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グリーとHTC、日本国内におけるバーチャルリアリティの業務連携で合意

3月10日発表

 グリーとHTCは、日本国内におけるバーチャルリアリティ(以下、VR)の業務連携で合意したことを発表した。両社は今回の業務連携を通じて、国内のアミューズメント・レジャー施設(テーマパーク・アミューズメント施設・カラオケ・ショッピングセンター等)に、VR体験の提供を共同で推進していく。

業務連携のイメージ

 グリーは2015年よりVR事業に本格参入しており、東京ゲームショウ2015ではグリー初のVRコンテンツの謎解き脱出ゲーム「サラと毒蛇の王冠」を出展した。11月にはVR開発専門スタジオ「GREE VR Studio」を設立し、スマートフォンアプリ「シドニーとあやつり王の墓」をリリースしている。5月10日には、VRをテーマにしたカンファレンス「Japan VR Summit(JVRS)」を開催予定。

 HTCはValveと共同でVRシステム「HTC Vive」を開発しており、日本でも4月5日より順次発送予定で、価格は111,999円(税別)。HTCはヘッドマウントディスプレイに加え、ルームスケールの測定を行なうセンサーステーションがセットになっており、最大5m×5m四方の空間を「HTC Vive」を装着した状態で自由に動くことができる。

 両社の業務提携により、高価なシステムを購入せずにVR体験が可能な施設が日本各地のアミューズメント・レジャー施設に設置されることが期待できる。今後の展開に注目したい。

(勝田哲也)