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デル、Inspironシリーズにゲーミングモデルを新設
ゲーミングにフルコミットした27インチG-Sync対応QHDモニターも発表
(2015/10/6 14:34)
デルは10月16日、都内でコンシューマー向け新製品発表会を開催し、デルブランドとしては初となるゲーミングモデルを含む13機種32製品および、ゲーミングモニター1製品を発表した。発売時期は10月6日以降順次を予定。ゲーミングPC「New Inspiron 15 7000」シリーズの発売日は、10月16日を予定し、価格は119,980円より。27インチゲーミングモニター「S2716DG」は10月27日発売予定で、価格は79,980円。
デルは、法人向け、個人向けの両方でコストパフォーマンスに優れた多彩なラインナップを誇るPCメーカー。個人向けについては、近年、量販店向け、ノートPCモデルを拡充し、ハイスペックモデル「New XPS」シリーズ、「New Inspiron」シリーズの2つのブランドで展開している。
今回発表された秋冬モデルもノートPCが過半数を占め、13機種、32製品のすべてにWindows 10 Home 64bitとSkylake世代のCPUを採用していることが最大の特徴となっている。
そして今回のラインナップで注目されるのは、新たにゲーミングモデルが追加されたことだ。デルは、“宇宙最強のゲーミングPC”で知られるゲーミングブランド「ALIENWARE」を展開しており、デル独自のブランドではゲーミングモデルを展開していなかった。
製品説明を担当した添田貴嗣氏によれば、ALIENWAREは、尖ったイメージやハイクオリティを追求するあまり、価格設定も高くなってしまい、欲しくてもなかなか手が届かないという側面があったという。今回デルでは、そういった層に対してアピールできるデルの強みであるコストパフォーマンスを重視したゲーミングモデルを展開できないかということで企画されたモデルとなる。
初のゲーミングモデル「New Inspiron 15 7000」は、長時間のゲームプレイに耐えるべく2基のクーリングファンを搭載するために、新規筐体を採用しており、筐体カラーはブラックに加えてレッドも用意。いずれもマットな感触で、汗をかいてもべたつきにくいなど、随所にゲーミングが意識されている。
スペック的には、ALIENWAREほどのハイエンド性能は追求していないものの、CPUに第6世代Core i5プロセッサー、GPUにGeForce GTX 960M、ストレージに8GBのフラッシュメモリを搭載したハイブリッドHDDを搭載するなど、現行のPCゲームはしっかり動作するスペックを確保。光学ドライブは非搭載。OSはWindows 10 Home 64ビットで、価格は119,980円。当面の間は店頭での取り扱いは行なわず、直販のみとなる。
添田氏によれば、デルのゲーミングモデルは、「New Inspiron 15 7000」に留まらず、今後様子を見ながら、よりハイスペックなXPSシリーズやデスクトップにも広げていきたいという。
もうひとつの目玉製品となったのが、27インチのゲーミングモニター「S2716DG」。デルのモニターは、エントリーモデルからハイエンドモデルまで、PCメーカーとしては異例なほどの充実したラインナップを誇るが、デルブランドのPCと足並みを揃えるようにゲーミングモデルを置いていなかった。
デル初となるゲーミングモニター「S2716DG」は、ゲーマーが求める「G-Sync対応」、「144Hzリフレッシュレート」、「応答速度1ms」の3点をもれなく揃え、サイズは27インチ、表示解像度は2,560×1,440を確保している。
PCゲーマーにとって必須機能となっているディスプレイ同期テクノロジー「G-Sync」を搭載しつつ、Display Portに加えてHDMI端子も備えているところが大きな特徴で、これにより用途をPCゲームに加えて、PS4やXbox Oneといったコンソールゲームにも広げることができる。
本日10月6日より、先行予約販売を開始する。取り扱いはヤマダ電機、ツクモ電機、ヨドバシカメラ、Amazonなどデルのパートナーストア各社。発売日は10月27日で、価格はオープンプライスで、実売価格はデル直販価格と同等の79,980円前後を予定。