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【スマホアプリ今日の1本】親子で遊べる「めちゃイケ」ゲーム「めちゃギントン」

対象を子供に絞って独自にアレンジ。「おならたいかい」などフジテレビらしいテーマも採用

11月7日 配信

ダウンロード:無料

利用料金:無料

ビジネスモデル:アイテム課金制

「けむり」や「くるま」といったお題に対し擬音で答えるゲーム。本作では該当するボタンをタップする

 フジテレビ系列で放送中の番組「めちゃ×2イケてるッ!」の1コーナーとして人気を博している「めちゃギントン」。「ネコ」なら「ニャーニャーニャー」といったように、リズムにあわせて「お題」に対する「擬音」を答えるというゲームで、様々なお題に対して即座に反応できる反射神経と臨機応変さが問われる。

 番組内では出演者が順番にお題を出し合ってその様子を楽しむことができるのだが、この度自分が「めちゃギントン」に参加できるゲームアプリ「おやこであそぼう めちゃギントン」がiOS/Android用に配信された。

 「おやこであそぼう めちゃギントン」は、番組中の「めちゃギントン」をスマホアプリとして持ち込み、お題に対する答えをリズム良くタップすることで進めていくリズムゲームアプリとなっている。音楽は番組そのまま、また「めちゃイケ」メンバーのボイスも収録されており、番組と同じような雰囲気で遊べるという点で、「めちゃギントン」をかなり再現していると言える。

 本作はタイトルからもわかる通り知育アプリとしての側面を強く打ち出しており、選択できるお題のテーマの中には3歳以上、5歳以上といった簡単なものが用意されている。一方で実際に放送されたお題がアプリと連動して逐次追加されるなど、番組ファンとしても楽しい。

 ゲーム自体も最初は単純となっているが、ステージが進むとスピードがアップしたり、選択肢のイラストがシルエットになったり、タップすべきリズムが変化したりと、大人でも難しいものへと変化していくので、ゲームとしてもやりごたえがある。なおプレイは1人だけでなく、端末を挟むように持って最大2人で遊ぶこともできる。

 ゲームとしては良くできているのだが、不満に思うのは本作のチケットシステムだ。本作は1回のプレイにつき1枚の「チケット」を消費するのだが、アプリ起動時は5枚もらえるものの、以降は1日につき2枚しかもらえない。「めちゃギントン」は本家同様失敗しながら繰り返しプレイするところに面白さがあり、最初は2回などあっという間なので、1日にもう少しプレイできてもいいように思う。

 またチケットがなくなった場合、即座にプレイしたい場合はチケットの追加購入ができるが、アプリ内ではいくらで何枚購入できるかが、購入画面内に小さく表記された「注意事項」をタップしないとわからない。現在はチケット20枚増量中で、500円で50枚のチケットが付与されるということなのだが、現状だと値段の情報がわからないままチケットが購入できてしまうので、ここははっきりと示した方がより親切だろう。

 ゲーム内では面白いお題も多く、番組からの引用のお題では「はざまかんぺい」で「アヘアヘアヘ」、「かすがとしあき」で「トゥース」など、テレビ番組らしいお笑い芸人の“擬音”も登場する。ほかにもテーマ「おならたいかい」では多様なバリエーションの「おなら」ですべてのお題が構成されているという子供大喜びのものもある。

 単に番組内のゲームを再現するだけでなく、子供向けと対象を絞って独自のアレンジを加えているところが本作の面白い点でもあるので、今後もフジテレビらしい視点のアプリ作りを楽しみにしておきたい。

【スクリーンショット】
お題もバリエーション豊か。「めちゃイケ」メンバーのボイスも収録されている
「おならたいかい」では正におなら祭り状態。おならの様々な擬音が聞ける
iTunesで購入

(安田俊亮)