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【スマホアプリ今日の1本】抽象的な音楽とパズルが心地良いiOS「har・mo・ny 2」
パズルゲームなのにヘッドフォン推奨。異世界を感じられる色合い、パズル、アンビエント音楽の調和
(2014/6/4 19:03)
ドットの入ったパネルを整理して、ボーダー柄の壁紙を作っていくiOS「har・mo・ny 2」が、シンプルだが奥深いパズルゲームとなっている。開発は米borderleap。
ゲームはマスで分けられたパネルを動かして、指定と同じ色合いのカラーパレットを作っていくというもの。各パネルには動かせる回数を表わすドットが1つ以上置かれており、パネルとパネルを交換することで1回の移動となる。すべてのパネルの残り移動回数を0(ドットをなくした状態)にしてパレットを完成させればステージクリア。次のステージへと進める。
ただしパネルの交換は自由に行なえるわけではなく、縦横のみ。パズルとしてはこれがミソとなっており、ステージが進むほどパネル交換の順番が攻略には重要になってくる。ステージが進めばパネルの残り移動回数が増え、段々と複雑になる。
グラフィックスとしては主に単色で構成されているため抽象的なパズルといった感じだが、ステージごとに明るかったり、暗かったり、緑系・赤系で統一されていたりと、いくつものきれいな色の組み合わせが登場するので、プレイの度に印象が変わるその抽象世界が段々と心地良く感じてくる。
さらに本作はリズムゲームでないのにヘッドフォン推奨となっており、ゲーム中はミュージックユニット「Hammock」の音楽が響くという演出が取られている。この「Hammock」の楽曲がまたアンビエントな感じとなっており、抽象的な雰囲気に拍車をかけている。曲を聞きながらパズルをプレイすることで異世界のゲームを遊んでいるような気分になってくるので、音楽も含めて面白いゲーム体験となっている。
ただし雰囲気ゲーというわけではなく、パズル部分もなかなか手強い。クリアできたと思ったら離れたパネルにドットが残っていてやり直し、といったことがゲームが進むに連れて段々と増えてくるためやり応えは十分だ。スクリーンショットからは伝わらない部分が多いゲームなので、気になる方はプレイをオススメしたい。