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「バイオハザード0」レベッカ新コスチュームが2種登場

新エクストラゲーム「ウェスカーモード」やクリーチャーも

1月21日 発売予定

価格:
3,694円(PS4/3/Xbox one/Xbox 360/PCダウンロード版、税別)
3,700円(Xbox Oneダウンロード版、税別)
CEROレーティング:C(15歳以上対象)

 カプコンは、PS4/PS3/Xbox One/Windows用サバイバルホラー「バイオハザード0 HDリマスター」の新情報を公開した。「バイオハザード0 HDリマスター」はシリーズの原点となるPS版「バイオハザード」で描かれた「洋館事件」の前日譚にあたる物語で、すべての発端が語られる。

 今回発表されたのは、新コスチュームと、新エクストラゲーム「ウェスカーモード」、そして新たなクリーチャーなど。新コスチューム「S.T.A.R.S. 1996」はPS版「バイオハザード」のレベッカコスチュームをモチーフにしたもの。「S.T.A.R.S. Prototype」は2002年に発売されたプロトタイプ版「バイオハザード0」でレベッカが着ていた制服をモチーフにしたものになっている。

新コスチューム

「S.T.A.R.S. 1996」

 1996年に発売されたPS版「バイオハザード」に登場したレベッカのコスチュームをモチーフにしたもの。バンダナに目が行きがちだが、制服そのもののデザインや素材感も、標準のコスチュームとは異っている。バックルなどの細部に目を凝らすほど違いがハッキリするだろう。

【S.T.A.R.S. 1996】

「S.T.A.R.S. Prototype」

 2002年、「バイオハザード0」に先立って発売されたプロトタイプ版「バイオハザード0」のレベッカの制服をモチーフにしたもの。ベレー帽に加えて「バイオハザード」登場時のジルのような厚めのショルダーパッドが印象的だ。なおプロトタイプ版「バイオハザード0」は開発が中止され、オリジナル版「バイオハザード0」へと生まれ変わることになるが、プロトタイプ版の映像は公式サイトの「デベロッパーズダイアリーPart2」で見ることができる。

【S.T.A.R.S. Prototype】

「ウェスカーモード」

 新たに搭載される「ウェスカーモード」は、本編クリア後に楽しめるエクストラゲーム。圧倒的なパワーで敵をなぎ倒すウェスカーモードは爽快抜群。本編とは異なるもう1つの「バイオハザード0」となる。

【ウェスカーモード】

新クリーチャー

・「ラーカー」

 Lurker t-ウィルス研究の初期段階では投与に最適な生物種を選別するため、さまざまな種がサンプルに用いられた。ラーカーはその際に両生類のサンプルとして選ばれたカエルをベースとした試験的B.O.W.で、人間を丸呑みにできるほどの巨大な体躯と捕食用の強靭な舌を獲得している。明度によって機能が左右される視覚は退化し、眼球の存在したスペースまでもが中耳腔となり、獲物の接近を察知する鋭敏な聴覚へと発達させている。

 t-ウィルスによる変異が単純な巨大化に止まるケースの多い節足類に比べ、カエルへの投与では巨大化に加えて索敵機能と捕食機能の向上が見られた点が評価されたが、脳が原始的過ぎるため制御は不可能で、特に近づいたあらゆる物体を見境なく捕食対象とする点が致命的欠陥とみなされ、実用化研究は見送られた。

【ラーカー】
近接距離で舌攻撃を受け、ラーカーに呑みこまれてしまうと援護なしでは脱出できない。単独行時には即死となる

・「エリミネーター」

 多数の哺乳類にt-ウィルス投与実験を重ねて選別し、つくりあげられたB.O.W.。知能の高い大型の真猿類を素体としているため簡素な命令であれば指示通りに遂行する事ができる。知能が残存していることから、単純にウィルス感染した人間(=ゾンビ)とは異なり、ウイルス侵食下でも脳の神経伝達が殆ど阻害されることなく安定しているものとみられる。身体、筋力の面でもウィルスの代謝促進機能が有効に働いており、裂けた外皮からのぞく剥き出しの筋組織は、それが信じがたいレベルで急激に増強されたことを示している。

 一定以上の完成度を示したエリミネーターだが、それでも量産化に踏み切るには能力が不足しているとの判断が下された。この後、B.O.W.開発は更なる発展、性能を求めて遂には人間をベースとした非人道的な研究へと移行していくこととなる。

【エリミネーター】
攻撃力こそ大型B.O.W.に一歩譲るものの、俊敏性を活かした攻撃と、獲物への執着は侮れない

・「ハンター」

 アンブレラが開発したB.O.W.としては性能とコストの両面で最も成功したと思われるモデル。競合社による類似モデルも含め、さまざまな派生型も存在する。硬いウロコ状の皮膚と鋭い爪、そして人間をはるかに超える運動性能と命令遂行に最低限必要な知能を備えており、コンセプトであった「対ウィルス装備を備えた兵士との戦闘」への要求スペックを十分以上に満たしている。

 B.O.W.研究において、人間を素体にした場合にはt-ウィルスによる過度の大脳新皮質侵食により知能を失ってしまう事が課題であったが、ハンターはウイルス投与による形質変化の後、本能的旧脳しか持たない下等生物(詳細は不明だが、外見から爬虫類と推察される)の異種遺伝子を組み合わせることで脳機能を補い、制御性を高めているものと思われる。

【ハンター】
耐久力と敏捷性、攻撃力を兼ね備えたハンター。鋭い爪による一薙ぎが脅威

・「プロトタイラント」

 究極のB.O.W.を目指して開発が進められたタイラント。タイラントは圧倒的な戦闘能力と命令を遂行する知能を兼ね備え、人間ベースのB.O.W.の完成形として洋館事件以降には量産にも成功する事となる。

 レベッカが遭遇するプロトタイラントは、思考能力の発達不全から完成を目前にしながら育成中止が決定されており(t-ウィルスの作用が強すぎた物と考えられる)、廃棄処分を受けた個体である。脊椎が露出するほどに外皮の腐敗が進んでいる箇所もあるが、身体機能や耐久力では実用化に至ったタイラントに遜色ないようだ。槍のように巨大な右腕の爪に加えて、左手にも形状変化の兆候が見られ、量産型タイラントが生命危機に瀕した際に移行する暴走モード(スーパー化)に近い、不安定な状態ながら非常に高い攻撃力を有する。プロトタイラントは完成品以上に「タイラント=暴君」の名にふさわしい“むき出しの凶暴性”を有している。

【プロトタイラント】
禍々しい外見にふさわしい攻撃力と凶暴性のプロトタイラント

(クラフル)