ガスト、同社初のオフィシャルイベント「ガスト・ガーラ」を開催

声優陣による音声ドラマや開発者によるトークなどを披露


7月1日 開催

会場:大宮ソニックシティ 大ホール



 株式会社ガストは、同社初のオフィシャルイベント「ガスト・ガーラ」を、埼玉・大宮ソニックシティ 大ホールにて、7月1日に開催した。

 「ガスト・ガーラ」は、ガストから発売中の「アトリエ」シリーズと「シェルノサージュ ~失われた星へ捧ぐ詩~」をテーマにしたオフィシャルイベント。同社による大規模なファン向けイベントとしては初めての開催となった。

 イベント当日は午後から雨が降りしきる中、開場前から行なわれていた物販コーナーには、イベント限定グッズなどを求める長蛇の列ができるなど、早くからガスト作品の熱心なファンが多数詰めかけていた。そして、開演時間が近付くと、「アトリエ」シリーズのロロナ、トトリ、メルルが観覧の諸注意を読み上げるという演出が行なわれ、来場者から笑いと歓声が沸き起こり、会場内の熱気も一気に盛り上がっていた。

「アトリエ」シリーズのドラマステージ。左から田中さん、谷井さん、門脇さん、名塚さん、明坂さん
「ガスト・ガーラ オリンピック」の後には来場者を対象にしたプレゼント抽選会も行なわれた

 開演時間になると、「ガスト・ガーラ」のオープニングムービーが流れ、最初の演目である音声ドラマ「トトリのアトリエ 偶然の出会い」が始まった。このステージには、ロロナ役の門脇舞以さん、トトリ役の名塚佳織さん、アストリッド役の田中敦子さん、パメラ役の谷井あすかさんが登場。ロロナ、トトリ、アストリッド、パメラがパメラの店で一同に顔を揃えるというストーリーで、ゲーム中ではなかったアストリッドとトトリが出会うというイベントならではの会話が繰り広げられた。

 続いて音声ドラマ「メルルのアトリエ ドキドキ キノコ&パイ祭り!」では、前出の4人に加え、メルル役の明坂聡美さんも登場。ロロナが元の年齢に戻り、アストリッドとパメラ、ロロナがアーランドに帰ることにしたため、メルルが送別会を開くというストーリーで、メルルが作ってきたパイを食べると、幼くなったり、笑い出したり、泣き出したりするなど、「アトリエ」シリーズらしい、ほのぼのとしたドタバタ劇が展開された。

 それぞれのドラマの後には、山本美禰子さんが登場し、「Pilgrimage」(「トトリのアトリエ~アーランドの錬金術士2~」より)と、「Cadena」(「メルルのアトリエ~アーランドの錬金術士3~」より)をステージで歌い上げた。

 「アトリエ」シリーズのドラマの後は、バラエティコーナー「ガスト・ガーラ オリンピック」を開催。このコーナーでは、門脇舞以さん、名塚佳織さん、明坂聡美さん、田中敦子さん、谷井あすかさんがアトリエチーム、加隈亜衣さん、井ノ上奈々さん、水瀬いのりさんがシェルノサージュチームに分かれて、クイズと玉入れに挑戦。クイズはシェルノサージュチーム、玉入れはアトリエチームが勝利したものの、総合得点でアトリエチームが勝利した。

 トークコーナー「トークのアトリエ」では、「アトリエ」シリーズのディレクター岡村佳人氏と同作のイラストレーター岸田メル氏、シリーズ最新作「アーシャのアトリエ」でアーシャ役を務めた井上麻里奈さん、同作の挿入歌を歌った紗也さんが登場。岸田氏が描いた最新のイラストやコンテ段階のムービーを披露しながらトークを展開した。トークの最後には、紗也さんによる挿入歌「Stargazer」が披露された。

 次のトークコーナー「シェルノサージュトークショー Ver.ガスト・ガーラ」には、「シェルノサージュ」のディレクター土屋暁氏、イオン役の加隈亜衣さん、カノン役の井ノ上奈々さん、キャス役の水瀬いのりさんが登場。ゲーム紹介の後、7月7日配信予定の「セカイパック Vol.2」の舞台となる「夢ノ珠」や、新たに登場する天文側のパリー(パラライノ)、地文側のクーリン、そしてネイ(ネィアフラスク)といったキャラクタを披露。ストーリー面では、いよいよイオンとカノンがドンパチを繰り広げるといった今後のストーリーにもちょっとだけ踏み込んだトークが繰り広げられた。

出演者勢揃いのカーテンコール。幕が下りるタイミングが早く、もう1度やり直すハプニングも

 また、「シェルノサージュ」では“ゲームの内外を問わず楽しめる”をコンセプトに、ゲーム外でもさまざまなイベントを展開するという。その中から、ユーザーからの声を聞きながらゲームを開発していくための「Genomi-Line」、本作の世界設定に深く切り込むための生放送番組「シェルノサージュ スペシャル」、加隈さん、井ノ上さん、水瀬さんが出演する「7次元通信」の3本の定例イベントを紹介した。

 その後、加隈さん、井ノ上さん、水瀬さんによる音声ドラマ「シェルノサージュ 試練編幕間『信念』と『意思』と『何もない私』」では、イオンの内面を描いたシリアスなストーリーを展開。さらにイベント来場者には、この続きが収録されたドラマCDが記念品としてプレゼントされた。


イベント限定グッズや新作グッズの先行販売などが行なわれ、大盛況だった物販コーナー

写真提供:コーエーテクモゲームス 撮影/大山雅夫

(2012年 7月 2日)

[Reported by 滝沢修]