ネクソン、Xbox 360版「アラド戦記」を年内にサービス開始
Xbox LIVEアーケードとして配信、日本語を含む8カ国語に対応予定


2011年サービス開始予定




 株式会社ネクソンは、Windows用オンラインアクションRPG「アラド戦記」をXbox 360向けに展開する方針を明らかにした。Xbox LIVEアーケードタイトルとしてダウンロード配信の形での提供を予定。クライアントの価格は未定で、ビジネスモデルもWindows版と同様に、基本プレイ無料のアイテム課金制になるかどうかは未定としている。日本語を含む8カ国語のローカライズを予定しているが日本展開については現時点では未定としている。

あの「アラド戦記」がXbox LIVEアーケードに登場する

 Xbox 360版「アラド戦記」は、元々の開発元である韓国Neopleと、韓国のデベロッパーで数少ないコンシューマーゲームの開発経験を持つ韓国Softmaxが共同して開発を進めているオンラインゲーム。パブリッシャーはネクソンで、Xbox LIVEアーケード独占配信タイトルとして全世界に配信される。

 ネクソンはかつて、MMORPG「マビノギ」のXbox 360版を発表していたが、米Microsoftとの間でオンラインポリシーにおける調整が付かず、ひそかに開発を中止していた経緯がある。今回、Xbox 360版「アラド戦記」のリリース時期まで明示したことは、両社の間でそうしたポリシーの摺り合わせは完了したものと見られ、ネクソンとしては念願のXbox 360参入となる。

 ローカライズについては、ネクソンの子会社であるNexon Koreaが英語、中国語、韓国語を担当し、米Microsoftが日本語、ドイツ語、スペイン語、イタリア語、フランス語を担当する。日本語もローカライズ対象に含まれているばかりか、8カ国語対応というかなり強気の展開となる。

 Xbox 360版「アラド戦記」の具体的なゲーム内容については明らかにしていないが、リリースによれば「PCバージョンよりさらに高い完成度のゲームをお披露目したいと考えております」としており、Windows版をベースにXbox 360への最適化が図られたものになる見込み。最低でも、ハイデフ表示への対応を期待したいところだが、続報に注目したい。


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(2011年 3月 24日)

[Reported by 中村聖司]