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「新生FFXIV」プレイステーション4版βテスト直前体験レポート
PS4でプレイしなきゃ損!の圧巻グラフィックス。パッチ2.16やその他機能にも注目
(2014/2/20 12:00)
いよいよ2日後に発売の迫ったプレイステーション4(以下、PS4)だが、ここをお読みの方々はもう予約はお済みだろうか? 何しろ発売当日には「ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア(以下、新生FFXIV)のPS4版オープンβテストがスタートするのだから乗り遅れてはいられない。
今回、一足早くPS4版をたっぷりプレイするチャンスを得た。筆者は普段ミドルスペックのPCでプレイしているが、そのPC版と比べても圧巻のグラフィックスでのプレイをじっくりレポートしたい。
PS4版独自の機能の1つであるPS VITAでのリモートプレイについては、こちらのレポートに詳しくまとめてあるので一緒にご一読いただければ、PS4でのプレイがよりイメージしやすくなると思う。また同日に行なわれた、「新生FFXIV」プロデューサー兼ディレクターの吉田直樹氏へのインタビューと、メディアへの合同プレゼンテーションの様子はこちらの記事を参照して欲しい。
ゲーミングPCをも凌駕する圧巻のグラフィックス性能
PS4版最大の特徴は、なんといってもマシンパフォーマンスの高性能化に伴うグラフィックスの大幅なクオリティアップだろう。現在PS3でプレイしている人も、MMORPGとしてはかなりハイクオリティな映像体験ができているのは間違いないのだが、PS4版ではさらに一段上のグラフィックスが楽しめるようになる。フレームレートは最低30fpsで、高いところはさらになめらかに動くようになっており、PS3では不可能だったマウス操作が可能になっていることから、なめらかで素早い視点の移動ができるようになった。
筆者は普段、PC版の最高品質(負荷のかかるコンテンツの時には標準品質まで落とすこともある)でプレイしているが、グラフィックスの密度はそれと同程度となる。さらにPS4だとテレビにつないで遊ぶことになるため、PCのモニターではあり得ない大画面、高輝度、高精細が実現する。そのため見慣れたレブナンツトールの風景も「あれ、こここんなのだっけ?」と驚くくらいの変化がある。
筆者の場合、PCのモニターはゲーム以外の作業にも使うことがあるため、明度や輝度を抑え気味にしてあることと、安物モニターなので黒に深みがなく全体的に白飛びして見える。そのため、同じ風景をPS4とテレビで見たとき、色彩の鮮やかさにまず心を打たれた。サゴリー砂漠のくっきりとした稜線や、シルフの仮宿付近の森の緑、リムサ・ロミンサの海の青など、すべてが色彩鮮やかで目新しい感動を覚えた。
また、今回蛮神にも挑んでみたが、ガルーダのアイ・オブ・ストームで巻き起こる周囲の風も、これまであまり意識したことがなかったが、大画面で見るとその迫力に圧倒される。PS4版でプレイするなら、是非40インチ以上でフルHDの高精細大画面テレビで美しい世界を体験して欲しいところだ。
PS4版ならではの多種多様な操作方法
PS4版は、コントローラー、マウス/キーボードというこれまであった操作に加え、DualShock4のタッチパッドを使ったポインティング操作や、PS VITAでのリモートプレイとたくさんの操作方法が用意されている。これまでコントローラー操作で不自由はなかったという人でも、例えば製作のHQ品を選択する時や、製作のためにたくさんウィンドウを開いている時にコンテンツファインダーがマッチングして慌てたという経験があるのではないだろうか。DualShock4のタッチパッドを使えば、そんな時にとっさにカーソルを動かして特定のウィンドウにアクセスすることができる。
DualShock4のタッチパネルは押し込むことでボタンとしても機能する。DualShock4には、これまでのゲームパッドにあったようなスタートボタンとセレクトボタンがないので、Optionボタンがスタートボタン、タッチパッドの中央ボタンがセレクトボタンにそれぞれ割り振られている。さらに右端と左端は、それぞれUIへのアクセス順送りと逆送りに対応している。
これらの設定はコンフィグで変更可能で、コントローラーだけの操作では遊びづらかった部分がPS4ではかなり改善されていると感じられた。
マウス/キーボード操作ではPC版と全く同じ操作感でプレイすることができる。これは筆者のようにずっとPCで遊んできた人にとっては嬉しい対応だ。ただし、使えるマウスとキーボードの種類は、専用ドライバを必要とするものはNGとのことで、そのほかは今後の対応次第のようだ。βテスト中にお手持ちのハードウェアの挙動をテストしておくことをおすすめする。