ニュース

「Gran Turismo Sport | LIVE FIA Gran Turismo Championship」開催

いきなり優勝は日本のT.Takahashi選手!

11月15日 発売予定

 ソニー・インタラクティブエンタテインメントは、プレイステーション 4用リアルドライビングシミュレーター「グランツーリスモSPORT」の発表に合わせ、同作を使用した大会「Gran Turismo Sport | LIVE FIA Gran Turismo Championship」を開催した。

【Gran Turismo Sport | LIVE FIA Gran Turismo Championship, Pre-Season Test】

 「グランツーリスモSPORT」はこの日に発表され、11月15日に発売予定ということで未だ誰もプレイした事が無いわけだが、いきなり大会が開催された。参加者はイギリス、アメリカ、ドイツ、フランス、ブラジル、そして日本など世界中のプレーヤーが招かれた。

 予選第1レースではオーバルコースを26周周回しタイムを競うというもので、比較的ゆったりしたコースの中で高速レースが繰り広げられたが、英国のF.Assuncao選手が安定したレース運びで勝利をゲット。

 そして予選第2回目は、なんと日本の東京を舞台にしたコース。2車線の高速道路がコースとなっており、狭い上にトンネルが点在するため視界も悪く、かなりハイレベルな戦いとなった。ここには日本の3選手(Tomibahashi選手、Taneichi選手、T.Takahashi選手)が参戦。狭いコースであるためなかなか追い抜くことも難しいが、2周目で早くもTakahashi選手がトップを奪取。1位から3位までを日本人選手が独占した。何度か順位が変動したが最終的には日本人選手3名共が予選を通過した。

 そして決勝戦「GT SPORTS WorldFinal Nations Cup」は、レース冒頭から急なカーブが連続するトリッキーなコースで、慣れないコースでコースアウトしバランスを崩しハードクラッシュに見舞われる選手もおり、順位が激しく変動。ところがそんな中で圧倒的な実力を発揮したのがT.Takahashi選手。ポールポジションで飛び出して以来、完璧なコース取りと、レースを見ていたプロレーサーのルーカス・オルドネス選手が「メンタルが強い!」と舌を巻いたほどの冷静な走りで最後まで他社を寄せ付けないレース展開で、圧勝となった。

 T.Takahashi選手は大きなトロフィーを頭上高く掲げ何度もガッツポーズを繰り返しながら「Very Happy」と感想を述べた。

 続いてニュルブルクリンクを舞台に行なわれた「Manufacturer FanCup」は一転して荒れたレース展開に。クラッシュが頻発し、順位も変動。レース後に山内氏も「慣れないコースで、みんな練習が足りていなかった」と語ったほど。そんな中、勝利を掴んだのはT.TAKAHASHI&C.MARTINEZ選手。ニュルブルクリンクという長距離コースを周回するレースを制したメンタル面の強さは勝算に値するだろう。

 「グランツーリスモSPORT」を使用した初めてのレースとなったわけだが、どこまでシステム面でe-Sportsをサポートしているのかわからないが、非常に試合が見やすくなっており、e-Sportsを意識した映像作りや、システムが搭載されているのは間違いないだろう。

 発売はこの年末ということで、また楽しみな1作が増えたと言えるだろう。

(船津稔)