「三國志」シリーズ30周年！　まさかのビッグサプライズ「三國志ツクール」！

シブサワ・コウ氏の登壇とビッグなゲストの登場で、ステージは意外な展開に!?

　今年でシリーズ誕生30周年を迎えた歴史シミュレーションゲームの金字塔「三國志」シリーズ。最新作「三國志13」が発表されたことは記憶に新しいところで、東京ゲームショウ 2015のコーエーテクモゲームズブースに集まった取材陣の誰もが、最新作「三國志13」に関する情報が詳しく語られるものだと思っていただろう。

武将の名前が「プレイステーション 4」？　その他の勢力も「三國志」シリーズでは見られない独特な名称だ

　「三國志」シリーズのゼネラルプロデューサーを務めるシブサワ・コウ氏と、最新作「三國志13」プロデューサーの鈴木亮浩氏が登壇すると、何やら「三國志」の武将名が「プレイステーション 4」や様々なゲームハードになっている謎の画面が映し出され、会場はどよめきに包まれた。

　そこに、エンターブレイン代表取締役兼KADOKAWA・DWANGO取締役の浜村弘一氏が登場。この画面は、なんとコーエーテクモゲームスとエンターブレインの共同開発で実現した新作ゲーム「三國志ツクール」であることが語られた！

　誰もが夢見た「オリジナルの武将、オリジナルの勢力抗争」が、「三國志」のシステムと「ツクール」の創作性をもとに実現可能となるのだ！

　「三國志ツクール」は、「三國志II」のシステムをベースに「ツクール」のエディット性を取り入れ、操作性の改善やグラフィックの向上を行なった作品。上記のような武将名の変更はもちろんのこと、マップや戦利品の設定も自由に行なえる。日本の戦国時代の武将を「三國志」の世界に登場させる……といったifの歴史を創作することも可能だ。

　また、収録されている武将のイラストは、過去の「三國志」シリーズに登場したキャラクターやコーエーテクモゲームスの別作品のキャラクターなど多彩。さらには、持参した画像データや写真を武将イラストとして使用できる機能もあるようだ。

エディット例として、浜村氏がコーエーテクモゲームス勢力とファミ通編集部勢力を公開。武力や忠誠といったパラメータが、妙に生々しく感じる……

　発売日や機種こそ発表されなかったが「三國志ツクール」は現在も鋭意制作中とのこと。

最新作「三國志13」のキーワードは、「人間ドラマ、スペクタクル、ダイナミズム」！

　なお、シリーズ最新作「三國志13」の発売日は12月10日、対応機種ははPS4、PS3、Xbox One、WindowsPCとなった。新システムの詳しい紹介や実機プレイについては、コーエーテクモゲームスブースにて20日に公開予定とのこと。

　「これぞ三國志、シリーズ集大成」と語るシブサワ氏、鈴木氏の30年分の意気込みやノウハウがたっぷりと詰まった傑作であることは間違いないだろう。30周年を迎え、今なおファンに愛され続けるシリーズ「三國志」。今後も驚きの新展開やコラボレーションがあるかもしれない。続報に期待したい！