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新武器種「穿龍棍」登場!「MHF-GG」先行体験会レポ
会場のハンターさんのインプレッションもお伝え!
(2014/3/22 03:03)
カプコンは2014年3月21日、Windows/プレイステーション 3/Xbox 360/Wii U用オンラインハンティングアクション「モンスターハンター フロンティアG」(以下「MHF-G」)の大型アップデートである「GG(ダブルジー)」の先行体験会を東京秋葉原にて行った。
「GG」は「MHF-G」初となる新武器「穿龍棍(せんりゅうこん)」が実装されるほか、新モンスターや新マップをはじめ、様々なコンテンツが実装される大型アップデートとなる。それでは、早速体験会の模様をお伝えしよう。
スピードとジャンプによる連続攻撃が魅力の打撃武器!
開場に先立ち、「MHF-G」プロデューサー・杉浦一徳氏とディレクター・木本龍巳氏が登壇。早速「穿龍棍」の紹介が行なわれた。
【新武器種「穿龍棍」】
「穿龍棍」は、トンファーをモチーフにした武器となっており、打撃属性の武器となる。
・ポイント
・ハンマーや笛といった打撃武器とは違いガードが可能となっている。
・空中にジャンプすることができ、回避行動はもちろんのこと、空中からの連続攻撃が可能となるジャンプアクションが楽しめる。
・変形武器の側面も持っており、状況に応じて3段階にリーチを変更することができる。短い状態では手数が多くなり、長い状態ではスピードを犠牲に、スタンが狙いやすい状態に変化する。
・モンスターに状態以上を起こさせる「龍気穿撃」が発動できる。これは、モンスターを攻撃することにより、モンスターの部位(頭、胴、尾)に「龍気」を蓄積させることができるというもの。「龍気」の蓄積量は部位に緑色→黄色→赤色で表示される。赤色の最大値で「龍気穿撃」を発動させることで大ダメージを与えるとともに、部位に応じてモンスターを状態異常(尻尾であれば斬属性のスリップダメージ、胴であれば切れ味の回復)にすることが可能。
・ステップ移動が可能となっており、モンスターの攻撃を見極めた立ち回りを実現できる。
・抜刀ダッシュが可能で、武器を収納せずに素早い立ち回りが可能。
「MHF-G」の打撃武器といえば重い一撃をモンスターにお見舞いする武器だが、そのスピードの遅さがネックとなっている一撃必殺の武器といえる。しかし、「穿龍棍」では打撃属性でありながら、軽量武器の様にスピードを生かし縦横無尽に駆け巡る狩りが可能だ。また、空中での攻撃も慣れてくれば長い滞空状態で連続攻撃が可能となるとのこと。
また、事前に「MHF-G」プレーヤーから受け付けた質問に対する答えも示されたので紹介しよう。
【「穿龍棍」一問一答】
Q:「穿龍棍」の実装本数はいくつになるのか?
A:実装時には30本以上を予定。年間では40~50本の実装を目標としている。
Q:「穿龍棍」に天ノ型や嵐ノ型はあるのか?
@@em|s|A:実装直後は地ノ型のみとなる。他の型についてはアップデートにより実装予定。
Q:「穿龍棍」の秘伝防具は存在するのか?
@@em|s|A:で実装予定。
Q:「穿龍棍」の秘伝書はSR1からとなるのか?
@@em|s|A:SR1からとなる。SR100を目指し補正を解除していくのが最初の目的になるのではないか。ただし、マイミッションに関してはSR500からではなくSR1から解放する。
【新モンスターは鳥龍種「フォロクルル」、新マップ「花畑」にはギミックが満載!】
新モンスター「フォロクルル」は、「ヒプノック」以来となる鳥龍種となる。登場するマップは「GG」で実装される「花畑」となっている。杉浦氏いわく、「『ヒプノック』みたいにクソ体力のモンスターでは無い」とのこと。動きも異なるとのことで、狩りのイメージがだいぶ変わるそうだ。
● 華鳳鳥「フォロクルル」(狩猟可能HR:剛種/G級)
特異な性質を備える花畑で生息するために独自の進化を遂げた鳥竜種。変化する体色は、花畑という多色がひしめく環境で、自身の存在を異性へアピールするための進化である。
求愛行動以外でも外的への警告色の役目を持ち、様々な色へ変化できる個体がより強い個体であるとされている。
さまざまな花の蜜を吸引することで、フォロクルルは自身の見た目や攻撃属性などを変化させる。鮮やかに変色するその様は華麗でさえあるが、ハンターにとっては脅威以外の何者でもない。
新マップ「花畑」には周囲に様々な影響を与える植物が存在するマップとなる。植物を攻撃することにより花粉が舞い、睡眠や麻痺といった状態異常を引き起こすので、植物を利用した簡易トラップ的な立ち回りが可能となりそうだ。また、新たな状態異常「暗闇」が実装される。暗闇状態になってしまうと、徐々に画面の視界が黒く塗りつぶされてしまい、プレーヤーの視界が直接奪われるというユニークな状態異常となる。植物以外にも、足を踏み入れるだけで毒状態になってしまったり、食虫植物のようなオブジェクトに乗ってしまうと足止めを食らってしまうという、花畑ならぬジャングル的な要素も取り入れられている。
また、「花畑」にはモンスター以外にも、プレーヤーを手助けしてくれる獣人種「ウルキー」が登場。「ウルキー」はプレーヤーを襲うことはなく、爆弾などでプレーヤーをサポートしてくれる。
【その他多彩な要素が追加】
その他「GG」では様々なコンテンツが盛り込まれるとのことで、会場ではその一部が先行公開された。
・秘伝防具GX
・GR500以上になることによって、GXまでの強化が可能となる。
・LV7にすることにより、装飾品への精錬が可能となる。精錬した装飾品を装着すると秘伝スキルが発動する。
・剣士防御力は1500以上、ガンナー防御力は1200以上となる。
・GおよびGF防具よりも強化難易度は低く設定されている。
・G級レア素材はGX7でのみ使用可能。
・「片手剣技」などの秘伝スキルは装飾品1個につき「+6」のスキルポイントが付与される。
・秘伝スキル以外のスキルポイント(サブスキル)も保有。
・「青龍」、「玄武」、「朱雀」、「白虎」でそれぞれ異なるスキルポイントを保有。
・製錬した装飾品では「大秘伝」の効果は発動しない。
・猟団員の証「剛閃」、「磨穿」
・生産から最終強化までに必要な猟団チケットは990枚
・猟団員の証「剛閃」:主なスキルポイントは「剛撃」、「一閃」、「麻酔剣」など。G級で人気の攻撃系スキルを宿している。
・猟団員の証「磨穿」:「溜め短縮」、「砲術師」、「体術」など。「穿龍棍」と相性の良いスキルが宿っている。
・エクスカリバーG
・50段階強化が可能。高い攻撃力と長い空色ゲージを持つ
・エクスカリバーからエクスカリバーGへの強化に必要な「Nの塊」は233個
→ 最終強化時(LV50)の能力
攻撃力:2,227
光属性:800
睡眠属性:650
その他にも、極限征伐戦の情報が明らかにされ会場は大いに盛り上がった。また、「GG」に関してもリファイン項目を中心に意見、要望が多かった項目を一問一答形式で説明が行なわれた。
Q:ギルド優先依頼のG級版を実装してほしい。
A:4月23日での「GG」アップデートで実装。優先依頼となっている九Wストの確認は、ゲーム内掲示板から行なえる。
Q:ギルド貢献ポイントの入手手段を増やしてほしい。
A:新たに、「パローネキャラバン」の新要素としてランキング型コンテンツによる入手手段を追加。また、クエストに行くだけでポイント入手可能に。
Q:アイテムボックスでスキルカフを付け替えたい。
A:「GG」実施時に実装。
Q:「GG」実装時、GRはいくつまで解放されるのか?
A:「GG」実装後はGR599まで解放。GR500以上で秘伝防具GXへの強化を合わせて解放。
Q:アイテムボックスを拡張して欲しい。
A:「GG」実装以降、GR500を達成することで3ページが追加される。
また、すでにお知らせしている通り、「進撃の巨人」とのコラボレーションを行なうと発表されると、会場からは驚きの声が上がった。
先行体験会終了後、閉会のあいさつとして登壇した杉浦氏は「G1のアップデートでは厳しいご意見をたくさんいただきました。そのお叱りの声を宿題にG2、G3を実施してきましたが、しっかりとした形で皆さんにお返しするのがGGだと思っていました。今回の先行体験会では新武器と新モンスター一体の紹介になりましたが、まだまだたくさんの要素を用意しています。GGは最大規模のボリュームと質になっているので、絶対に期待にお応えできるものになっています」と決意を述べた。
閉会後にイベント出口で来場者1人1人と言葉を交わし、丁寧に見送っていた杉浦プロデューサーからは、本作のファン全員に対する愛情と、「GG」への並々ならぬ決意と自信を感じることができた。
カンストハンターたちはどう感じたか!?新武器インプレッションをお届け!
さて、ここまでアップデート情報を与えられた情報で述べてみたが、果たして実際に新武器はどのようなものなのか? 今回の先行体験会では、「穿龍棍」でリオレイアとデュラガウアの討伐、および、「花畑」でのフォロクルル討伐を体験することができた。
スタッフの「行ってらっしゃい!」の掛け声と共に会場のハンターたちは狩りへと出かける。ハンターたちの様子を見ると、すぐに討伐へ向かうのではなく、キャンプで操作の確認を十分行なってから出かける姿が目立った印象だ。実際に狩りの様子を見ると、やはり会場に集まったガチハンターたち! ものの数分でモンスターを討伐し、初めてとは思えないほど「穿龍棍」を使いこなしている。
ハンターたちの様子を感心してみていると、なにやら背後にすごいプレッシャーを感じる。あ、編集長だ。その優しげな瞳からは「感心してないでお前もやれ!すぐやれ!」とのメッセージを感じたので、逃げるようにプレス席に用意された試遊機の前に座る。でも、編集長……伝えてなかったけど、ボクのハンターランクは実は……。
・高機動戦に指が、目があ!! これは本職ハンターの話を聞いた方がいい
そんな訳で、リオレイア討伐に挑戦開始! 「君(リオレイア)がッ 泣くまで 殴るのをやめないッ!」と「穿龍棍」をぶん回す。そして、やはり気になるジャンプ攻撃を繰り出す。おお! これは、普通に面白い! 今まで、ガンランスをメインに使ってきたボクには新鮮すぎる動きだ!
まず、早い。とにかく早い!そして、空中での連続攻撃が非常に気持ちいい。これは、いけるぞ!(ちなみに、ボクが気に入ったアクションは“トンファーキック”AA略。もちろん、スタイリッシュでかっこいい)
と思ったのもつかの間。あまりの高速機動に目と指が付いていけず、ジャンプ攻撃ばかりに夢中になり敗戦に次ぐ敗戦。スタッフの「行ってらっしゃい」の掛け声に「逝ってきます……」と1人つぶやく状態。スタッフに止められるまで何度もチャレンジしたが、結果としては討伐成功せず。トータル成績は6敗、3時間切れ。うん。センスってあるよねェ。
「できないのなら、できる人を見ればいいじゃない」
どこかのフランス王妃っぽい言葉が頭に浮かぶ。それだ! というわけで、会場に集まった本職ハンターさんたち突撃取材を慣行しちゃいました。ご協力くださったハンターさんたち、本当にありがとうございました!
では、さっそく「穿龍棍」を使ったインプレッションを聞いてみましょう。
・「単純に楽しい武器ですね! 龍気穿撃とダッシュの要素が新鮮で面白かったです。特に空中コンボは気持ちいですね」(GR100/メイン武器:弓・太刀/神奈川からのハンターさん)
・「他の武器とは違う無敵時間のタイミングがあり、決まった時の爽快感がハンパなかったです! 空中戦は慣れが必要でしょうけど、解りやすい操作でした」(GR499/メイン武器:太刀・双剣/神奈川からのハンターさん)
・「すごくスタイリッシュで別のカプコンゲームみたいです。オンラインなので、慣れて魅せプレイがしたいですね」(GR499/メイン武器:ランス/福島からのハンターさん)
・「もっともっと触りたかったです(笑)。ダッシュが面白いかったですね。ちょっとリーチの変化が解りにくかったかも。双剣とは違った爽快感で、楽しいです」(GR30/メイン武器:ガンランス/東京からのハンターさん)
・「軽快でジャンプ攻撃が面白いですね。滞空攻撃を試したんですけど、ちょっと慣れと練習が必要かな? とにかく、空中攻撃が楽しくて新しくて面白いです!」(GR200/メイン武器:太刀・弓/東京からのハンターさん)
・「今までとは違う種類の気持ちよさです。格闘ゲームの気持ちよさに似ていると思います」(GR499/メイン武器:ハンマー/静岡からのハンターさん)
と、みなさんやはり新鮮なアクションに大変満足されている様子。ただ、「良い意見をピックアップしているんじゃないの?」と思われる読者もいらっしゃるでしょう。もちろん、心配する声も上がっています。
・「面白いけど、他の武器とのバランスが心配になりますね。『モンハン』のイメージが壊れちゃうんじゃないかと心配です。とにかくバランスには注意して作ってもらいたいです」(GR140/メイン武器:大剣/東京からのハンターさん)
・「今回は先行体験で実装されるものとは違うと思いますけど、強すぎる印象ですね。このバランスだと強武器になっちゃうかもと感じました」(GR499/メイン武器:狩猟笛/東京からのハンターさん)
・「ちょっと難しすぎるかも。『フロンティア』らしさが感じられない武器でした。私は教えてもらわないとできないので、最初は手が出せないです。なかなか繋がらないのがもどかしかったですね」(HR999・GR200/メイン武器:太刀・弓/千葉からのハンターさん)
・「抜刀ダッシュのバランスがどうかなと思いました。穿龍棍で走れるならライトボウや双剣、片手剣でも走りたいなと。とにかく、ほか武器とのバランスは大事にしてもらいたいです」(GR499/メイン武器:弓/神奈川からのハンターさん)
今回の先行体験会では4人全員が「穿龍棍」に固定されていたこともあり、ほかの武器とのバランスがどのようになっているのか比べることが難しいところもあったのだろう。やはり、バランス面で心配の声が上がっていた。木本ディレクターによれば、現在の進捗状況は90%とのことで、今回の意見も大いに参考にするとのことだった。また、オンラインゲームという特性上、バランスがおかしければ随時調整されるだろう。ただ、やはりローンチのタイミングでは多くのプレーヤーが納得いく形でのリリースを期待するところだろうと思う。
ただ、やはり会場のハンターさんから共通で聞こえた声は「『GG』にはすごく期待している」だ。中には、グループを代表して参加し、この面白さをどうやってメンバーに伝えればいいのかと頭を悩ますハンターさんもいた。厳しい意見が聞かれたのは、期待しているからなのだと実感させられた体験会だ。では最後に、先行体験会に参加してハンターさんたちはどう感じたかをお伝えして本稿を終わろうと思う。
・「期待できるアップデートです。失敗も含めてになりますけど、運営はよくやってくれていると思います。しっかりと作っているのがわかりますから」(GR499/メイン武器:双剣/東京からのハンターさん)
・「アップデートするたびに新要素が加わるので飽きないですね。今年は本当に楽しみです」(GR100/メイン武器:大剣/栃木からのハンターさん)
・「想像を良い意味で裏切られました。賛否両論はあるでしょうけど僕は期待がすごく大きいです。やりこみ要素がたくさんあるので、楽しい苦労がまた始まりそうです(笑)」(GR499/メイン武器:大剣/東京からのハンターさん)
・「まだまだ頑張ろうってモチベーション上がりました(笑)。『モンスターハンター フロンティア』が大きく変わるアップデートだと思います。友達に早く伝えたいですね、『変わるぞ』って」(GR60/メイン武器:ライトボウガン/東京のハンターさん)
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