スクエニ、「DQM-J2 プロフェッショナル」“GreatMasters'GP”チャンピオン大会
堀井雄二氏が登場し「ドラゴンクエストモンスターズ テリーのワンダーランド3D」を発表
昨年と同じく大会の最後に新作の発表が行なわれた |
株式会社スクウェア・エニックスは、ニンテンドーDS用ロールプレイング「ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー2 プロフェッショナル」(DQM-J2 プロフェッショナル)の公式大会「Great Masters'GP」の決勝戦を、「東京ゲームショウ 2011」の会場で開催した。メインステージが満杯になるほどの多くのファンが駆けつけた。
全国の予選を勝ち抜いてきた精鋭8人が集まり試合に挑んだ。解説として登場したのは犬塚太一プロデューサーと声優の安元洋貴さん。予選ではスピード重視の試合が多かったと言うが、準決勝からスタートした試合は相手の手の内の奥の奥まで読み合う非常に高度な試合となった。最終的には名古屋の午前の予選を勝ち抜いたオオスギ選手と同じく名古屋の午後の大会を勝ち抜いたかりん選手の戦いとなった。決勝も一進一退の攻防となったが、僅差の判定でかりん選手の勝利となった。
決勝が終了し表彰式に移るときにスペシャルゲストとして堀井雄二氏が登場。優勝したかりん選手とオオスギ選手を表彰した。そして犬塚氏に「大切な発表があるんでしょ?」と促すと、犬塚プロデューサーは「ドラゴンクエストモンスターズ テリーのワンダーランド3D」を開発中であることを明らかにした。タイトルにあるとおりプラットフォームはニンテンドー3DS。
「ドラゴンクエストモンスターズ」シリーズの最新作となるが、1998年にゲームボーイで発売されたシリーズ第1作の「ドラゴンクエストモンスターズ テリーのワンダーランド」をリメイクしたもので、当時のスタッフを集め、原作を忠実に再現しながらも新しい要素を盛り込んでいくという。
犬飼氏は、実はGB版「ドラゴンクエストモンスターズ テリーのワンダーランド」を製作した当時はアシスタントディレクターだったのだという。今回、犬飼氏が堀井氏の元に製作したい旨を伝えに行ったとき、堀井氏は「ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族 オンライン」を開発中であることもあり、「忙しいから無理ぽ」と断ったのだという。しかし犬飼氏の「是非やりたい!」という熱意から製作することが決定。その昔GB版の制作中も、入院中の堀井氏の元まで駆けつけシナリオの修正作業を行なったのだとか。
「ドラゴンクエストモンスターズ テリーのワンダーランド3D」はGB版に登場したモンスター、プラス『プロフェッショナル』に登場したモンスター、さらに新規追加モンスターを収録予定。ストーリーについてもプラスアルファのストーリーを用意するとしている。
発売は2012年の発売を予定。原作を知っているプレーヤーには懐かしく、新しいプレーヤーには新鮮に楽しめるタイトルになりそうだ。
堀井雄二氏。当初は「無理ぽ」と断ったと言うが、結果的には製作することに | 犬塚太一プロデューサー | 的確で細かい解説を行なった声優の安元洋貴さん |
冷静に戦い抜いた、かりん選手 | 決勝戦は非常に盛り上がった |
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(2011年 9月 18日)