【オリジナルコンボを作る】
基本的な性能を把握したら、次はいよいよオリコン作成である。オリジナルといえど、作り方にはやはりそれなりのコツ（セオリー）が存在するため、これを見て効果的なオリコンを作成してほしい。
●基本的な作り方
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| オリコンの最後はスーパーコンボや超必殺技で決める。カス当たりに注意 |
オリコンには時間制限があるため、できるだけ効率のいいダメージを与える技を入れるのが基本だが、ダメージに補正がかかるため、なるべく最初のほうに強攻撃などの単発で威力の高い技を入れる。最後のほうは技によるダメージに変化がないことから、できるだけヒット数の多い連打系の技を入れたほうがいい。
また、最後は必ずスーパーコンボや超必殺技を入れておきたい。これはダメージの補正が一定であることが理由。オリコン終了後の追撃を狙い追撃可能な技で締めても良いが、スーパーコンボや超必殺技のフルヒットに比べてダメージが低いようであれば後者のほうがベター。
よって、流れとしては【強攻撃（必殺技）→連打可能技→スーパーコンボや超必殺技】が最良の選択といえる。これに近いオリコンを考えよう。
●浮かせる場合は出す技に注意
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| 相手の吹っ飛ぶ距離は技によって異なる。上方向に吹っ飛ぶ技を探そう |
連続技中に相手を浮かせた場合、相手の吹っ飛ぶ距離に注意したい。個々の技によって吹っ飛び方に差があり、強攻撃や必殺技は吹っ飛ぶ距離も大きい。また、アッパー系の通常および必殺技などは、相手を上方向に浮かせる効果を持っている。
これらの性質を知っておかないと、オリコンで浮かせたあと空中で連続して攻撃を当てるのが難しくなる。画面端ならばいいが、いつも画面端とは限らないからだ。浮かせて運ぶオリコンを作る場合は、相手があまり吹っ飛ばない技で、なおかつ高く舞い上がるような技を探していこう。
【汎用例(1)】
●地上で引きずるパターン
ここからは、実際に汎用できるオリコンを例にとり説明していこう。
一番簡単なものは 自分と相手が地上にいる状態で発動し、地上技で相手を押していくパターン。相手のスキに入れることはもちろん、下段から発動すれば投げとの2択にもなることから、使い道は多いハズ。これを入れるには、前に進むタイプのダウンしない通常技もしくは必殺技が必要。入れ方も至極単純で、前進する技をひたすら連続して出すだけ。ダメージ効率を考えるのであれば、最初のほうに強の通常技を入れるといいだろう。ゲージが少なくなったら、最後にスーパーコンボや超必殺技を入れて終了。スーパーコンボや超必殺技が届かない場合には、しゃがみ強 で転ばせるなど、多少の工夫が必要とされる。
【覇王丸】
・遠強 ×n → 天覇封神斬
【M.バイソン】
・強ダッシュストレート×n → 強 → クレイジーバッファロー
【ガイル】
・ 中×n → しゃがみ強 → サマーソルトストライク
※n＝任意の回数、｛｝＝繰り返し部分、（）スカし技
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| 覇王丸は途中で近強を入れてもいい。バイソンは途中でクレイジーバッファローが暴発しないように正確に入力すること。ガイルは最後にしゃがみ強を入れずトータルワイプアウトでも可 |
【汎用例(2)】
●しゃがみアッパー系 → 移動で運ぶパターン
今度は、いったん転ばせて（浮かせて）から連続技に持ち込むパターン。こちらは移動する技がなくても狙えるぶん汎用度が高い。
始動方法には2通りあって、しゃがみ強などの技で転ばせつつ浮かせるか、もしくは出の早い対空系の必殺技で迎撃しつつ浮かせる。どちらの場合も、始めの一撃を素早くキャンセルして地上技につなぐのがポイントだ。
ヒットさせる技は、アッパー系の技がいい。該当する技がない場合は、中、中など、吹っ飛ばしの少ない通常技を用いると良い。当てる回数は使用キャラによるが、2発当たればおおむね回り込み後の攻撃も間に合う。
回り込みは、遅くないキャラならばOK。移動系の必殺技などでも代用できる。回り込みはどのキャラも持っていることから、汎用性という点ではこれが一番良いだろう。
【覇王丸】
・中弧月斬 → しゃがみ強 → ｛回り込み→しゃがみ強×2｝×4 → 弱奥義 旋風裂斬 → 天覇封神斬
【リュウ】
・しゃがみ強 → ｛しゃがみ強 → 回り込み → しゃがみ強×2 → 回り込み｝×2 → しゃがみ強×2 → 真空波動拳
【ブランカ】
・右下強 → 強 → ｛サプライズフォワード→強×2｝×4 → ダイレクトライトニング
※n＝任意の回数、｛｝＝繰り返し部分、（）スカし技
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| 覇王丸は対空必殺技から始動。弧月斬が飛び上がる前にしゃがみ強でキャンセルをかける。リュウ、ケン、サガットなど、対空必殺技を持っているキャラは流用がききやすい。リュウは昇竜拳からの始動でもOK。高く浮かせるとしゃがみ強が届かなくなるので、2回 → 1回と調節しながら運ぶと良い。ブランカはサプライズフォワード後にかなり余裕があるため、引きつけて強×2を当てていく |
【汎用例(3)】
●ジャンプ攻撃で運ぶパターン
これもまた、いったん浮かせてから運ぶパターン。こちらも対空で発動するものと、地上の足払いから始めるものとがある。ジャンプ距離とスピードがあるキャラクタでないと厳しいが、レバー  の大ジャンプを使うことで、ある程度は補える。
ダウン技からアッパー系の技で浮かせ、その後空中の相手にジャンプ攻撃を当てていく。ただし、地上技からジャンプはキャンセルができないため、地上技をしゃがみ弱など、スキの小さい技でキャンセルしスキを軽減してジャンプするのが基本。
ジャンプ技にも吹っ飛びの大きい技と小さい技があるため、これらをうまく組み合わせながら運んでいく。強よりも弱のほうが吹っ飛びは少ないが、ジャンプ技でも攻撃が上方向に向いている技は、見た目どおり上に吹っ飛ぶ場合がある点に気をつけよう。
ジャンプ技は、昇りと下りで2回当てていくのが良い。自分が着地したあと、もう一度ジャンプして拾い直せるよう、下りは着地寸前に当てるようにする。2回以上攻撃を当てることもできるが、タイミングがズレたり吹っ飛ぶ距離が変わってしまったりするため、慣れるまではオススメできない。ただし、使用キャラによっては3回以上攻撃を当てていかないと運べない場合もある。
【紅丸】
・強スーパー稲妻キック → （しゃがみ弱） → ｛ジャンプ強×2｝×4 → 電影スパーク
【アテナ】
・中サイコソード → （オリコン発動） → ｛大ジャンプ中×2｝×n → 大サイコソード×n → シャイニングクリスタルビット
【マキ】
・しゃがみ強 → 近強 → （弱） → ｛大ジャンプ強 → 中｝×4ジャンプ強 → 戯天狗（空中）
※n＝任意の回数、｛｝＝繰り返し部分、（）スカし技
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| 紅丸は例によって対空技を地上でキャンセル。しゃがみ弱は当てずにスカし、吹っ飛んでいる相手にジャンプ強を当てていく。対空系の技を持ったキャラ、ジャンプの速いキャラで流用が可能。アテナは威力がないのが難点だが、サイコソードでの迎撃後にヒットを確認してから発動できるため狙う機会が多い。また、あとの運びも楽で、画面端についたら大サイコソードを連発すればいい。マキは大ジャンプがポイント。普通に中を当てると相手を飛び越えてしまう。強→中とつなげて、うまく間合いを調節。最後の戯天狗は空中で、昇りで強を当てた後一緒に降りながら余裕を持って回すこと |
●必殺技で運ぶパターン
これは蛇足になるかもしれないが、それなりに汎用性があるので紹介しておこう。
テリーのバーンナックルなど、移動距離の長い必殺技を用いることで、転ばせた相手を簡単に運ぶことができる。入れ方は簡単で、しゃがみ強などの技から必殺技 → 拾う技と繰り返していけば良い。
【舞】
・しゃがみ強 → ｛強必殺忍蜂 → しゃがみ強｝×5 → 超必殺忍蜂
【ライデン】
・しゃがみ強 → ｛弱ジャイアントボム → 近中｝×4 → 中×n → ファイアーブレス
【ギース】
・しゃがみ強 → ｛しゃがみ強 → 強邪影拳｝×5 → レイジングストーム
※n＝任意の回数、｛｝＝繰り返し部分、（）スカし技
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| 舞とギースはしゃがみからの必殺技が出しにくいが、慣れれば簡単。ギースは邪影拳の2段めをキャンセルし、しゃがみ強につなぐ。最後のスーパーコンボや超必殺技は入力が難しいことから、通常技で拾い直すなど自分なりにアレンジしてみると良い。ライデンは拾い方自体は楽なのだが、最後が画面端になってしまうためファイアーブレスが画面内に入るまで下がる必要がある |
●コラム：簡単便利な汎用型オリコン
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| さまざまなキャラクタで流用できるのが、汎用型オリコンの優れた点。ダメージのほうはイマイチなだけに、個々にアレンジしてほしい |
ここで紹介したオリコンは、ほかのキャラクタで流用できるものや、難易度的に低めで練習すれば実戦でも十分決められるものを選んだつもりだ。これを見て、自分の使用キャラクタはどのタイプが狙えるのか色々と試してみてほしい。オリコンは途中でミスをするとたいしたダメージが与えられないため、連続技中のミスはなるべく無くしたいところだ。
汎用型オリコンが優れているのは、他のキャラクタでやろうとした場合、ボタンを押すタイミングがほぼ同じで済むという点にある。特に回り込み系や、ジャンプ運び系のオリコンは、どのキャラでも似たような感じになるため非常にやりやすい。
総合的に見て「カプエス2」のオリコンは、始めに単発で攻撃力の高い攻撃を当てることと、最後のスーパーコンボや超必殺技をきちんとヒットさせていれば、おおむねダメージの総量は似たり寄ったりである。それ以上を求めるならばまた話は別だが、平均的なダメージ量を期待するのであれば、こういった汎用型オリコンが最も安定しているといえるだろう。
ただし、使用キャラクタによっては、これよりもずっとダメージを奪えるものもある。総じて難易度は非常に高いが、最終的にはそういったキャラクタ固有の専用オリコンを編み出し、使いこなせるようになりたいものだ。
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