■ 2009年9月第3週分 ■


 この連載は、ニンテンドーDSi、PSP、PS3、Xbox 360、Wiiと家庭用ハードではもはや当たり前となった感もある「ダウンロード販売」によるソフトウェアやコンテンツ(以下、DLC)の最新情報を1週間単位でレポート。また、様々なタイトルのレビューも掲載していく予定だ。ダウンロード開始間近なタイトルやリリースが決定したタイトル、そして過去のタイトルまでフォローするので、DLタイトルをチェックするのに役立てれば幸いだ。


■ 9月1日(火)~9月30日(水)ダウンロード販売開始予定一覧 ■



プラット
フォーム
タイトルメーカージャンル価格その他
9月1日

VC
太閤立志伝コーエーシミュレーション800
Wiiポイント
移植[SFC]

VC
アースワームジム2Interplayアクション600
Wiiポイント
移植[MD]

VC
ゼビウス(アーケード版)バンダイナムコゲームスシューティング800
Wiiポイント
移植[AC]

GOD
ゴーストリコン アドバンス ウォーファイター (トム・クランシーシリーズ)ユービーアイソフトミリタリーシミュレーター2,000
マイクロソフトポイント
2,940円
(クレカ購入)
GOD
9月2日

DSiウェア
ニンテンドーDSiメトロノーム任天堂メトロノーム200
DSiポイント
オリジナル

DSiウェア
ニンテンドーDSi楽器チューナー任天堂楽器チューナー200
DSiポイント
オリジナル

DSiウェア
あぁ無情 刹那任天堂シューティング500
DSiポイント
オリジナル

DSiウェア
懸賞付 パズルいろいろ 月刊クロスワードハウス Vol.4任天堂パズル500
DSiポイント
オリジナル

XBLA
Defense Grid: The Awakeningマイクロソフトタワーディフェンス800
マイクロソフトポイント
オリジナル

XBLA
Yo Ho Kablamoマイクロソフトアクション800
マイクロソフトポイント
オリジナル
9月7日

PSP
ティル・ナ・ノーグ~悠久の仁~システムソフト・アルファージェネレーションRPG3,990
UMDDL

PSP
ボンバーマンポータブルハドソンアクション1,200
UMDDL

PSP
太平洋の嵐~戦艦大和、暁に出撃す~システムソフト・アルファー戦略シミュレーションゲーム3,990
UMDDL

PSP
大戦略 大東亜興亡史~トラ・トラ・トラ ワレ奇襲ニ成功セリ~システムソフト・アルファーウォーシミュレーションゲーム3,990
UMDDL

PSP
大戦略VII エクシードシステムソフト・アルファー戦略シミュレーションゲーム3,990
UMDDL

PSP
萌え萌え2次大戦(略)☆デラックスシステムソフト・アルファーシミュレーション+アドベンチャー3,990
UMDDL
9月8日

VC
アルゴスの戦士テクモアクション800
Wiiポイント
移植[AC]

VC
ドラゴンスピリット(アーケード版)バンダイナムコゲームスシューティング800
Wiiポイント
移植[AC]

GOD
アーマード・コア4フロム・ソフトウェアハイスピードメカアクション2,000
マイクロソフトポイント
2,940円
(クレカ購入)
GOD

GOD
旋光の輪舞 Rev.Xグレフ弾幕対戦アクションシューティング2,000
マイクロソフトポイント
2,940円
(クレカ購入)
GOD

GOD
地球防衛軍3ディースリー・パブリッシャー3Dアクションシューティング2,000
マイクロソフトポイント
2,940円
(クレカ購入)
GOD
9月9日

DSiウェア
200V麻雀 チャレンジスピリッツタスケ麻雀200
DSiポイント
オリジナル

DSiウェア
今日からはじめるフェイスニング 顔トレミニ1 すっきり小顔コース任天堂表情筋トレーニング500
DSiポイント
オリジナル

DSiウェア
今日からはじめるフェイスニング 顔トレミニ2 ステキな笑顔コース任天堂表情筋トレーニング500
DSiポイント
オリジナル

DSiウェア
今日からはじめるフェイスニング 顔トレミニ3 若々しい顔コース任天堂表情筋トレーニング500
DSiポイント
オリジナル

DSiウェア
今日からはじめるフェイスニング 顔トレミニ4 目と口の健康コース任天堂表情筋トレーニング500
DSiポイント
オリジナル

DSiウェア
今日からはじめるフェイスニング 顔トレミニ5 顔のリフレッシュコース任天堂表情筋トレーニング500
DSiポイント
オリジナル

DSiウェア
最凶横スクアクション vol.1 ノロイ ノ ゲエム 血スクウェア・エニックスアクション500
DSiポイント
移植[DS]

DSiウェア
最凶横スクアクション vol.2 ノロイ ノ ゲエム 獄スクウェア・エニックスアクション500
DSiポイント
移植[DS]

GA
サイドポケット3ハムスターテーブルゲーム600
移植[PS]

GA
ロックマン2 Dr.ワイリーの謎カプコンアクション600
移植[PS]

XBLA
ソニック&ナックルズBackbone Entertainmentアクション400
マイクロソフトポイント
移植[MD]
9月11日

PSP
マイコミBEST 麻雀覇王ポータブル 雀荘バトル毎日コミュニケーションズ麻雀1,200
UMDDL
9月15日

Wiiウェア
アニマルライフ ~動物ふれあい生活~ハドソンリラクゼーション500
Wiiポイント
(追加コンテンツ1種100Wiiポイント)
オリジナル

Wiiウェア
F・O・R・T・U・N・E フォーチュン~星のふりそそぐ丘~サイバード占星術アクションアドベンチャー1,000
Wiiポイント
オリジナル

Wiiウェア
みんなでとびこめ!ペンギンダイビング フーパールーパーアジェンダピュンピュン輪くぐりアクション500
Wiiポイント
オリジナル

VC
がんばれゴエモン3 獅子重禄兵衛のからくり卍固めKONAMIアクション800
Wiiポイント
移植[SFC]

VC
ドラゴンセイバー(アーケード版)バンダイナムコゲームスシューティング800
Wiiポイント
移植[AC]

VC
ドラゴンバスター(アーケード版)バンダイナムコゲームスアクション800
Wiiポイント
移植[AC]
9月16日

DSiウェア
G.Gシリーズ Z・ONEGenterpriseシューティング200
DSiポイント
オリジナル

DSiウェア
G.Gシリーズ Wonder LandGenterpriseシューティング200
DSiポイント
オリジナル

DSiウェア
あそべる絵本 マインド テン任天堂英國風推理ボードゲーム500
DSiポイント
オリジナル

DSiウェア
最強銀星囲碁シルバースタージャパン囲碁500
DSiポイント
オリジナル
9月30日

DSiウェア
The Tower DS 裏路地の二等地に一流ホテルを建設せよ!!編デジトイズ高層ビル経営シミュレーション500
DSiポイント
オリジナル

XBLA
PUZZLE BOBBLE Live!タイトーパズル800
マイクロソフトポイント
オリジナル
9月下旬予定

GA
PMS Vol.3 ラビッシュ ブレイズンシャノンロールプレイングゲーム600
移植[PS]
9月予定

DSiウェア
イラストロジック+日本の昔話ハドソンパズルゲーム500
DSiポイント
オリジナル

VC
バハムート ラグーンスクウェア・エニックスロールプレイング800
Wiiポイント
移植[SFC]

 ※表中の「VC」はバーチャルコンソール、「GA」はゲームアーカイブス、「PCA」はPCエンジンアーカイブス、「XBLA」はXbox LIVE アーケード、「GOD」はゲーム オンデマンド、「FC」はファミコン、「SFC」はスーパーファミコン、「MS」はマスターシステム、「MD」はメガドライブ、「PCE」はPCエンジン、「AC」はアーケード、「UMDDL」は「UMD ダウンロード」、「GW」は「ゲーム&ウオッチ」、「DS」は「ニンテンドーDS」を指します。
 この表は毎週、配信タイトルを追加し、月単位で更新していきます。配信タイトルは当日まで配信が明らかにならないこともあるため、過去に遡って更新することもあります。



英國風推理ボードゲームとして登場のDSiウェア「あそべる絵本 マインド テン」(500DSiポイント)。基本的なルールはシンプルなので、少しプレイすれば誰でも理解できるだろう。手の内を読み合う心理戦が熱い
(C)2009 Nintendo

 今週も様々なプラットフォームにおけるDLCの情報を紹介していく。

ニンテンドーDSiショップ
 DSiウェアとして、9月16日からG.Gシリーズ第3・4弾となるシューティング「G.Gシリーズ Z・ONE」、「G.Gシリーズ Wonder Land」(各200DSiポイント)、コインを使った心理戦が楽しめる「あそべる絵本 マインド テン」(500DSiポイント)、DSiウェア最強銀星シリーズ第2弾「最強銀星囲碁」(500DSiポイント)が配信。

 9月配信タイトルとして、「イラストロジック+日本の昔話」(500DSiポイント)が発表された。

Wiiショッピングチャンネル
 Wiiウェアとして、9月15日から普通では飼うことができないような動物をリビングで飼える「アニマルライフ ~動物ふれあい生活~」(500Wiiポイント、追加コンテンツ1種:100Wiiポイント)、魔法使いとなり冒険しながらプレーヤー自身の知られざる心の姿に気付いていく占星術アクションアドベンチャー「F・O・R・T・U・N・E フォーチュン~星のふりそそぐ丘~」(1,000Wiiポイント)、Wi-Fiスコアランキングも楽しめるペンギンアクション「みんなでとびこめ!ペンギンダイビング フーパールーパー」(500Wiiポイント)が配信。

 「FINAL FANTASY IV THE AFTER YEARS -月の帰還-」のDLCとして9月29日から「真月編」が配信。

 VCとして、9月15日からアクションにアドベンチャー要素が加わったゴエモンと仲間たちの大活劇「がんばれゴエモン3 獅子重禄兵衛のからくり卍固め」(800Wiiポイント)、先ごろ配信された「ドラゴンスピリット」の続編となるシューティング「ドラゴンセイバー(アーケード版)」(800Wiiポイント)、多くのアイテムを駆使しながらダンジョンを進むアクション「ドラゴンバスター(アーケード版)」(800Wiiポイント)が配信。

PlayStaton Store
 GAとして、9月9日から物語に沿ってプレイするストーリーモードや難度の高いトリッププレイ問題に挑むトリックモードなどが収録された「サイドポケット3」(600円)、人気アクションシリーズの「ロックマン」シリーズ第2弾「ロックマン2 Dr.ワイリーの謎」(600円)が配信された。

PS3
 追加アイテムとして、9月10日から「葛城ミサト報道計画」のDLC「ドライブルック【追加衣装ライセンス】」(無料)が、9月17日から「RedFaction: Guerrilla」のDLC「マルチプレイヤーパック」(800円)が配信。14日には「NARUTO-ナルト- ナルティメットストーム」の「ストームパック9」(無料)が配信されている。

 無料体験版として、9月10日から「リトルビッグプラネット体験版」が配信された。

 また、9月15日から、PS3システムソフトウェアバージョン 3.01が配信されている。「アンチャーテッド エル・ドラドの秘宝」をプレイ中に画面が停止する症状が改善されている。

PSP
 UMDDLとして、9月7日から固定のシナリオが存在せず、シナリオジェネレートシステムでシナリオを生成してプレイするRPG「ティル・ナ・ノーグ~悠久の仁~」(3,990円)、「ボンバーマン」と「ボンバーマン'93」にPSPならではの機能を搭載して生まれ変わった「ボンバーマンポータブル」(1,200円)、太平洋戦争を舞台とした戦史シミュレーション「太平洋の嵐~戦艦大和、暁に出撃す~」(3,990円)、大東亜戦争の「もしも…」が楽しめる「大戦略 大東亜興亡史~トラ・トラ・トラ ワレ奇襲ニ成功セリ~」(3,990円)、大戦略VIIシリーズ第3弾「大戦略VII エクシード」(3,990円)、第二次世界大戦中に活躍した兵器が乙女の姿となって登場する「萌え萌え2次大戦(略)☆デラックス」(3,990円)が、9月11日から割れ目、青天井など多彩なルールに対応した本格麻雀「マイコミBEST 麻雀覇王ポータブル 雀荘バトル」(1,200円)が配信された。

 追加アイテムとして、9月11日から「(PW)Project Witch」のDLC「マールメイド服」など4種(無料~450円)が配信。

 無料体験版として、9月11日から「みんなのスッキリ 体験版 第4弾」が配信された。

 PSPシステムソフトウェアバージョン6.00のアップデートが9月10日から開始。フォルダー分類機能の追加、インターネットブラウザーのセキュリティー関連対応などが含まれている。

Xbox 360
 XBLAとして、9月9日からハイスピードアクション「ソニック&ナックルズ」(400マイクロソフトポイント)が配信された。

 追加DLCとして、9月8日から「ドリームクラブ」のDLC「「ゆかた」をいつでも」など7種(240~320マイクロソフトポイント)が、9月17日から「RedFaction: Guerrilla」のDLC「マルチプレイヤーパック」(560マイクロソフトポイント)が配信。

 9月9日に「RedFaction: Guerrilla」を対象としたタイトルアップデートが実施された。このタイトルアップデートによりHDDインストール状態での不具合が解消される。

 無料体験版として、9月11日から「NBA LIVE 10 - 体験版」が配信。

 特定のタイトルが一定期間ディスカウントされるXbox LIVE ゴールド メンバーシップ限定サービス「Deal of the Week」は、9月15日から9月22日まではXBLA「ロードランナー」(1200→800マイクロソフトポイント)が、9月22日から9月29日まではXBLA「Pinball FX」(800→400マイクロソフトポイント)がディスカウント価格で販売される。


●今週の注目タイトル
  G.G.シリーズ Z・ONE

 「200DSiポイントで遊べるゲームらしいゲーム!」をコンセプトに、完全オリジナルの新作タイトルをリリースする「G.Gシリーズ」の1本。開発元は株式会社朱雀。「Z・ONE」は横スクロールタイプのシューティングゲームで、ブロックに阻まれたエリアをショットと自機のまわりを浮遊し、入力した十字ボタンと逆方向に弾を発射する「ポッド」を使って、敵の攻撃を切り抜ける。弾幕系縦スクロールSTGが気になる人は、「Wonder Land」のほうをプレイしてみるといいだろう。

● (C)2009 SUZAK




■ ダウンロードソフトウェアレビュー 

 各ライターが独断と偏見でピックアップしたダウンロードソフトウェアを紹介するコーナー。最新のタイトルから配信済みのタイトルまで、気になるタイトルを紹介していきたい。

■ Xbox Liveアーケード

Rocket Bowl


●開発元: 21-6 Productions 発売元: D3Publisher of America●配信中(2008年9月10日)●価格:800マイクロソフトポイント(1,200円相当)
●プレイ人数:オフライン時 :1~4人、オンライン時 :2~4人●CEROレーティング:A(全年齢対象)



● ボウリングとアスレチックを組み合わせた、新感覚アクションスポーツゲーム

箱庭のようなフィールドをボウリングのボールが縦横無尽に駆け回るという見た目のインパクトは大きい。また、ステージ開始時に流れる女性コーラスの「ローキットボーゥル」の声は一聴の価値あり

 近年、スポーツを題材にしたゲームというと、大抵はサッカーか野球ものになり、次点でバスケットやテニス、ゴルフなどが挙げられる。だが、十数年前まではビリヤードやバレーボール、ドッジボールなどの変わったスポーツが題材になったゲームも少なくはなかった。そんなマイナースポーツゲームの再来を予感させてくれるのが、今回紹介する「Rocket Bowl」だ。

 本作は、ベースこそボウリングのルールを踏襲しているが、独自のシステムが加わったことでボウリングとはもはや別物となっている。ボウリングの持つ爽快感はそのままに、奇抜すぎるほどのゲーム性を併せ持つ本作は既存のスポーツゲームの持つマンネリさからの脱却の可能性を感じることができた。


 基本的なルールはボウリングと同じで、10本のピンが立ち並ぶ中へボールを投げ入れるという行為を10フレーム繰り返す。大きく違うのは、その10フレームが広大なフィールドの中に点在しているという点である。ゴルフのラウンドを思い浮かべていただけるとわかりやすいが、山や谷、池などが配置された起伏や障害物の多いアスレチックフィールドで、各地に点在したコースを回っていくことになるのだ。通常のルールとは違い、フィールドが広いせいもあってか1フレームにつき3投まで行なうことができる。投げたボールは15秒間は慣性に任せて移動し続けるので、目の前のピンを狙わずに遠くのフレームのピンを狙ったり、ピンの向こうにある坂を利用しての多角的なプレイを楽しむことも可能だ。なので、通常は倒すのが困難なスプリットしてしまったピンも、攻める方向を変えることで容易にスペアを取ることができるのだ。

 そのほかにも、投げたボールはスティック操作でカーブを微調整できたり、左右や垂直方向にロケットブーストすることもできる。フィールドに配置されたアイテムを入手すれば、「移動時間の延長」や「ボールのカーブをシャープにする」などのさまざまな効果を得られたりと、通常のボウリングには無い「Rocket Bowl」ならではの要素も満載。

 また、アイテムの中には「スターポイント」を入手できるものもある。このスターポイントはクリア後にクレジットと交換することができ、クレジットを用いれば新たなボールを購入することができる。価格の高いボールは、スピードやパワーの強化やロケットブースト回数の増加などさまざまな特典があるので、ボールの購入は高スコアを叩き出すための必須要素と言えるだろう。ちなみに、通常のピンの中にランダムで配置される「スターピン」を倒すことでもスターポイントは入手できるので、見つけたら積極的に狙っていこう。

現在プレイ中のフレーム以外のピンを倒せば「ワイルドショット」となり、この状態でストライクやスペアを取ればボーナスでスターポイントを入手できるYボタンを押せば俯瞰視点でフィールドを見回し、あらかじめ下見をして戦略を練ることが可能ボールはどれもクセのある性能のものばかり。説明文もかなり変わったものばかりなので、どれを使うかはかなり悩むところだ
ゲームモードは3種類。メインモードである「フリープレイ」のほか、コース専属のコーチと一対一の勝負ができる「チャレンジ」、賞金をかけてCPU5人と対戦する「トーナメント」が用意されている。クレジットを稼ぐにはトーナメントモードがオススメ
ステージ数は全部で11ステージあり、新たなステージを出現させるには前のステージで一定以上のスコアを叩き出さなければならない。また、通常のボウリング場と同じような普通のレーンでプレイするステージもある

 1人用の「シングルプレイヤー」の他にも、オンライン対戦や最大4人までのオフライン対戦が楽しめる「マルチプレイヤー」も用意されている。特にオフライン対戦はコントローラー1つで対戦が可能なため、ゲームの持つ雰囲気やアクション要素と相まってパーティプレイには最適の1本と言えるだろう。

 惜しむらくは、ステージの出現条件が若干難しいという点に尽きる。特に後半のステージはダブルターキー(6連続ストライク)ぐらい取らないと条件スコアに到達しなかったりもするので、慣れないうちはフリープレイで何度も練習しないときついかもしれない。ただ、コンスタントにストライクが取れるようになってくれば、操作の単純さからは想像できないほどに戦略性やアクション性に溢れた奥の深いプレイが楽しめるだろう。1950年代のレトロアメリカン風な独特の雰囲気も心地よく、1人でひたすらプレイするのはもちろん、多人数でワイワイと楽しむのにも向いたハマること間違いなしの1本だ。




(2009年 9月 15日)

[Reported by 木原卓/桃井サカコ(ねこひげ合同会社)]