PCゲーミングデバイスレビュー「ロジクール G402」

ロジクール G402

ローセンシ設定のFPSプレーヤーには間違いなく主力製品に

ローセンシ設定のFPSプレーヤーには間違いなく主力製品に

ディスクは付属しない。「Logicool ゲームソフトウェア」は公式サポートサイトからダウンロードして導入
メイン設定画面。ボタン、センサーの調整ができる
見た目のみの問題ではあるが、LEDライトの点滅具合も調整できる

 「G400S」ゆずりの安定感に、かなり無理をしてもトラッキングが乱れることがないという安心感が加わって、ローセンシ設定のFPSプレーヤーならずとも間違いなく主力装備にできる本製品。加えて言うと、DPI変更ボタンが実用位置になり、DPIシフトボタンも加わったことで、全ボタン数は8。ちょっとした多ボタンマウスとして使えるという面もある。

 全てのボタン動作はLogicool Gシリーズ共通のドライバーソフトウェアである「Logicool ゲームソフトウェア」で設定可能だ。キーストロークにマクロ、各種特殊コマンドまで考えられる限りの操作を各ボタンに割り当てることができるので、例えばDPI切り替え/シフトが要らないプレーヤーなら、サイドの5ボタンをフルに特殊操作に割り当てることもできる。RPGなどなら、よく使うスペルやジェスチャー等を入れておくと、プレイの快適性が上がるのではないだろうか。

 DPI切り替えの設定も柔軟で、感度レベルの数を2~5個に調整可能。範囲は240~4,000DPIで、刻みは80DPI。筆者はいろんなゲームをとっかえひっかえプレイする都合上、感度レベル数を4つ、それぞれ240、800、1,200、1,600と割り当てて使っている。メインで使いまわすのは後者3つで、最小値の240DPIはDPIシフト用の設定だ。これはデスクトップ作業でドット単位の操作が必要なシーンで重宝している。

 こういったマウスの設定は、マウス本体内蔵のオンボードメモリに記憶されるほか、ゲームごとにマクロなどの設定を変えたい場合はPCにプロファイルを保存して使用することもできる。後者の場合、保存できるプロファイル数に制限はない。特定のゲームの起動時にアクティブにするプロファイルを指定することもできる。このあたりの仕様はロジクールのGシリーズマウス共通なので、1度慣れてしまえば末永く便利に利用できる機能だ。「Logicool ゲームソフトウェア」は全体的に使いやすいインターフェイスで、ゲーミングマウス初心者にもオススメできる。

 「G402」は非常に高いセンサー性能のおかげで長く使えるモデルになることは間違いない。FPSプレーヤーの皆さん、店頭などで見る機会があればぜひ手にとって感触をチェックしてみて欲しい。

各ボタンにはキーストローク、マクロ、マウス機能、各種システムコマンドを設定可能
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(佐藤カフジ)