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夢が実現! 映画での“30年後の未来の日”に、実際に走るデロリアンが登場
「バック・トゥ・ザ・フューチャー」30周年記念に、リサイクル燃料で走行!
(2015/10/21 19:52)
日本環境設計とNBCユニバーサル・エンターテイメントジャパンは、映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」30周年を記念して、映画に登場するタイムマシン「デロリアン」を走らせるイベント「FUKU-FUKU×BTTF Go!デロリアン走行イベント」を、お台場のアクアシティで開催した。
イベントが開催された2015年10月21日は、「バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2」で“30年後の未来”として描かれている。映画での30年先の未来とされていた日、そしてタイムマシン“デロリアン”が到着した16時29分に実際に、デロリアンを走行させよう、というのが今回のイベントだ。
イベントの司会には映画評論家の有村昆氏、そしてゲストに映画の公開された1985年から2015年まで30年現役プロ野球選手として活躍した元中日ドラゴンズの山本昌氏、野球解説者の山﨑武司氏が登壇し、映画の思い入れや、デロリアンへの想いを語った。10月21日は「バック・トゥ・ザ・フューチャー トリロジー 30thアニバーサリー・デラックス・エディション」の発売日でもあり、映画の中での2015年のシーンなども紹介された。
今回のイベントの目玉であるデロリアンは、「FUKU-FUKU×BTTF Go!デロリアン走行プロジェクト」の根幹をなすものとして制作されたもの。日本環境設計の代表取締役社長を務める岩元美智彦氏は、「バック・トゥ・ザ・フューチャー PART1」のラストシーンで、デロリアンがゴミをエネルギーとして走るシーンに感動し、「いつかゴミをエネルギーに変える世界を実現させ、未来にデロリアンを走らせよう」という夢を抱き、日本環境設計を設立したという。そして夢を実現すべく、アメリカのユニバーサル・エンターテイメントに話をし、今回のプロジェクトを実現させたのだ。
今回のイベントのデロリアンは、日本環境設計の「衣料品からバイオエタノールを生産する技術」などを使って作られた燃料で動く。このデロリアンは8月から日本全国を回っており、使わなくなった衣料品を回収している。その燃料でデロリアンは走るという。今回は劇中と同じように車体後部に取り付けられた小型原子炉「Mr.FUSION(を模したオブジェクト)」を開けて、Tシャツを中に詰め込み、カーレーサーでもある山﨑氏がハンドルを握って実際に走行させた。
今回のイベントではたくさんの参加者が訪れており、デロリアンが走った際には大きな歓声が上がった。デモンストレーション走行のためガルウィングのドアを開けて走行だったが、岩元氏の“夢の実現”の瞬間でもあり、デロリアンが実際に走るという姿はグッとくるものがあった。スーパーカーを所有する山本氏、山崎氏も「このまま外を走りたい」とコメントし、乗り心地の良さを語った。
映画そのままのデロリアンは、外装、内装も含めてとても見応えがあった。バック・トゥ・ザ・フューチャー」30周年イベントは今後も様々なものが予定されており、「FUKU-FUKU×BTTF Go!デロリアン走行プロジェクト」でこのデロリアンは12月まで全国を回り、使わなくなった衣料品の回収を呼びかける。イベントでこのデロリアンを間近に見たい方は、プロジェクトのページを参照して欲しい。