インデックスがロッソインデックスの株式を譲渡

「Master of Epic」など運営中のタイトルには影響なし


7月27日 発表



 株式会社インデックスは7月27日、子会社の株式会社ロッソインデックスの株式の一部を、株式会社シィファクトリィに譲渡することを発表した。

 ロッソインデックスは、Windows用MMORPG「Master of Epic」や「アルカディアサーガ」、「ドルアーガの塔 ~ the Recovery of BABYLIM ~」といったタイトルを運営している企業。2009年10月に、当時インデックスの子会社だった株式会社アトラスがオンラインゲーム事業の強化を図るため子会社化した。なおアトラスは2010年10月、インデックスがグループ再編を行なった際にインデックスに吸収合併されているため、現在のロッソインデックスはインデックスの子会社となる。

 インデックスは、所有しているロッソインデックスの754,596株(所有割合:96.30%)のうち、700,035株(所有割合:89.33%)をシィファクトリィに8月1日付けで譲渡する。譲渡価格は3億円。これによりロッソインデックスはインデックスの子会社から外れる。シィファクトリィは本社を神戸市に置いている企業で、WEBサイト構築やマルチメディアコンテンツ作成、サーバーのホスティングサービスなどを行なっている。

 株式を譲渡する理由についてインデックスは、「MMORPGを中心に展開しているロッソインデックスについては、収益性が低いこともあることから、今後オンラインゲーム事業の強化を図るシィファクトリィへ、株式の一部を譲渡することといたしました」と発表している。

 なお本件についてロッソインデックスの担当者は、運営しているゲームタイトルについての影響はなく、ユーザーに新たな手続きなどが発生することもないとしている。


(2011年 7月 27日)

[Reported by 石田賀津男]