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ビットフェローズ、パンタグラフ方式採用のゲーミングキーボードを発表
ゲームデバイスデザイナー 元DHARMAPOINT梅村匡明氏の最新作
(2014/9/5 13:07)
ビット・トレード・ワンは、プロダクト製品ブランドビットフェローズにおいて、パンタグラフ方式のキーを採用したゲーミングキーボード「BFKB113PBK」を10月3日より発売する。価格はオープンプライスで、実売価格は5,000円前後。
「BFKB113PBK」は、単体販売のゲーミングキーボードとしては珍しい、パンタグラフ方式を採用したモデル。同方式は、ノートPCにおいて採用されているキー方式であり、キーピッチこそ19mmとデスクトップキーボードと同じものの、キーストロークはわずかに2.5mm、キーボード自体も最薄部で約8mmしかないという薄さにこだわっている。“キーストロークはたっぷり深く、押下感はストンと軽く”が主流のゲーミングキーボードに一石を投じるモデルとなる。
本モデルの企画・デザインを担当したのは、シグマAPOでゲーミングデバイスブランド「DHARMA POINT」を立ち上げ、数々のゲーミングデバイスを世に送り出した梅村匡明氏。
梅村氏に企画経緯について尋ねたところ、「これまで個人的にもパンタグラフでNキー複数同時押しを出したいと考えていました。もろもろあって実現しなかったのですが、これを出すことで“物理的なストロークの短さがスピードに貢献する”という仮説を市場に問えます。個人的にはノートタイプのゲーミングパソコンもそれなりに市場に受け入れられているので、パンタグラフ方式を採用したことにそれほど違和感は感じていないですね。そのかわりデスクトップの方々はパンタグラフ方式の恩恵は受けていないので、その選択肢の提供です」と“ゲーミング×パンダグラフ方式”という新しい提案を世に送り出すことが狙いだと語ってくれた。
基本仕様はゲーミンググレードになっており、PCとの通信にはUSBフルスピードモードを採用し、Nキーロールオーバー対応により、打鍵したすべてのキーを認識してくれるほか、耐久性能は2,000万回を確保。キーピッチは先述の通り19mmで、Fnキーによる拡張機能や“かな表示”を廃し、シンプルなデザインのスタンダード日本語109配列を採用している。
拡張キーは、オーディオコントロールにウィンドウズキーロック機能の計4つで、キーボード側からボリュームをいじったり、WINキーの誤動作を防ぐことができる。本体サイズは447×141×24mm(横×縦×高さ)、重量は830g、ケーブル長は約1.8m。