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GDC、日本人講演セッションの概要を公開
ガンホー森下一喜氏、スパイク・チュンソフト打越鋼太郎氏、マーベラスAQL橋本嘉史氏などが登壇
(2013/3/12 13:08)
GDCは、3月25日から29日までアメリカ・サンフランシスコで開催予定のゲーム開発者向けカンファレンス「Game Developers Conference 2013」における日本人講演者セッション情報を公開した。
今回は、6つのセッションが公開された。登壇するのは、カプコン「ドラゴンズドグマ」ディレクターの伊津野英昭氏、マーベラスAQLの橋本嘉史氏、クリスピーズ代表取締役の片岡陽平氏、ガンホー・オンライン・エンターテイメント代表取締役社長の森下一喜氏、スパイクチュンソフトの打越鋼太郎氏など。これらのセッションは同時通訳が実施される予定。
各セッションの概要と一覧は以下の通り。なお日本語訳は、IGDA日本が発表したものに基づいている。
・「Behind the Scenes of Dragon's Dogma (ドラゴンズドグマの舞台裏)」
登壇者:カプコン「ドラゴンズドグマ」ディレクター 伊津野英昭氏
カプコン製オープンワールドアクションRPGの今まで語られなかった開発の裏側について、ユーモアとヒントを交えながら、さらにマーケティングやリリース後の製品サポート戦略についても語られる。
・「Commun-indies: Making the Most of Your Indie Community (コミューンインディ:インディーズコミュニティを最大活用するには)」
登壇者:NIGOROディレクター 楢村匠氏
「ラ・ムラーナ」のリリース前後において、開発チームがどのようにユーザーからのフィードバックを活用したかについて、2005年にインディーズとしてリリースされる前から、2011年のWiiウェア、2012年のPC版リメイク、さらには2013年のSteam Greenlightキャンペーンに続くまでのスパンで語られる。
・「RPG Development: Inspiration and Perspiration (RPG開発のひらめきと汗)」
登壇者:マーベラスAQL 橋本嘉史氏
「ルーンファクトリー」、「牧場物語ハーベストムーン」、「Muramasa: The Demon Blade (朧村正)」などの開発を通じて得た、このジャンルにおいていかにして革新的であり続けられるかの実例について解説される。
・「Tokyo Jungle and Japan's Gaming Potential (トーキョージャングルと日本のゲーム開発の可能性)」
登壇者:クリスピーズ代表取締役 片岡陽平氏
ゲーム開発経験のないチームが、いかにしてこの風変わりでカルトなダウンロード用タイトルをファーストパーティーのソニーからリリースできたのかをシェアする。
・「100% Fun: Keeping Players Engaged (楽しさ100%:プレーヤーをひきつけ続けるには)」
登壇者:ガンホー代表取締役社長 森下一喜氏
モバイル向けヒットタイトル「パズル&ドラゴンズ」において、世界中の何百万人ものプレーヤーを楽しませ続けている同社の運営指針について語られる。
・「Visual Novels: Narrative Design in Virtue's Last Reward (ビジュアルノベル:善人シボウデスにおけるストーリーデザイン)」
登壇者:スパイクチュンソフト 打越鋼太郎氏
「極限脱出 9時間9人9の扉」、「極限脱出ADV善人シボウデス」という2つのプロジェクトを振り返り、さらに「ビジュアルノベルのクリエイターは他のジャンルにも大きな影響を与えてきた」という観点の元、ビジュアルノベルというジャンルの独自性、将来性について解説する。