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「ドラゴンクエストビルダーズ」繁体中文版が初公開！
藤本Pと白石APのビルドコンテストは途中から破壊コンテストに!?
（2016/2/1 00:00）
- 1月29日～2月2日開催
- 会場：台北世貿一館
スクウェア・エニックスが1月28日に日本で発売したばかりのPS4/PS Vita向けブロックメイクRPG「ドラゴンクエストビルダーズ アレフガルドを復活せよ」。体験版の出来の良さと、新宿駅をジャックするなど発売前に実施した様々なプロモーションが奏功し、ゲームショップでは売り切れが続出する人気となっている。
Taipei Game Showでは、SCETブースにおいてステージイベントが実施され、「ドラゴンクエストビルダーズ」プロデューサーの藤本則義氏、アシスタントプロデューサーの白石琢磨氏、宣伝担当の村上洋平氏の3人が登壇し、Taipei Game Show特別版の「ビルダーズスクール」が行なわれた。
本作の中文版は、2015年9月、東京ゲームショウのアジアセッションで正式発表され、それ以来の情報公開となる。発売日情報に加え、待望の中文繁体字版が短い時間ながら公開され、セーブデータも共通のため、日本語版から引き継ぎプレイも可能なことが発表され、来場の「ドラクエ」ファンを喜ばせた。
イベントでは、この3人に加え、「ドラクエ」ファンとして知られる台湾の芸人「納豆」さんが参加し、前半では納豆さん自身が体験版を手慣れた手つきでがつがつプレイし、その後、「ドラクエビルダーズ」らしいバトルということで、メルキドの最終戦となるゴーレム戦を白石APがプレイした。
ゴーレムは、高々とした石壁で囲われた立派なメルキドの街に攻め込み、ジャンプで大移動を繰り返しては岩石を投げ、城壁を破壊していく。主人公はこの投石行為を、メルキドシールドで防ぎ、防いだ石が当たってふらついたところを、ゴーレムの足元に魔法の玉（爆弾）を置いてダメージを与えていくという、「ドラクエビルダーズ」らしい凝ったバトル。
緊張しているためか序盤こそやられ放題だったが、中盤以降は勘を取り戻したのか、メルキドシールドで岩石を防ぎ、ふらつきを狙ってゴーレムに確実にダメージを与えていく。もうすぐ撃破かというところで、設置した魔法の玉をうっかり斬り付けてしまうという痛恨のミスを犯して爆死してしまう。格好悪い結末となってしまったが、「ドラクエビルダーズ」らしいバトルを見せることには成功したと言えそうだ。
イベント後半は藤本氏と白石氏のフリービルドモードでビルドコンテストが行なわれ、ビギナーを唸らせるような見事な上級者プレイを披露してくれた。制限時間15分で即興で建物を作り、来場者の拍手で勝敗を決めるというルール。
白石氏が取り組んだのは、スライムハウス。初代「ドラゴンクエスト」をモチーフにしている「ドラクエビルダーズ」にふさわしく初代のスライムをモチーフに、巨大なスライムの形をした家が作られていった。正面から見ると、見上げるほど巨大なスライムが描かれ、その裏は居住スペースになっている。白石氏は作っては壊すことを繰り返しながら、見事なスライムハウスを作り上げていった。
一方、藤本氏は、「ドラクエ」ファンならすぐピンとくる世界樹の木をデザイン。木目のブロックを積み上げ、一定量積み上げたあとは枝を伸ばし、先端に木の苗を植えていく。手慣れた手つきでどんどんブロックを積み上げ、過去のシリーズで登場したような立派な世界樹の木がデザインされていった。最終的には人が登れるようにハシゴと小部屋が作られ、小部屋にはベッドとなぜか墓を配置した。
非常に凝ったデザインの世界樹だが、問題なのは地味なことだ。見るだけで楽しくなる白石氏のスライムハウスの完勝かと思いきや、藤本氏には秘策があった。完成した世界樹の木に登り、苗木に粉を振りかけることで、花咲かじいさんのように立派な樹木が育ち、見事な世界樹の木が完成した。
白石氏は、これを見て、藤本氏からコントローラーを奪うと、するすると木に登り、別の粉を振りかけて木々を桜の木に変えていった。敵に塩を送る上司想いの行動かと思いきや、木を降りるとどんどん爆弾を仕掛け、根元から世界樹の木を破壊してしまった。これには来場者も爆笑。
藤本氏は仕返しに、スライムハウスの正面に大砲を並べ、砲弾でスライムハウスを破壊。スライムの真ん中にぽっかり穴が空き、両者反則負けという結果に。建物を作るだけでなく、壊す楽しさもあるのが「ドラクエビルダーズ」というわけだ。
締めくくりとして、「ドラクエビルダーズ」の中文版は4月28日に発売予定で、中文版の実機映像も披露された。台湾を含むアジア地域で本作がどのような評価を受けるのか楽しみだ。
