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米NVIDIA、Tegra X1搭載のゲームコンソール「SHIELD」の発売を開始
500GB搭載の上位モデル「SHIELD Pro」も発売。日本発売は未定
(2015/5/29 16:15)
米NVIDIAは、3月のGDC 2015で正式発表したAndroidベースのTegra X1搭載ゲームコンソール「SHIELD」の販売を開始した。価格は16GB搭載モデルで199ドルより。日本での発売は未定としている。
「SHIELD」は、今年1月に正式発表された最新最速のSoC「Tegra X1」をいち早く搭載したNVIDIA独自のゲームコンソール。OSはAndroidベースで、4K/60fpsのデコードにも対応し、内蔵のH.265デコーダにより、4K解像度の映像を60fpsで再生する機能を備えていることが大きな特徴となっている。
ゲームコンソールとしての機能は、無数のAndroidゲームが遊べるだけでなく、50タイトル以上にも及ぶSHIELD対応タイトルや、SHIELDの大きなウリとなる「NVIDIA GRID GAME-STREAMING SERVICE」を使ったクラウドゲーミングサービスが利用できる。仕様上は1080p/60fps、遅延は150ms以下におさえ、「ウルトラストリートファイターIV」のような格闘ゲームや、「Borderlands: Pre-Sequel」のような激しいFPSタイトルも含めて楽しむことができる。
今回発売が開始された「SHIELD」は、通常モデルとProモデルの2タイプ。通常モデルは16GBのストレージ、Wi-Fi搭載で199.99ドル。30ドル分のGoogle Playクレジットと、30ドル相当の3カ月分のGoogle Play Musicの利用権がバンドルされる。上位モデルとなる「SHIELD Pro」は、500GBのストレージ、Wi-Fi搭載で299.99ドル。上記60ドル分のプロモーションに加えて、30ドル分相当の「Borderlands: The Pre-Sequel」がバンドルされる。なお、「SHIELD Pro」のみ発売開始は6月3日となる。
同時発売のアクセサリーは、いずれも既発表のリモコン「SHIELD REMOTE」、縦置きスタンド「VERTICAL STAND」、そして「SHIELD Tablet」と同デザインの「SHIELD CONTROLLER」の3点。価格は「SHIELD REMOTE」が49.99ドル、「VERTICAL STAND」が29.99ドル、「SHIELD CONTROLLER」が59.99ドル。
今回発売が開始された地域は北米(米国、カナダ)のみで、その他の地域の発売予定は現時点では未定となっている。日本では、昨年、「SHIELD」のタブレット版となる「SHIELD Tablet」をリリースしているだけに、「SHIELD」の発売も期待される。正式発表を心待ちにしたいところだ。