ゼニマックス、PS3/Xbox 360「Dishonored」の日本展開を正式発表
子会社Arkane Studioによるレトロフューチャー系FPS


発売時期未定

価格:未定

CEROレーティング:審査予定


 ゼニマックス・アジア株式会社は、米ZeniMaxグループの開発子会社仏Arkane Studiosが開発しているFPS「Dishonored」の日本展開を正式発表した。発売プラットフォームはプレイステーション 3およびXbox 360で、発売日、価格等については未定としている。海外では2012年の発売が予定されている。

近世的な街並みに立ちふさがるロボット。レトロ・フューチャー的な味わいがたっぷりのスクリーンショット
主人公は悪人ということだが、敵も劣らず悪そうな容貌をしている。彼らの対処の仕方によって国の運命が大きく左右するという

 「Dishonored」は、E3 2011終了後の7月に米国で発表された米ZeniMaxグループの新IPとなる。開発を担当しているのは2010年に買収したフランスのデベロッパーArkane Studiosで、買収前はオーストリアのJoWoodと組んでアクションRPG「Arx Fatalis」を手がけたり、直近の2009年は、2K Gamesと組んで「Bioshock 2」の開発を担当している。

【プロローグ】
 かつて、皇后の忠実なボディーガードとして任務に就いていたあなたは、突然何者かによって、皇后暗殺の容疑を掛けられてしまう。復讐の炎に身を焦がされ、悪名高き暗殺者となったあなたは、“邪悪の仮面の男”と呼ばれるようになった。世の中には疫病が蔓延し、未知の技術を使って抑圧する政府がはびこるようになる。そして裏切りの真相は、街を取り囲む濁り淀んだ水の様に曖昧なまま。己の決断がこの世界の運命を左右することとなろうとも、過去の出来事を変えることはできない。

 「Dishonored」は、とある国の皇后のボディーガードを務めていた主人公が、皇后暗殺の容疑を掛けられたことで一転して暗殺者となり、“邪悪の仮面の男”として復讐に手を染めていくダークファンタジーゲーム。世界観は日本人にも親和性の高いレトロ・フューチャーを採用し、Valve Softwareの名作「Half-Life 2」でアートディレクターを務めたヴィクトル・アントノフ氏の手により、懐古主義的な表現と、未来的な技術が入り交じった不思議な世界観が描かれている。

 ゲームの中心地となる捕鯨業が盛んだった街“ダンウォール”では疫病が蔓延し、全人口の半分がすでに無くなっているか、命の危険にさらされている状態。残された住民も、圧政の恐怖におびえながら生きながらえている。プレーヤーは闇の力を駆使して敵を翻弄し、暗殺を成し遂げていく。屋上から窓台までテレポートして一気に敵に接近することや、時間そのものをゆがめて超人的な暗殺を企てることも可能だという。

 「Dishonored」の新しい点としては、公式サイトがグローバル対応しているところ。米国で公開された公式サイトにはすでに日本語のサイトも用意されており、スクリーンショットやゲームの概要を見ることができるので、1度覗いてみてはいかがだろうか。


【スクリーンショット】

(C) 2011 ZeniMax Media Inc. Dishonored, Bethesda, Bethesda Softworks, ZeniMax and related logos are registered trademarks or trademarks of ZeniMax Media Inc. in the U.S. and/or other countries. Arkane and related logos are registered trademarks or trademarks of Arkane Studios SAS in the U.S. and/or other countries. All Rights Reserved.

(2011年 9月 6日)

[Reported by 中村聖司]