業務用で「鉄拳4」が好評稼動中の株式会社ナムコの「鉄拳」シリーズが、ついにゲームボーイアドバンスに登場する。「GBA鉄拳(仮)」と呼ばれるGBA版は、ハードウェアの回転拡大縮小機能を活かし、無限フィールドを実現。基本的には「3」をベースとしたもののようだが、なんと「鉄拳タッグトーナメント」のような3人タッグマッチを採用予定という。

　ポリゴンではないが、アニメパターンは従来の2D格闘のそれを上まわる数が描き起こされており、「鉄拳」シリーズの特徴である、10連コンボ、投げコンボ、軸移動、ダウン時の攻防、などのほとんどが再現されるという。ゲームモードは、「アーケード」、「バーサス(通信対戦)」、「サバイバル」、「タイムアタック」、「プラクティス」が搭載される模様。

　登場キャラクタは「風間仁」、「ポール・フェニックス」、「凌 暁雨(リン・シャオユウ)」、「ニーナ・ウィリアムズ」、「キング」、「吉光」、「ガンジャック」、「花郎(ファラン)」、「フォレスト・ロウ」が登場する予定。

　操作形態は基本的にAとBボタンにパンチ、キックを振り分け、L、Rボタンも併用するが、フルに使うことはないという。

　なお、現在発売日は未定だが、8月25日から行われる「任天堂 スペースワールド 2001」に出展が決定。会場に足を運ぶ人は要チェックの1作といえるだろう。

【スクリーンショット】
「鉄拳タッグトーナメント」までの無限フィールドを採用。ヒットエフェクトは仮のものだという
ファランのハンティングホーク1発めと、シャオの蕩拳
両者が奥方向へ移動するとこのようにキャラクタも小さく見える
シャオの天翔十字鳳もきちんと再現されている
「4」では姿を見かけていないガンジャックやニーナがいるのはうれしい

※画面は開発中のものです

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(2001年8月10日)

[Reported by 佐伯憲司]