会場：Las Vegas Convention Center
　　　Las Vegas Hilton
　　　Riviera Hotel
　　　Alexis Park

　1月6日から米ラスベガスで開催された「International CES」の一番の目玉といえば、やはり「Xbox」のデザインが明らかになったことだろう。しかし、会場に目を移してみると、MicrosoftブースではXboxの展示はなく、ビデオ流しているだけ。また、他のブースでもゲーム関連展示も、あまり多くはない。

　しかし、そんな中でも、いくつか面白いゲーム関連の情報を見つけることができた。

●今年もとても元気な「NUON」
　LogitechがNUON用ゲームパッドを展示。NUONも人気ゲーム機の仲間入り？

　そう、あれはちょうど1年前の同じイベントだった。まったく予想していなかったものが、巨大なブースを出していた。それが、DVDゲーム機「NUON」だ。

　そして、今年。「International CES」でもNUONは元気だった。まず、登録者に配られるストラップにNUONのロゴがプリントされている。この時点で、NUONが今年も出展していることを知る。そして、コマ図を見るとNUONの開発元である「VM Labs」が2カ所もブースを出していることがわかった。

　早速、「VM Labs」のミーティングルームに行ってみると、あるはあるはNUONプレーヤーが。東芝の「SD23000」、Samsungの「N501」、「DVD-N2000」、「eXTIVA」、そして新しく加わったメーカーORITRONの「DVD900」の計5機種もある。なお、価格はだいたい300ドル弱程度。

試遊コーナー。かなりいい場所にあったのだが、あまり人が集まっておらず、心配になってしまった

　そして、今年一番のニュースは、LogitechがNUON用ゲームパッドを第2四半期に発売することを発表したことだ。価格は29.95ドル。Logitechから発売されることが決定したということは、プラットフォームとしてそれなりに認められたという証しだろう。

　さらに、東芝や、SamsungのブースにもNUONプレーヤーが置かれているほか、会場のエントラスに近い場所にNUONの試遊コーナーが設けられていた。このように、結構いたるところにNUONが置いてあるあるわけだが、どこもそれほど人が集まっていなかったのが寂しいところだ。

【N501】	【DVD-N2000】	【eXTIVA】

【DVD900】	【SD23000】	開発ツール「Hybrid Movie Tools」と「Game & Application Tools」

リモコンには「NUON」ボタンが搭載されている	LogitechのNUON用ゲームパッド	Logitech以外からもゲームパッドは発売されている

□ニュースリリース（英文）
http://www.logitech.com/cf/about/pressRelease.cfm/274
□関連記事
【2000年1月12日】DVDベースの新型ゲーム機「NUON」、ついに製品化へ
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/20000112/nuon.htm

●ゲーム機の外部記録メディアは何が最適?

　なぜか、SDカードパビリオンに、任天堂のコーナーが設けられていた。「どうしてかな?」と思っていると、任天堂の「GAMECUBE」用のSDカードアダプタが展示されていた。

　しかし、静態展示のため実際に動くかどうかは不明。

　同じく任天堂が、Iomegaにも出現。Iomegaが1月5日に発表したリムーバブルHDD「Peerless」をニンテンドウ64のスロットに接続しようというもの。

　しかし、完全なモックアップで、ニンテンドウ64を裏側から覗き込むと中はカラッポだった。Iomegaが言っているだけなので実現できるかどうかはわからない。しかし、任天堂とIomegaは64DDで組んだ仲なので、可能性はあるかもしれない。

記事では「任天堂とIomegaは64DDで組んだ仲なので」としておりますが、64DDはアルプス電気の製品であり記事ような事実はございません。ここにお詫びし、訂正いたします。

●変わった (?) プレイステーション/プレイステーション2用周辺機器

ステレオスピーカー内蔵PSone用液晶ディスプレイ。輸入業者向けの価格が89ドル		ステレオスピーカー内蔵PSone用液晶ディスプレイ。会社が違うためデザインが異なっている。小売りはしないということで価格は教えてもらえなかった

プレイステーション2とアンプ、ウーファー、平面ステレオスピーカーを一体化。しかし、ここまで頑張っているわりには、入力はアナログのみ

□2001 International CESのホームページ（英文）
http://www.cesweb.org/

(2001年1月11日)

[Reported by furukawa@impress.co.jp]