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【特別企画】“キッズ”の枠を越える熱い戦い、「データカードダス マジンボーン」

小学生をなめんなよ! 必殺技、魔神、属性も使いこなして別次元の戦いを!

4月24日より稼働

1プレイ100円

4月24日より稼働する「データカードダス マジンボーン」の筐体。飾り付けはかなり派手だ
メインビジュアル。“ボーン”と呼ばれるアーマーをまとった戦士達が戦う

 現在、“デジタルキッズカードゲーム”が大人気である。セガの「ムシキング」から始まったデジタルキッズカードゲームは、現在は仮面ライダーが活躍する「ガンバライド」や、「ドラゴンボールヒーローズ」、「ポケモントレッタ」など多数のヒット作が生まれ、子供達の人気を獲得している。女児向けの「アイカツ!」や「プリティーリズム」の勢いもすごい。

 現在、デパートや大型スーパーの玩具売り場の一角は、何台ものデジタルキッズカードゲームが並び、子供達に大人気である。平日に大人が筐体を操作していたり、世代を超えた人気を獲得している。その人気の1つが、「簡単な操作でド派手な演出が楽しめる」というところだ。

 RPGや格闘ゲームではゲージを溜めたり、アイテムを使ったり、複雑なコマンドを使わなくては出なかったような派手な演出が凝縮され大画面で展開する。アニメや特撮ではクライマックスでのみ楽しめる演出が、手軽に楽しめるのだ。しかも活躍しているのは自分が集めたカードやアイテムのキャラクターなのである。キャラクターをもっと活躍させたい、もっともっと好きになりたい、という気持がゲームに子供達をはじめとしたプレーヤーをのめり込ませるのだ。

 しかもゲーム性も侮れない。昨今では様々なタイトルが全国大会を行ないプレーヤー達は腕を競っている。年齢無制限の部でも小学生が優勝するなど、低年齢ゲーマーも生まれ始めている。間口が広く奥深い世界が今、デジタルキッズカードゲームでも実現しつつあるのだ。その背景の中、4月24日よりバンダイが市場に投入するのが「データカードダス マジンボーン」だ。

 「マジンボーン」はこれまでの「ガンバライド」や、「ドラゴンボールヒーローズ」とは異なり、オリジナルの世界観となる。本作はコミックやアニメ、玩具など様々なメディアミックスで展開する作品で、「データカードダス マジンボーン」はその中心となる。プレーヤーは「ボーンファイター」と呼ばれる地球を救う戦士になって、戦いを繰り広げて行く。

 「データカードダス マジンボーン」のテーマは、既存のキャラクターに頼らず、“データカードダス”の筐体と、カードバトルがもつ“ゲーム性”のポテンシャルでどこまで勝負できるかだという。これまでの作品以上にゲーム性に特化した作品のため、あえてゲーム誌で本作の魅力をアピールしたいというのだ。

 そこで、今回「データカードダス マジンボーン」の稼働に先がけ、本作の体験プレイをすることができ、バンダイカード事業部デピュティゼネラルマネージャーの原田真史氏にインタビューを行なった。ゲームの概要や、開発スタッフの本作への想いを紹介していきたい。

不思議な鎧をまとったボーンファイター。15人の仲間と共に戦え!

コミック・アニメの主人公、「ドラゴン・翔悟」のカード

 「マジンボーン」の世界は現在まだ多くの謎に包まれている。特にアニメ「マジンボーン」では、主人公・竜神翔悟がいきなり“ドラゴンボーンの適合者”といわれ、「ボーンファイター」達の戦いに巻き込まれるという展開になっており、ボーンとは何か、彼等はなぜ戦っているのかもわからない状態である。これらの謎は徐々に明かされていくことになるという。

 「データカードダス マジンボーン」は15人ものボーンファイターが登場している。プレーヤーは彼等と共に戦うボーンファイターであり、戦いをくり広げることで仲間を得て、パワーアップしていくこととなる。アニメやコミックと連動しており、アニメの敵がイベントとして登場したりもするという。

 「データカードダス マジンボーン」は1プレイ100円で、最初に100円を入れるとカードが入手できる。カードにはボーンファイターが描かれていて、プレーヤーはゲームを繰り返し遊ぶことでボーンファイターのカードを集め、敵ファイターと「バトル」を繰り広げて行くこととなる。1回のバトルに参加できるファイターは最大5人だ。

 サービス開始時、登場するボーンファイターは15人で、カードは全57種類。同じファイターでも強さが異なるカードも用意されており、強いファイターほどレアなカードとなっている。カードには数値以外にもアビリティや必殺技、さらには“アイテムとしての効果”など様々な特性がある。数字の高いカードだけが良いカードというわけではないところに本作の奥深さがある。

 カードを集め、自分のチームを強化していくというのは従来のデータカードダスと同じだが、本作ではさらに、“属性”、“魔神降臨”、“バトルポイントの上下”、“必殺技”、さらに“マイファイターのカスタマイズ”といった多彩なゲーム要素が盛りこまれている。従来のデータカードダス以上の戦略性とやり込み要素が本作のウリなのだ。

【カード】
ボーンファイター達が描かれているカード。必殺技や、ファイターアビリティ、各ポイントなど情報量が多い

【バトル】
15人のボーンファイターが入り乱れるバトル。アニメでは未登場のキャラクターも多い。声優達の熱演、派手な演出で、アニメさながらの戦闘シーンが展開する

属性、ライン、必殺技に魔神の力……。複雑な要素が絡み合うバトル

カードの配置。3つ並べることでラインが形成される。
ラインや属性、ファイターポイントやアビリティなど様々な要素でバトルポイントが算出される

 「データカードダス マジンボーン」の魅力は、これまでのデータカードダスや、ガンバライドといったゲーム以上の深いゲーム性だ。1回のバトルに使用するのは5枚のカード。このカードをどう並べるかが重要な意味を持つ。並べ方によって“属性”や“魔神降臨”、“必殺技”といった要素が関わってくる。これらを使いこなして勝利を求めていく。

 上級者の戦いはかなり高度なものとなるが、プレーヤーは最初は1枚のカードしか持っていない状態からスタートするし、敵も弱い。1回のプレイで必ず1枚のカードが入手できるので、プレイを重ね、カードを増やしてゲームを覚えていくのだ。まず3枚で“ライン”が作れるようになり、5枚で5人のボーンファイターが揃う。そしてそれ以上のカードが手に入ることでよりよいチーム編成を考えていくこととなる。

 駆け引きは様々な要素が盛りこまれていて、高度だ。ボーンファイターのカードを配置する3×3の「フラットパネル」には“属性ライン”が設定されており、ここに3枚並んだ形でカードを配置することで“ライン”が形成される。5人の戦士がいれば、2つのラインが形成できるのだ。ラインを作ることで“魔神”が召喚可能になる。

 さらにボーンファイターの属性とラインが合えば、各ボーンファイターが“必殺技”を使うこともできる。属性ラインを合わせるとバトルポイント(攻撃力)も跳ね上がるのでメリットは大きいが、次のターンはバトルポイントが下がってしまうというリスクもある。戦闘は最大5ターン。どの魔神を使うか、必殺技をいつ使うか、上下するバトルポイントをどう調整するか……従来のキッズ向けアーケードの枠を越える熱い駆け引きこそが、「データカードダス マジンボーン」でのメインテーマだという。

 バトルの鍵を握るのはカードの配置だけではない。各ターンのバトルの最終結果は、タイミング良くボタンを押すリズムアクションによって変化する。多少の不利もアクションがうまくいけば跳ね返せる。戦いの結果は、迫力のCGで再現される。特に各ボーンファイターの必殺技は派手で格好いい。コミカルな要素が入った技や、敵がちょっと憎たらしい攻撃をしてきたり見応えがある。さらに「魔神降臨」はボーンファイターよりはるかに大きい魔神が出てきてかなりの迫力だ。

 今回、5人のファイターが揃った状態で、強敵と戦う様子をムービーで収録した。はじめての人が見ると少し複雑だが、熱い駆け引きが行われているのが確認できるだろう。ムービーでは5人のボーンファイターをただ使うだけでなく、仲間の1人がプレーヤー1人1人が持つことができる「マイファイター」となっている点も注目だ。このマイファイターに関しては、次ページで紹介したい。

【データカードダス マジンボーン 実際のバトル】

【必殺技】
ボーンファイター達の必殺技

【魔神降臨】
ラインを形成することで召喚できる魔神。魔神アビリティが高いと、呼び出せる魔神が大きくなる

(勝田哲也)