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「Xbox One 大感謝祭 2015 東京」、ステージイベントレポート
神谷氏の解説で、「Scalebound」の多彩な新要素が明らかに
(2015/9/26 19:20)
日本マイクロソフトは9月26日、品川のクラブexにて、「Xbox One 大感謝祭 2015 東京」を開催した。このイベントではXbox Oneの最新タイトルが集結し、ユーザーは様々なタイトルをプレイすることができた。
会場ではニコニコ生放送で中継が行なわれ出展タイトルや今後の注目タイトルなどが紹介された。今回の大きな目玉となったのはプラチナゲームズが開発する「Scalebound」。会場のステージでは、プラチナゲームズの稲葉敦志氏、神谷英樹氏、プラチナゲームズのジョーン・ピエール・ケラムス氏が登壇し、本作のデモプレイと、ゲーム要素の紹介が行なわれた。
「Scalebound」は、若者「ドルー」が、異世界“ドラコニス”に迷い込みその世界での種の最後の生き残りであるドラゴンの「トゥバン」に出会い、2人は力を合わせて戦っていく。神谷氏は10年くらい前から「ドラゴンが出るゲームを作りたい」と思っており、「ベヨネッタ」を制作する前から本作の原型となるアイディアを暖めていたとのことだ。
この後デモプレイに神谷氏が解説を行なうという形でゲームの紹介が行なわれた。神谷氏は本作が「アクションRPG」であることを重ねて強調した。神谷氏はアクションゲームを手がけることが多いが、「Scalebound」はRPGであり、様々な要素を盛り込んでいるという。稲葉氏は特にフィールドは他のゲーム以上に広大なものになっていると語った。
主人公であるドルーは右腕がドラゴンのようになっており、この腕によりドラゴンのトゥバンと命を共有した形になってしまい、2人は力を合わせることとなる。神谷氏が手がける主人公はヒーローをテーマに、超人的な能力を持っている者が多いが、本作のドルーは普通の青年であり、ドラゴンと繋がるという運命の中でどう戦っていくか、というのを描いてみたいとのことだ。
イベントの前半は8月に公開されたトレーラーと同じ場面でのデモだったが、より細かくゲーム要素が明らかになった。プレーヤーはドルーを操作するのだが、トゥバンは自律的に動き、周囲の敵を攻撃する。プレーヤーは「あいつを狙え」、「ドルーを守れ」といった簡単な命令を出すことができる。ドルーはトゥバンの力の一部を持っており、ドラゴンの腕から光弾を発射して攻撃したり、トゥバンを癒やすこともできる。
巨大な敵はトゥバンがメインで戦っていくこととなる。プレーヤーはドルーとして巨大な存在同士が戦っている戦場で、トゥバンの戦いをサポートする。敵の攻撃を止める地雷を使ったり、敵に飛び乗り関節の弱いところを攻撃し、体の一部を切断することも可能だ。
トレーラーでは描かれなかった部分も明らかになった。入り組んだ地形ではトゥバンの大きな体では入れないため、場面によってはドルー1人で戦わなくてはいけなくなる。ドルーは剣の他、弓などの武器も使う。弓は矢の数に制限があり、街で購入して使う。矢には複数の種類があるという。また敵を倒すと通貨となるアイテムが手に入るのだが、トゥバンの攻撃ではこのアイテムが出現しなくなってしまうので、時には「攻撃するな」という命令も有効とのことだ。
さらに「4人での協力プレイ」も紹介された。実際のプレイはなかったが、本作では仲間を募り、ドルーとトゥバンが4組揃って強大な敵に立ち向かうことができるとのことだ。「非常に派手で見応えのある戦いになる」とのことで、こちらにも期待したい。さらに村などの冒険の拠点、大剣や槍といったドルーの武器、ドラゴンの進化によるカスタマイズ要素、ダンジョンの存在など、様々な新情報が明らかになった。
※[お詫びと訂正]
ジョーン・ピエール・ケラムス氏の所属について誤表記がありました。ケラムス様、プラチナゲームズおよび関係各社の皆様にご不快な思いをさせてしまい誠に申し訳ありません。ここにお詫びして訂正いたします。