上に上達は早そうだ。


大会直前! 勝利を目指した猛特訓が始まる!!

今回の大会で、メンバーそれぞれが自分の実力や練習するべき課題を確認できた。大会までは2週間切っているが、みっちり練習すれば勝つ確率は大幅に上がるだろう。そこで、次週は大会直前の特訓を実施する。

 大会に参加する以上、少しでも多く勝ち抜きたい。さらに、これまで練習してきた証が欲しい。特に、アヤカりたひなきは大会初参加となる。自分たちが積み上げてきたものを証明するためにも、いよいよ最後の仕上げを行なう。



[Assistance by ひげまる / Edit&Text by 田名網陽平]
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