【スマホアプリ今日の1本】麻雀牌で“脱法パズル”？ 揃える爽快感がクセになる「土竜」

いかにもアングラな印象を受けるワンシーン。主人公は父親の消息を知るため情報を集めているようだが……

プレーヤーを助けてくれる「協力者」。パズルゲームのプレイ時に有利な効果を得ることができる貴重な存在だ

「ガールフレンド（仮）」や、「ウチの姫さまがいちばんカワイイ」、「ミリオンチェイン」など、可愛い系のゲームを多くリリースしているサイバーエージェント。しかし今回紹介するiOS/Android「土竜（もぐら）」は、それらとはうって変わった、劇画調のスタイリッシュなビジュアルとアンダーグラウンドな雰囲気に満ちた3マッチパズルゲームだ。

　本作のストーリーは、日本各地にいる土竜と呼ばれる雀士たちを麻雀で戦い倒していくというもの。ただし、ゲーム内では本当の麻雀ではなく、麻雀を題材としたパズルゲームをプレイすることになる。

　この「土竜」、普通の3マッチパズルゲームとは少々毛色が異なり、ブロックのデザインに麻雀牌を採用している。また、画面上部には既に役が揃った状態となった14枚の麻雀牌も表示されている。ゲーム中は色分けされた麻雀牌で3マッチパスルをプレイしていくのだが、特定の麻雀牌を消すと対応する画面上部の麻雀牌も点灯し、それが14個すべて揃えば役が成立、その内容に応じて点数が獲得できるという仕組みだ。

　操作は簡単で、マンズ、ピンズ、ソーズなど同じカテゴリ（図柄は問わない）の麻雀牌をスライド操作して、タテまたはヨコに3個以上つなげて消していくだけ。4個以上の麻雀牌を同時につなげて消した際には特殊なデザインの麻雀牌が出現し、それを消せば一気に麻雀牌を消すことができるなど、一発逆転の要素を秘めたゲーム展開も味わえる。

　麻雀が題材ということで麻雀未経験者には手を出しづらい印象もある本作だが、麻雀部分については演出となっており、プレイに麻雀の知識は一切不要。普通の3マッチパズルゲームの感覚で終始遊ぶことができるので安心だ。麻雀牌を消しているだけで高得点の役がガンガン揃っていくため、多少でも麻雀を遊んだ経験がある人なら、よりゲームを楽しめるはず。

　また、音による演出も秀逸だ。実際の麻雀でも麻雀牌がぶつかる音はゲームを盛り上げる重要なファクターだが、本作の麻雀牌を動かすときもコツコツと小気味よい音が響き、耳に快い。BGMも世界観にマッチしたダークな雰囲気があふれ、いつまでもプレイできてしまう。このあたり、本作が「脱法パズル」と銘打たれている所以だろう。

　なお、本作にはランキング機能が用意されており、各ステージには3位までの高得点獲得者が表示される。プレイの助けとなる各種アイテムや、協力者と呼ばれるキャラクター（美女ばかり!?）を使いこなし、それらに挑戦してみるのもまた一興だ。1プレイの時間は短いのに、その爽快感からなぜかやめられない「土竜」。あなたもこの「脱法パズル」の世界に、足を踏み入れてはいかがだろうか。

ステージ開始時に使用するアイテムや協力者を選べる。難易度の高いステージはこれらを使って有利に立ち回ろう

勝利条件はステージによってさまざま。なかには特殊な条件が設定されているステージもある

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