今日からはじめるギルティギア!

 「ギルティギア イグゼクス」もいよいよ今週から稼動を開始する。多くのプレーヤーが嬉々としてゲームセンターへ繰り出し、対戦を楽しむことだろう。しかし、なかには「自分の腕じゃゲームセンターでは絶対に勝てない‥‥」、「初心者だからまともにギルティをプレイできない‥‥」、「今まで一度もギルティを触った事がない‥‥」といったファンも少なくない。
 「それでも自分はギルティがやりたい!!」という貴方。大丈夫です、今からでもプレイステーション 2やドリームキャスト版の「ギルティギア ゼクス」で予習をする事ができます!!

 というわけで、『今日からはじめるギルティギア』第一回目のテーマは「発売前から始めるイグゼクス予習コーナー」。これを読めば初心者でも上達間違いなし。


走る事から始めよう
 「ギルティギア」シリーズは非常にテンポの速い試合展開が魅力のゲーム。そこで、まず自由自在にキャラを動かせるようにしよう。

 キャラクタの操作はレバーで行なう。レバー操作は非常に簡単で、レバーを相手方向に倒せば前進し、相手方向に素早く2回倒せば早く移動する「ダッシュ」になる。逆に、相手と反対方向にレバーを倒すと後退し、相手と反対方向にレバーを2回倒せば「バックダッシュ」になる。
 「ダッシュ」と「バックダッシュ」はギルティギアの基本。ただ歩いているだけでは攻撃され放題なので、移動する時は「ダッシュ」などを使って間合いを調整するように心がけよう。

 また、レバーを上に倒すことでキャラクタが「ジャンプ」するが、「ダッシュ」中は「ジャンプ」のスピードと軌道が変化する。「ダッシュ」中に「ジャンプ」すると、より早いスピードで遠くまで飛べるようになるのだ。
 応用として、相手が右側にいる場合ならばレバーを「右 → 右上」と入力すれば、一瞬だけ「ダッシュ」してスピードに乗った「ジャンプ」をすることができる。様々な場面で多用するテクニックなので、いつでも出せるように覚えておきたい。

 「ダッシュ」が上手に出ない人は、レバーが下方向や上方向に入っていないかよく気をつけてみるといい。また、レバーはタイミング良く入力しないと変な動きになりやすいので注意が必要。
 なお、「ポチョムキン」には「ダッシュ」が無いのでがんばって歩こう。

前進・後退ダッシュバックダッシュ

空を駆ける!!
空中ダッシュ空中バックダッシュ

 「ギルティギア」シリーズでは、ジャンプをしている最中にも「ダッシュ」ができる。
 レバー入力は前述の「ダッシュ」と同様で、空中で相手の方向にレバーを2回倒せば「空中ダッシュ」、相手と反対方向に倒せば「空中バックダッシュ」になる。
 「空中ダッシュ」はどのキャラクタも地上での「ダッシュ」よりスピードがあるので、相手に攻める時には非常に重要。

 なお、残念ながら「空中ダッシュ」もポチョムキンにはない。

攻撃をしてみよう。 ~基礎概念編~
 「ダッシュ」や「空中ダッシュ」を使って画面内を駆けまわれるようになったら、次は攻撃をしてみよう。「ギルティギア イグゼクス」では、「P(パンチ)」「K(キック)」「S(スラッシュ)」「HS(ハイスラッシュ)」「D(ダストアタック)」の5種類の攻撃ボタンがある。

 基本的に、「P」は手を使った素早くリーチの短い攻撃をし、「K」は足を使って素早い蹴りを入れる。「S」は武器などを使って斬撃を繰り出し、「HS」は武器などを使ってリーチが長く出だしの遅い一撃を出す。
 「ギルティギア ゼクス」にはなかった「D」は、「ギルティギア ゼクス」の「S+HS同時押し」と同じで、相手を打ち上げる「ダストアタック」や、相手を転ばせる「足払い」を出すことができる。

 これらのボタンを押す事でキャラクタは固有の攻撃を出す事ができる。これは地上立ち、地上しゃがみ、空中によってそれぞれ技が変化するので覚えておこう。また、相手との距離によって技が変化するのも重要なポイントだ。

P (パンチ)K (キック)

S (スラッシュ)S 遠距離HS (ハイスラッシュ)

攻撃をしてみよう。 ~ガトリングコンビネーション編~
 前述のボタンを押しただけでは、一発一発の攻撃が出るだけ。しかし、「ギルティギア」では、「ガトリングコンビネーション」というシステムがある。
 これは、タイミングよくボタンを押していくだけで、誰でも簡単に連続攻撃ができるというものだ。ほとんどのキャラはしゃがんだ状態で「P → K → S → HS → D」の順でタイミング良くボタンを押すだけで連続技になってくれる。レバーを入力する必要がないため、レバー操作が苦手な人でも自由に連続技を作る事ができる。

 ただし、「ガトリングコンビネーション」にも幾つかの「決まり事」が存在する。ちょっと難しい話になるが、できる限り頭に入れておこう。

【1】ガトリングコンビネーションは通常技のスキ(硬直)を消して、次の通常技を出すことができる
 つまり、「K → S」と入力して「ガトリングコンビネーション」が成立した場合、「K」の攻撃後にあるスキが無くなってスムーズに次の「S」攻撃が出るという事。

【2】ガトリングコンビネーションはキャラクターによってルートが違う
 基本的には「P → K → S → HS → D(ゼクスではS+HS)」の順にボタンを押せば「ガトリングコンビネーション」は成立しやすい。しかし、キャラクタによっては別の順番(ガトリングルート)にボタンを押さないと「ガトリングコンビネーション」にならないキャラクタもいる。
 また、スレイヤーのように「ガトリングコンビネーション」自体がほとんど無いキャラもいるので、自分の使用キャラの「ガトリングルート」は確認しておこう。

【3】相手に当てないとガトリングコンビネーションは出せない
 例えば、「K → S」という「ガトリングルート」の場合、ガードされてもかまわないが、「K」を相手に当てないと次の「S」にはつながらない。

【4】ガトリングルートは地上立ち、地上しゃがみ、空中でそれぞれ違う
 基本的に、どんな体勢からでも「ガトリングコンビネーション」を出すことができる。しかし、体勢によって「ガトリングルート」は変化し、キャラクタによってもルートが異なるため、前もって調べておかなくてはならない。

【5】ガトリングコンビネーションは連打すると失敗しやすい
 「K → S」と入力する所で「K」の技が出ている最中に「S」を連打すると、変な技を暴発してしまう事が多い。「ガトリングコンビネーション」を入力する時はボタンを連打したりせず、タイミング良く押して連続技を繋げていこう。焦らず正確に入力できるよう何度も練習して体に染み込ませれば、より確実に対戦で使っていくことができるだろう。

【6】ガトリングコンビネーションは必ずしも連続技になるわけではない
 「P → S」とガトリングが繋がるからといっても、「P」から必ず「S」が連続ヒットするわけではない。ほとんどの場合は連続ヒットするが、一部の「ガトリングコンビネーション」は連続ヒットしないことがある。
 これは『前の攻撃の硬直を消して次の攻撃を出す』という「ガトリングコンビネーション」の原理によるもので、一部「ガトリングコンビネーション」では次の攻撃の発生が遅いため、連続して攻撃することはできても途中でガードされてしまう。 「S」の技の発生が遅い場合が原因になるからだ。

[Text by 薔薇ギツネ / Edit by 田名網陽平]
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