オレと「GGXX」 ~ゲーセン店員編~


荻窪のゲームセンター店員 綾沼久之 (27歳 男)
ゲーム歴10年、「ギルティギア ゼクス」はほぼ毎日プレイし続けている。好きなキャラクタ&使っているはミリア。


「ギルティギア イグゼクス」入荷!
 遂に「ギルティギア イグゼクス」が発売されました。前作からの人気が根強かった当店としては、心底待ちくたびれたといった感じです。以前から度々発売のウワサが流れつつも、全て空振りに終わっていましたからね。
 実際に入荷してみて、お客様の反応は上々です。やはり皆さんも待ち焦がれていたのでしょう。発売日などは、開店早々我々と一緒に荷物の到着を待ってくれた方もいたほどですから。
 結局、「ギルティギア イグゼクス」は昼前頃に到着したのですが、それからが大変でした。基板を設置している時のプレッシャーといったら……もう(苦笑)。お客様の殺気というか、「早くやりたい!」という気持ちが伝わってくるんですよ。あれほど焦って作業をしたのは、これまでなかったですね。

「ギルティギア イグゼクス」への軌跡
 我々の地区でのこうした根強い人気というものは、当然一朝一夕で築かれたものではありません。定期的なイベントの開催やお客様との交流によって、ここまでやってこれたのだと思っています。気が付けば、毎月欠かさず開催していた月例大会は17回を数えていました。後半などはサミー様から機材貸し出しなどのご協力を頂きまして、大変充実した内容でありました。
 しかしながら、すべての店舗の「ギルティギア ゼクス」が継続した人気を保てたわけではありません。一部の地区を除き、殆どの店舗は全国大会終了後に急激にインカムが低下したようでした。手前味噌な言い方ではありますが、我々の地区の事例は、やはり店員一同が努力し、それを支えてくれたお客様の力の結果であると考えております。

「ギルティギア イグゼクス」の重要性
 アーケードゲームの発売タイトル数は年々減少の一途を辿り、現在でもその勢いに歯止めがかけられない状態にあります。こういった状況の中、我々オペレーターに課せられた課題は「如何にして作品を盛り上げるか」といった事であると考えています。
 数多くのタイトルが次々と発売され、発売されるそばから筐体に入れ、インカムが落ちたら廃棄という流れは、低迷を余儀なくされている現在のアーケード業界では通用しません。ただゲームを置いてお客様に遊ばせておくのではなく、お客様と店とが一緒になって作品の面白さを引き出していくといった事が大切なのです。
 現実に目を向けてみると、現時点で発売が予定されている作品、特に2D格闘ゲームのタイトル数不足は深刻であり、そういった意味でも「ギルティギア イグゼクス」が果たす役割というものは非常に重要であります。
 少しでも長く皆さんと楽しんでいけるよう、我々も最大限の努力をしていきたいと思っています。


GUILTY GEAR Watch

ウォッチ編集部内GAME Watch担当 game-watch@impress.co.jp
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