アラリオ、「クロスファイア・チャンピオンシップ」を開催

122クランの頂点に立つクランが本日遂に決定!


5月4日 開催

会場:ベルサール秋葉原



 5月3日~5月5日にベルサール秋葉原で開催されている「第5回 秋葉原PCゲームフェスタ」では連日様々なゲームイベントが開催されている。

 本稿では会期2日目の5月4日に開催されたアラリオ株式会社がサービスを提供しているWindows用潜入型FPS「クロスファイア」のオフライン大会「クロスファイア・チャンピオンシップ 賞金30万円をかけた最終決戦!」の模様についてレポートする。

司会の三浦愛恵さん、実況の「yukishiro」氏、解説の「YamatoN」氏
会場には試遊コーナーや射的コーナーなどが設けられ試合の観戦以外にも楽しめるようになっていた。リアルガチャコーナーも好評で長い列ができていた。




■ 新武器実装に、新たなオンライン大会の告知も。アップデート情報発表

アラリオ株式会社宣伝チームシニアマネージャーの敦子氏

 アラリオ宣伝チームシニアマネージャーの宮崎氏より今後のアップデート情報が発表された。

 新武器は5月9日に実装予定の「9A-91」、「Remington870-Knife」、5月23日に実装予定の「Sterling」、6月13日に実装予定の「Tantal Wz.88」という4種類の武器が新たに実装される事が発表された。

 「9A-91」はロシア製の小型な突撃ライフルで、素早い戦闘展開に対応できる。装弾数は少なめだが、安定性と小回りの効く機動性を持つという。「Remington870-Knife」はアメリカを代表する「Remington870」にナイフを装着したモデルで、突然の近接戦や弾切れなどの状況の時にナイフで素早く対応できる。またオリジナルの「Remington870」に比べて連射性能、装填速度が強化されている。「Sterling」はイギリス製の短機関銃で1990年頃にL85に取って代わられるまでL1A1(FAL)と共にイギリス軍で使用されていた銃だ。「Tantal Wz.88」はポーランドが「AK-74」に独自の改良を加えたアサルトライフルとなっている。

 新たなオンライン大会として「クロスファイア」の特徴の1つである「ゴーストマッチ」というゲームモードを使ったオンライン大会「CrossFire Ghost Challenge 2012」が開催される。このモードは基本的なルールは「チームマッチ」モードと同じで、目標ポイントを爆破または阻止する事が目的だが、攻撃側のチームは透明の状態となっているモードだ。これまでユーザーによる非公式な大会は開催されていたが、初公式の大会になる。エントリー期間は5月23日~5月30日なので興味があるユーザーはぜひエントリーして欲しい。

 また「クロスファイア」のユーザー数がもうすぐ100万人を突破するということで記念イベントが5月16日から行なわれる。イベント期間中は取得経験値、GPが2倍になったり、毎日プレゼントが獲得できる。他にもオリジナル壁紙のダウンロードなど様々なイベントを企画しているというので、「クロスファイア」公式サイトをチェックしてみるといいだろう。


実装予定の新武器の詳細
「CrossFire Ghost Challenge 2012」というオンライン大会と、100万人突破記念イベントが行なわれる




■ エントリーされた122クランの頂点に立ったのはどのクランか!?

 予選を勝ち残ったのは「ばきゅ~ん東」、「LoverAble」、「spline」、「Infinity」の4クランだ。決勝を勝ち抜いたクランが「CrossFire Championship 2012 Season1」で優勝した「HollowMellow」と対戦し、チャンピオンを決定する。

 使用するマップは準決勝が「Sub Base」、決勝が「Ankara」。解説はオンラインゲーム実況アナウンサーで、世界大会の出場経験もある「yukishiro」氏で、実況は現在活動停止中の強豪クラン「Vault」のリーダーである「YamatoN」氏が務めた。解説・実況の2人はこれから行なわれる準決勝の「Sub Base」について、「狭めのマップとなっているので、アサルトライフルをどう運用するかが大きなポイントとなってくると思います」と話した。

 準決勝第1試合は「ばきゅ~ん東」vs「LoverAble」。前半は「ばきゅ~ん東」が攻め側だ。「Sub Base」は狭めのマップだが「ばきゅ~ん東」のスナイパーが的確に「LoverAble」のメンバーを仕留め、人数差をつけたところでアサルトライフルを持ったメンバーが強襲するという戦略で「ばきゅ~ん東」が先制。以降の試合も終始「ばきゅ~ん東」がペースを作り、4ラウンド目で「LoverAble」が1勝するも、結局7対1で「ばきゅ~ん東」の勝利となった。

 準決勝第2試合は「spline」vs「Infinity」の試合。前半は攻め側が「spline」だ。「spline」は全員世界大会参加経験があり、個人個人の強さがチームの強さに繋がっているという印象を受けた。特に第1ラウンドでは「sp.k1[4]」選手がアサルトライフルで一気に3人抜きをするなど際立っていた。5ラウンド目では「Infinity」が戦略を変え、一気に奇襲をかけ勝利したが、最終的に8対2で「spline」の勝利となった。

 続いては決勝戦。マップは「Ankara」で、解説・実況の2人は「先ほどの『Sub Base』とは違い広めのマップとなっています。スナイパーライフルをどう使うかがポイントになりそうです」とコメントした。

 決勝戦は「ばきゅ~ん東」vs「spline」。初戦からスナイパーライフルに持ち替えた「sp.k1[4]」選手が4Killと大暴れ。2ラウンド目は「ばきゅ~ん東」が1勝したが、同じくスナイパーライフルを持つ「sp.delave[2]」選手の2人のスナイパーライフルが戦場を制し、6対1で「sprine」がチャンピオンクラン「HollowMellow」に挑戦する権利を勝ち取った。

準決勝の「Sub Base」の試合。アサルトライフルをどう運用するかがポイント
決勝の「Ankara」の試合。ロングが多いのでスナイパーライフルが重要になってくる




■ シーソーゲームが続く「sprine」vs「HollowMellow」。チャンピオンになるのはどちらか

 トーナメントを勝ち上がったクランとチャンピオンクランの試合である「チャレンジマッチ」では「Eagle Eye」、「MINE」、「Mexico」の3マップで行なわれ、2マップ先取したクランが、チャンピオンとなる。

 解説・実況の2人は、今回のチャンピオンシップ用のマップについて「『Eagle Eye』と『Mexico』はクラン戦でもよく使われるマップなんですが、『MINE』は珍しいですね。どう転ぶかわからない『パルプンテ』みたいなマップです」と話した。

 第1試合の「Eagle Eye」は「sprine」の攻めからスタート。「sprine」は「sp.DahLIA[5]」選手の連続3人抜きヘッドショットなど、今回も圧倒的な個人技が目立ち、第1ラウンドから4連勝。このまま「sprine」のペースになるかと思いきや、第5ラウンド「HollowMellow」が立ち回りで「sprine」を出し抜き勝利。ここから流れを変え3連勝し、4対3まで持ち直した。その後取りつ取られつでシーソーゲームを繰り広げるが、最終的に9対6で「sprine」の勝利となった。

 第2試合は「MINE」。こちらも「sprine」の攻めからスタート。第1ラウンドから「sprine」が3連勝し流れを作るかと思いきや、4ラウンド目、ラッシュをかける「sprite」に「HollowMellow」が距離を詰めていき、カウンターで勝利を収めた。個人技の「sprite」に対して、立ち回りの「HollowMellow」という印象だ。そこから3連勝し、前半戦は5対4で「HollowMellow」が制した。

 後半戦、「落ち着いていこう」とメンバー同士で声をかけあいながら挑んだ「sprine」。立ち回りや作戦は「HollowMellow」の方が上手だったが、個人技で対抗する「sprine」。複雑な作戦を使わず連携と丁寧なカバーで「HollowMellow」に対抗し、前半戦とあわせて9対3で「sprine」の勝利となった。

 チャンピオンになった「sprine」のリーダー「sp.kasumi[3]」選手は「『MINE』は全然練習していなかったので、丁寧にカバーすることを心がけました」と話し、解説・実況の2人も「シンプルで速い攻めが勝因だったと思います」と試合を振り返った。優勝した「sprine」には賞金30万円の他各種ゲーム内アイテムが贈られた。

決勝戦の様子。個人技の「sprite」に立ち回りの「HollowMellow」という印象
お互いの健闘を称え合う選手達
優勝した「sprine」

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(2012年 5月 4日)

[Reported by 八橋亜機]