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タカラトミー、「人生ゲーム アドベンチャー」を発売
シリーズ45周年! “先行きの見えない現代を生きる若者”に向けたアドベンチャーゲーム
(2013/6/25 16:05)
タカラトミーはボードゲーム「人生ゲーム アドベンチャー」を6月27日に発売する。価格は3,990円。盤面の大きさは58.6×58.6×4cm(幅×奥行き×高さ)。
「人生ゲーム」はルーレットを回してマス目を進み、就職や結婚など人生の様々なイベントを経て億万長者を目指すボードゲーム。1968年9月に登場し、「人生ゲーム アドベンチャー」で52作目となる。初代人生ゲームはアメリカで発売された「THE GAME OF LIFE」をそのまま翻訳したものだったが、日本オリジナルの盤面を設計し、時代の世相やトレンドを取り入れて進化してきた。
「人生ゲーム アドベンチャー」は、“先行きの見えない現代を生きる人生は、未開の地を進む冒険そのものだ”との考えから、子どもたちには自分の力で自らの人生を切り拓いていくような冒険心を持ってもらうために開発された。
「道しるべとなるコンパス」や「先行きを照らすライト」などの冒険心を高めるアイテムを使うことで「お宝」を獲得できる。ゲームではこの「お宝」の価値が、勝敗を大きく左右する内容になっている。
「お宝」には隕石やダイオウイカ、タブレットなど話題のもののほか、一見価値のないような「故郷の夕日」や「思い出のアルバム」など人生ゲーム史上初となる”値段がつかないプライスレスな「お宝」”も取り入れられている。
また、職業には、「ハンター」、「アルピニスト」や「船長」など、冒険のイメージに合う仕事をラインナップしており、条件を満たすと全ての職業が「トレジャーハンター」にランクアップするようになっている。マス目も「ボトルに入った地図を発見」、「海賊にコンパスを奪われた」など冒険がテーマになったものがある。
さらに、「終活(人生の終わりのための活動)の為に島を買って財産整理」や、「グループで海女体験」、「島をモチーフにしたご当地キャラが全国区に」、「家庭教師のバイト、いつやるの? 今でしょ!」といった世相を反映した要素も盛り込まれている。
展開の異なる分かれ道があったり、プレーヤー同士が対決してお宝を奪い合う「お宝争奪マス」もある。トラブル回避や分かれ道の選択に使う「アイテムカード」もあり、活用するとゲームを有利に進める。「お宝カード」にはそろうと高額になるものも用意されている。運と戦略性が億万長者への道となる。
今回はゲーム発売に加え、シリーズ45周年を記念し、鹿児島県大島郡の与論島とのタイアップが行なわれる。与論島は昨年、相次ぐ台風の被害に遭い島の最大の産業である観光業に大きな影響を受けており、島の復興を目指す与論町とタカラトミーがタッグを組むことになった。
与論町と与論町商工会青年部が推進する“ヨロン島興し計画”の一環として、島の形が「人生ゲーム」のシンボルであるルーレットの形状に似ていることから、与論島を「人生ゲーム島・ヨロン」と呼び、“リアルに「人生ゲーム」を楽しめる島”として、与論島の島興しにつながる企画を実施していくという。
1つ目は「ヨロン島リアル人生ゲーム」の実施で、2013年7月20日~9月16日の期間中、与論島4カ所に設置された大型ルーレットで、ヨロン島の魅力を再発見できる島オリジナルの「人生ゲーム」を体験しながら島を巡るイベントを開催する。2つめは、島内の小学生が「ヨロン島人生ゲーム」を製作するプロジェクトで、子どもたち手作りの「人生ゲーム」は、製作途中の小型複製版が6月13日の「東京おもちゃショー2013」にて展示され、完成版を7月20日より与論空港、タカラトミーHPにて公開するという。
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