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【スマホアプリ今日の1本】ドットを結ぶ北欧風パズルゲームの旅 iOS「Two Dots」

シンプルなパズルにストーリー性を加味。丁寧なビジュアル作りで一皮剥けたタイトル

5月29日 配信

ダウンロード:無料

利用料金:無料

ビジネスモデル:アイテム課金制

パズルはドットを繋いで消すというシンプルなもの。3マッチパズルとはまた違った思考が必要になる

 少し褪せたパステルカラーを中心としたシンプルかつかわいらしいデザイン。そしてタイトル画面の雪景色から、北欧の雰囲気を感じせる。そんな人気急上昇中のパズルゲームがiOS「Two Dots」だ。

 雰囲気は北欧風だが、開発したのはアメリカの開発チームDots。「Dots」は20カ国でランキング1位を獲得したチーム1作目のタイトルであり、同じ色の小さなドット(Dots)をできるだけ数多く繋ぐというミニゲームアプリ。「Two Dots」はその名の通り2作目のタイトルで、「ドットを繋ぐ」ゲームシステムをステージクリア型のパズルゲームとして再解釈したものとなっている。

 ゲームの内容は、同じ色のドットを繋いで消し、指定された数のドットを獲得していくというもの。また四角に繋げば同じ色のドットがすべて消えるといった要素があり、ドットを繋ぐ順番を考えながらいかに四角を作れるかがクリアの鍵になっている。ステージが進めば目標物を最下段に落とすなどといったクリア条件が追加されていく。

 他のゲームで言えばキング・デジタル・エンターテインメントの「キャンディクラッシュ」や「ファームヒーロー」とゲームの流れが似ているが、ゲームの基礎となるパズル部分が全く異なっているため、「キャンディクラッシュ」をやり込んでいたとしても新鮮な気持ちで臨むことができるし、何より特徴的なビジュアルが落ち着いた雰囲気を醸し出していていい。

 「Dots」が白を背景としてドットの鮮やかな色遣いが印象的だったのに対し、「Two Dots」では落ち着いた色を使いながら、「旅」をテーマとしたビジュアル作りが試みられている。ゲーム内では特に説明がないが、旅人として2人の人物が登場し、彼らの旅に同伴するような形でステージが進行していく。

 旅の行方はステージ選択画面で見ることができる。2人の旅道具や土産物が飾られた船内から巨大イカの待つ大海原、雪男のいる雪山などと巡っていく。描かれる背景や人物、モンスターのビジュアルとアニメーションがとにかくかわいいほか、ステージの風景に合わせたギミックもパズルに登場するので、背後にあるストーリーを色々と想像させてくれる。

 正直1作目の「Dots」はゲームとしてはシンプルすぎたため深みに欠ける部分があったが、「Two Dots」ではパズルにストーリー性を加え、丁寧なビジュアル作りを試みることで、一皮剥けたタイトルになっている。現時点でステージは85までと少なく感じるが、今後も旅路はアップデートされていくようなので、2人の旅の続きが今から楽しみだ。

【スクリーンショット】
四角を作ることがパズルのポイントとなる。ステージ選択画面のかわいらしいビジュアルも見所
iTunesで購入

(安田俊亮)