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【特別企画】Logicool Gシリーズ新5製品を総点検
ワイヤレスゲーミングマウス「G700s」。多ボタンはMMOで生きる
(2013/5/2 00:00)
ワイヤレスゲーミングマウス「G700s」。多ボタンはMMOで生きる
ハイエンドモデルに位置づけられる「G700s」は、サイドに4ボタン、メインボタン横に3ボタン、中央に1ボタンと、計8つのスペシャルボタンを持つ多ボタンのワイヤレスマウスだ。大きなくびれを持つ独特の形状はリラックスしてのホールドが可能であり、長時間のプレイに適する。
無線方式であることで心配される遅延の問題については、前モデル「G700」と同じく全く問題のないレベルだ。有線タイプのゲーミングマウスと並べてリアクションテストを実施したところ、有意の差は見られていない。あっても数ミリ秒というレベルだろう。体感は不可能だ。
とはいえ、無線マウスゆえの重さが本製品を高速操作から遠ざけている。151gというカタログ上の重量は、手に持ってみると相当ずっしり感がある。カタログ上は「G500s」より軽いが、そちらはケーブル込みである。
マウス本体のみで比較するなら「G500s」よりも「G700s」のほうが一回り重い。これでローセンシ設定のFPSをプレイして、何度も振り回し、持ち上げ、置き直しを繰り返していたら30分と経たずに手首が悲鳴を上げそうである。
というわけで本製品は明確に、マッタリと長時間プレイするタイプのゲームに向いた製品だ。特に「G500s」以上の本体重量がもたらすカーソル操作の安定性は、MMORPGなど画面内の小さなUIを確実にクリックしていく操作で特に良さを体感できる。
8つのスペシャルボタンは、大抵のMMOで基本スキルを割り振るのに充分な数がある。また、そういう使い方を前提としているためか、クリック感は重め。意識して力を入れないと押下されず、そう簡単には誤爆しない。「G400s」のサイドボタンが、指をかけるだけで押されてしまう軽さであることとは正反対だ。
フル充電時の電池寿命は約10.5時間。もし、それ以上にゲームを続けたい場合は専用の付属USBケーブルを使って有線マウス化も可能だ。有線状態ではバッテリー切れから4~5時間でフル充電となり、またワイヤレスで10時間余り使用することができる。
多ボタンの使い方がキーとなる製品であることは間違いないため、「Logicool ゲームソフトウェア」でのマクロ設定を使いこなしたいところだ。