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【連載第13回】「カバパンの『パズバト』どう戦う!?」解説編 その10
【回復タイプ】のチーム編成例を紹介
(2014/8/15 00:00)
稼働中のAC「パズドラ バトルトーナメント-ラズール王国とマドロミドラゴン-」(パズバト)。弊誌では、アーケードゲームとしての視点から、ライター「カバパン」を中心とした、本作を楽しく遊ぶためのコラムを連載としてお届けしている。
HPや攻撃力は低めながらも高い回復力を備える回復タイプ
前回に引き続き、より目標とするチーム編成をイメージしやすいように具体的なチーム編成例を紹介していく。今回は回復タイプ限定のチーム構成だ。
回復タイプは、HPや攻撃力は低いが、高い回復力を備えている。本作における回復ドロップでの回復は、モンスターの回復力の合計ではなく、各モンスターの回復力で計算されるため、回復ドロップをまとめて消しても瀕死から全快とまではそうそうならないが、それにしても一撃で倒されない限り、HPを回復しつつ、攻撃できるのは大きな強みだ。
[ver1.006]まででは、回復タイプの能力を底上げしてくれるモンスターは「ワルキューレ」とその進化形のみ。そのため、回復タイプのみでチームを構成する場合にはリーダーに「ワルキューレ」もしくはその進化形が必須だが、スマホ版「パズドラ」との連動で「ワルキューレ」が必ず手に入るため、チームは比較的組みやすい。
“一撃で倒されない限り”と述べたが、回復チームには「ワルキューレ」の進化形である「戦乙女・プリンセスヴァルキリー」以外の回復タイプは最大レベルが70(=必然的にHPを含むステータスが低い)だったため、高ランク帯で回復チームを使うなら、メンバー全員を「戦乙女・プリンセスヴァルキリー」にする以外にはないような状況だった。
だが、[ver1.005](6月24日)にて、「紅蓮の女帝・エキドナ」、「大海の歌姫・セイレーン」などの進化形が追加され、最大レベルが99になったことで回復チームのメンバー構成のバリエーションは広がっている。また、[Ver1.007](7月30日)において、回復タイプのHPが500増加し、「天空の使徒・エンジェル」と「常夜の魔女・リリス」のコストが5ずつ下がったのも追い風になっている(くわしくはこちら)。
まずは回復タイプの能力を底上げしてくれる「ワルキューレ」とその進化形の情報をご覧いただきたい。
なお、リーダースキル(LS)は、「ワルキューレ」が「戦乙女の誇り」(味方の回復タイプの攻撃力が20%アップ)、「白盾の女神・ヴァルキリー」と「戦乙女・プリンセスヴァルキリー」が「ヴァルキリーソウル」(味方の回復タイプの攻撃力が25%アップ)だ。ベースとなる攻撃力は低めながら、LSの恩恵により、回復チームは予選突破しやすい。
ダメージカットなどをしたい場合にはリーダーに「ライトニングホーリードラゴン」を入れるなど、アレンジしていただければと思うが、回復タイプ限定でチームを組むなら「ワルキューレ」とその進化形しか選択肢はないため、今回紹介するチーム例のリーダーは全て「戦乙女・プリンセスヴァルキリー」にしている。
そして[ver1.007]で、神/回復タイプの新モンスター「アマテラス」、「アマテラスオオカミ」が追加された。「アマテラスオオカミ」のLSは「パズドラ」から独自のものに変更されており、「巫女の一矢」(味方の回復タイプの攻撃力とHPが20%アップ)となっている。MSは「完治の光」(味方全体のHPを全回復させる)。新たな回復タイプチームのリーダー候補だ。
「ヴァルキリーソウル」と比べるとアップする攻撃力は5%下がるものの、HP20%アップが追加で付いているのはかなり大きい。是非とも使ってもらいたいリーダーだ。
追加されたばかりなので、入手していない人も多く、仮に入手していたとしても育成しきっているとは限らないので、回復タイプチームを既に使っている人は、「ワルキューレ」やその進化形を使いつつ、リザーバーに入れるなどして育成しておきたい。
以下のチーム例では全て「戦乙女・プリンセスヴァルキリー」をリーダーにしているが、「アマテラスオオカミ」にしてもらえれば、HP・攻撃力増加チームになる。
○ 攻撃力増加&多属性チーム
新たに進化形の追加された回復タイプモンスターを組み込んだ、多色回復チーム。属性、スキルの多様性から、あらゆる状況に対応できる。
以下の例では、新たに追加された火・水・木・闇属性の回復タイプモンスターをサブに採用している。「天空の使徒・エンジェル」を入れていないのは、光属性でリーダーと被るからだ。
この構成では、「大海の歌姫・セイレーン」の持つ「防御態勢・水」(自分の火ドロップを全てハートドロップに変化させる)の後に「戦乙女・プリンセスヴァルキリー」の「攻撃態勢・光」(自分のハートドロップを全て光ドロップに変化させる)を使うことで、光属性の大ダメージが狙える。なお、「防御態勢・水」は50秒経過、「攻撃態勢・光」は85秒経過で使用できる。
この2つのスキルによる攻撃に特化するのであれば、火属性の「紅蓮の女帝・エキドナ」を、光属性の「戦乙女・プリンセスヴァルキリー」や「天空の使徒・エンジェル」に変更するといいだろう。
○ 攻撃力増加&光属性チーム
光と闇の2属性は、互いに与えるダメージも受けるダメージも大きくなる。そして他の属性に対しては得意でも不得意でもない。つまり、どの属性相手でも五分に戦える強さを持っている。(その分、火・水・木属性よりもコストは高く設定されている)
「戦乙女・プリンセスヴァルキリー」のみで編成する構成は、光ドロップ枯渇という問題は起きやすいが、光属性かつ高ステータスのモンスターのため、どのようなチーム相手とも渡り合える強さを秘めている。ただ、コスト50はかなり重たいので、回復と交代を駆使して戦うことが求められるだろう。
○ 攻撃力増加&光・闇属性チーム
属性数を増やすことでドロップ枯渇の可能性は減る。逆に属性を集中させれば、その属性のドロップを消した際の攻撃力は高まる。そこで紹介したいのが2属性で構成されたチームだ。1属性と比べて遥かにドロップ枯渇は発生しにくくなるし、どちらの属性も2体以上いるので、ドロップを消した際の攻撃力もなかなかのものになる。
属性に光と闇を選んだ理由は、相性による不利を無くすためだ。しかしながら、光・闇属性を選んだことでコストは比較的高めになっている。助っ人の「戦乙女・プリンセスヴァルキリー」で、光3体・闇3体になるイメージだ。
先ほど紹介した「防御態勢・水」→「攻撃態勢・光」のスキルコンボを有効にすべく、下記のように光・水属性で編成してみるのも面白いだろう。木属性の相手がくると不利にはなるが、当然火属性には有利になる。また、光・闇属性と比べてコストが下がるというメリットもある。
回復タイプに限定すると、[ver1.007]までの回復チームのリーダーの選択肢は「戦乙女・プリンセスヴァルキリー」と「アマテラスオオカミ」がベストだといえる。防御力の上がるタイプのモンスターをリーダーや助っ人に採用してもいいが、そのモンスターは回復タイプではないので、「戦乙女・プリンセスヴァルキリー」や「アマテラスオオカミ」のLS恩恵は受けられないことには注意しておいてもらいたい。
前述の通り、「ワルキューレ」が簡単に手に入り、LSにより攻撃力アップが図れるため、特に低ランク帯では回復チームが使われることは多い。対戦相手に回復タイプが多いと感じるなら、すぐにプレイヤースキル「回復タイプ封じ」を入れておいてもらいたい。逆に頻繁に「回復タイプ封じ」を受けて負けてしまう場合には、「麻痺」や「ダメージ無効」を使ってターンを急いで消費したり、他タイプのチームを用意して対応してもらうといいだろう。
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