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【植民地経営シミュレーションゲーム】
Tropico 　[172MB]

• 発売元　Gathering of Developers

  　南海の小島を舞台にした植民地経営シミュレーションゲーム「Tropico」のDEMO。ノリのいいサンバミュージックをBGMに、一風変わった植民地経営の醍醐味がたっぷり味わえる。DEMOでは、チュートリアル用の1マップを使って、チュートリアルと通常プレイの両方が楽しめる。ファイルサイズが172MBと大きいのが玉に瑕だが、ゲームの途中セーブも可能でじっくり遊ぶことができるので、ぜひ試してみてほしい。

  　「Tropico」のゲーム内容は、植民地の総督となって、入植したての小島をもりもり開発し、移民たちが住みやすいように環境を整え、観光客が多数押し寄せてくるような1大リゾート地を作ること。生活環境とリゾート地としてのバランス配分が本作の醍醐味のようで、最初に学校や教会といった基本的な施設から建設していき、建物と建物を繋ぐ道路を引き、未開地を切り開いて土地を広げていく。同時にレストランやホテルなどリゾート地としての体裁も整えていくわけである。

  　この土地で生活する住人は労働力として使用できる。最初のうちはバラックのようなあばら屋に住み、彼らの生活向上を図ることもゲーム内の目的のひとつとなっている。彼らに与える賃金は、プレーヤーが自由に設定できるが、賃金設定ひとつで彼らのやる気がぜんぜん違うのがおもしろい。建物にはプライオリティを設定でき、細かくカスタマイズすることで、効率よく土地を開発していくことができる。プレイ中には、シムシティよろしく、住人が陳情に訪れたり、さまざまな天災が起こったりし、かなり忙しいゲーム展開だ。

  　なお、本作はメディアクエストより、完全日本語版の発売が今秋に予定されている。総督としてかなりの書類に目を通さなければならず、英語がある程度できる人でないと快適なプレイは難しいため、日本語版の発売は待ち遠しい限りだ。今回のDEMO版も実に良く作り込まれているので、箱庭型のSLGが好きな人はぜひ一度遊んでみてほしい。

  (C)2001 GodGames

  ダウンロードはこちら(Impress)

【スクリーンショット】
製品版ではランダムマップによるプレイも可能なようだ。DEMOでは実際にプレイすることはできないが、設定するだけは可能。人口や草木、鉱物資源の量などを設定できるようだ

【スクリーンショット】

ゲーム開始直後は、グラフィックがソフトウェアレンダリングになっているので、オプションで変えておこう。これで快適に遊べるはず。なおDEMOでは1,024×768ドットまでに制限されているが、製品版では1,600×1,200ドットクラスの解像度で遊べるようだ

■■ 注意（編集部）■■

[Reported by 中村聖司]