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「MHF-G10」、新武器「スラッシュアックスF」先行体験会レポート

初お披露目! 新モンスター「グァンゾルム」も登場

愛知:4月16日開催

東京:4月17日開催

場所:スペースクリエイト自遊空間 BIGBOX高田馬場店

 カプコンは4月17日、スペースクリエイト自遊空間 BIGBOX高田馬場店にて、プレイステーション 3/PlayStation Vita/Wii U/Xbox 360/Windows用オンラインハンティングアクションゲーム「モンスターハンター フロンティアG(以下、MHF-G)」の最新アップデート「G10」先行体験会を実施した。

「MHF-G」運営ディレクター・今村謙介氏
今回の先行体験会で試遊できたハンターのステータスおよびクエスト情報
試遊台では各プレーヤーがそれぞれ4人パーティを組みクエストに出発していた

 今回の先行体験会は、4月21日に予定されている「MHF-G」アップデートの一部コンテンツを体験できるというもので、100人の「MHF-G」プレーヤーを招いて行なわれた。まずは「MHF-G」運営ディレクターの今村謙介氏からの挨拶があり、新武器である「スラッシュアックスF」について解説。「スラッシュアックスFは『モンスターハンター』既存シリーズのスラッシュアックスと比較するとアクションが大きく変わっている」とコメントし、その後に概要説明がなされた。

 スラッシュアックスFとは、「斧モード」と「剣モード」の2モードを変形させることで使い分けて戦う武器で、HRがG級に到達することで初めて解禁される。「斧モード」時は大剣やハンマーといった重めの武器に似た使用感を持ち、一方の「剣モード」時には太刀のような感覚で扱うことができる。また、武器ごとに固有の「属性ビン」が装着でき、これを使うことで大ダメージを与えられる。

 さらに、既存シリーズにはなかった「MHF-G」独自の要素として「地の型」、「天の型」、「嵐の型」でそれぞれが大きく異なる特徴も持っている。「地の型」は、この型のみが使用できる高威力の技「属性解放突き」が使用可能。「天の型」は「抜刀ダッシュ」、「スラッシュ回避」、「受け身」などの技を持ち、機動力に優れる。「嵐の型」は攻守が両立している型で、モンスターの攻撃を「ガード吸収」しながらゲージを溜めつつ、チャンスのときに「光剣モード」へと変形させて大ダメージを与えていくというものだ。

 武器の特徴としては「地の型」が既存スラッシュアックスにもっとも近いように感じたが、「天の型」、「嵐の型」になると使用できる技が別物のように変化するため、間合いや戦術もまったく変わってくる。このあたり、まさしく新武器といったところだろう。

 試遊では、来場したプレーヤーたちが10分という制限時間のなか、4人パーティでデュラガウアを相手に、このスラッシュアックスFの好きな型を試すことができた。とくに「天の型」の抜刀ダッシュや「嵐の型」の光剣モードは見た目にもインパクトがあり、それらを試していたプレーヤーは多かったようだ。

各型の解説。基本となる型が「地の型」で、「天の型」、「嵐の型」がそれぞれ異なる形に進化したものになるようだ
剣を出したまま疾走する「天の型」の抜刀ダッシュ。ランスの突撃にも似ているがこちらはランスよりも小回りがきく
少々わかりづらいかもしれないが、「嵐の型」の光剣が発動中。巨大なレーザーブレード的な感じでかっこいい
「グァンゾルム」挑戦前にキャラクタースペックやクエスト情報などの説明があった

 つづいて、新モンスターである帝征龍「グァンゾルム」の体験へ。今回登場した「グァンゾルム」はこちらも新フィールドとなる「雲見砦」での対決となった。プレーヤーにはGR800以上、GSR999(全武器種)、さらにスタイルは「地の型」、「天の型」、「嵐の型」すべてが選択可能となっているキャラクターが用意され、4人パーティで挑戦することに。

 今回のクエストのマストオーダーは2種類あり、1つは「グァンゾルム」に一定のダメージを与えること。もう1つはもちろん「グァンゾルム」の討伐だ。「グァンゾルム」は、序盤ではおもに炎を吐いたり、咆哮でハンターをその場に足止めして踏みつけてくる。また、周囲にいると暑さによるスリップダメージでハンターの体力を徐々に減らしてくるため、攻撃を受けていなくとも慎重に戦う必要がありそうだ。これは、テオ・テスカトルなどに見られる暑さダメージと同様のものと思ってもらえばいい。

 スリップダメージもそうだが、ブレスをはじめとする炎攻撃にも注意が必要だ。これらの攻撃はただでさえダメージが大きいのだが、スリップダメージを気にせず戦っていると、「グァンゾルム」の攻撃を受けた瞬間に戦闘不能になることも十分有り得る。そのため、回復は適切なタイミングで行なうようにしたいところ。

 また、この戦いでは「グァンゾルム」と共に登場する新モンスターとなる小型の飛竜「エギュラス」の動きにも警戒しなくてはならない。なかでも危険なのは「エギュラス」がこちらに狙いを定めて滞空したときだ。もし、直後の攻撃を受けると「エギュラス」に捕まり、フィールド外へと放り出されて倒されたのと同じ扱いとなってしまう。

 1つ目のマストオーダーを達成すると、「グァンゾルム」は第2形態へと変貌を遂げる。「エギュラス」の攻撃はなくなるが、以後は「グァンゾルム」自体の炎系の攻撃をはじめとする各種攻撃がとても激しいものに変化。とくに上空に浮いてからの広範囲にわたる炎攻撃がほとんど一撃必殺とも言えるほどの威力があり、かなりの脅威となる。

 今回の先行体験では「グァンゾルム」についても10分の試遊だったが、前日に開催された愛知での先行体験会では2パーティが討伐に成功しているというアナウンスがあり、その記録を抜かんと来場者もがぜん盛り上がった。

 しかし、経験のないモンスターであり、一撃で体力のほとんどを奪うほどに強力な攻撃を持つ「グァンゾルム」にプレーヤーは大苦戦。最初に出撃した6パーティは全滅という結果に終わったが、その様子をモニターで観戦していた後続のプレーヤーたちが短時間でその動きをつかんだようで、最終的には25パーティのうち4パーティが討伐に成功し、会場は大きな拍手に包まれていた。

新フィールドの「雲見砦」は高台に位置した地形
「グァンゾルム」に従って戦う「エギュラス」
あまりの巨大さゆえに、通常の近接武器では脚ぐらいしか攻撃できる場所がなさそうだ
あるタイミングで襲ってくる「エギュラス」に掴まれるとフィールド外へ落下。そのまま力尽きたのと同じ扱いとなる
体力を一定量減らすと形態が変化し攻撃方法もより苛烈になる。とくに上空に浮いたあとは要注意だ

 プログラムの最後は「MHF-G」エグゼクティブプロデューサーの杉浦一徳氏と運営ディレクターの今村氏より「G10」アップデートについての説明が行なわれた。内容の詳細については、下記掲載のスライド写真をご覧いただきたい。

 閉会式では、今村氏が「今後も皆さんからのご意見をいただき「MHF-G」をよりよい形にリファインしていきたい」、杉浦氏が「今年はたくさんのハンターさんを増やして面白いゲームにしたい。今後、夏、秋と大きく仕掛けていき『MHF-G』10年目にもっと楽しくなるよう頑張っていく」と延べ、先行体験会を締めくくった。

「MHF-G」エグゼクティブプロデューサーの杉浦一徳氏
G級進化武器。攻撃力の高さに注目
真大蛇ノ剣斧【玲瓏】はスタンビンがついている。剣モード時にモンスターの頭部を攻撃することでスタン値が蓄積するようだ
ビンによって特性が変わるスラッシュアックスF。どのビン効果がついているか製作前に確認しておきたい
「プレミアムコース」無料開放の予定も発表された。休眠ハンターにはうれしい報せだ
「グァンゾルム」の基本情報も公開
「グァンゾルム」については、ほかにもコンセプトや世界観的な部分も語られた
「グァンゾルム」防具の性能。剣士、ガンナーともに新スキル用のスキル値「贅撃」がついている
新スキル「贅撃」の解説。攻撃力が高まる代わりに切れ味やビン消費量が多くなる
「MHF-G」の各種リファイン情報も公開された。HRまわりのリファインはかなりの英断といったところか
一問一答コーナーも用意されていた。コラボレーションの土下座や「●●●●み」の意味するところが気になるところ。カンのいい人は気づいていたようだったが、これ以上の情報は明かされなかった
ネットカフェ関連の新情報も公開。GWキャンペーンのNポイントの多さに会場もざわめく
最後には「ナルガクルガ」の動画が、ほんのわずかな時間だが公開された

(泊 裕一郎)