「AOU2011」その他レポート
チーム戦になった「みんなのクレーンゲーム選手権」など
「AOU2011 アミューズメント・エキスポ」のレポートのラストは、タイトー、AQインタラクティブ、そしてアネックスブースの模様と、今年からチーム戦となった「みんなのクレーンゲーム選手権」のレポートで締めくくらせていただきたい。
■ タイトーブース
省電力設計の「プレミアム クレーン」は今春稼動予定 |
自社タイトルとしては初出のものは「超ちゃぶ台返し! 巨人の星バージョン(仮称)」が出展されていたタイトーブース。そのほか、クレーンゲーム機の新製品「プレミアム クレーン」も初登場。LEDタイプの光源により消費電力を従来モデルの半分以下に削減している。
また、昨年末から稼動を開始した「NESiCAxLive」対応タイトルでは、配信済みを含む18タイトルを出展。アクアプラスの2D対戦格闘ゲーム「AQUAPAZZA」、グレフのSTG「星霜鋼機ストラニア」、サクセスのSTG「exception」が専用に筐体を用意して出展されていた。
■ AQインタラクティブブース、アネックスブース
AQインタラクティブのブースには「Touch the Numbers」が参考出展。制限時間内に数字パネルを1から順にタッチしていくというもので、そのクリアタイムを競うカジュアルなタイトルだ。
アネックスブースには、アールシーアイの「真・恋姫†夢想 ARCARE EDITION(仮称)」が4つの筐体で出展されていた。「NEO STANDARD」と呼ばれる新システムボードを採用。CPUはIntel Core 2 Duo G6950、メモリはDDR3を2GB搭載。ビデオカードはGeforce 220、16GBのSSDを搭載。
操作は1レバー4ボタン(弱、中、強攻撃と軍師呼び出し)。軍師の呼び出しや必殺技のパワーアップに使う「計略ゲージ」が特徴で、特定の技でカウンターをとった場合や特定の技を空中状態の相手に当てると「夢想†カウンター」が発生。地面にダウンするまで追撃が可能となる。
「Touch the Numbers」 | 「真・恋姫†夢想 ARCARE EDITION(仮称)」 |
■ 「みんなのクレーンゲーム選手権」
3戦目でCチームが怒涛の追い上げをしたものの、景品1個差で惜しくも届かず…… |
今回からチーム戦となった「クレーンゲーム選手権」は、全国予選を突破した代表24名が3つのチームで3回競技を行ない、その結果を競うというものになった。4機種のプライズゲーム機に各2種類のプライズ(もしくは競技)が設定されており、3つの試合形式で争われた。出場者はキッズ、シニア、そして一般の3つのカテゴリーで参加しており、下は小学校2年生、最年長は64歳の参加となった。
最初の競技は、チーム全員がそれぞれ全景品に一定時間内に挑戦するというもの。1つの競技を終えると隣へと移動し、ローテーションで次々とプライズ機に挑む。2つ目の競技は、それぞれのプライズ機に各チームからの選抜メンバーが挑戦。無事プライズをゲットすると得点が倍で計算される。最後に、チーム全員で8つの景品(競技)に挑戦。各景品を3つづつ獲得すればその競技は終了し、20分以内に全部の競技を終えるのが目標(プライズ1つにつき得点は3倍)という設定になっていた。
親子や兄弟で歴代クレーンゲーム選手権で全国大会出場という経歴を持つ選手がいたり、かたや初登場で緊張の表情を見せる選手がいるなか、機種の違いやプライズの配置などをあっという間に攻略していく手腕、そしてさまざまなテクニックを駆使し、制限時間内に的確にアームを移動させて次々とポケットに景品を放り込む手際のよさには、出場者の応援でステージ周辺に訪れていた関係者だけでなく、通りすがりの来場者も注目。最後の競技は非常に白熱し、わずか1つ差という僅差でBチームが優勝となった。
ウォームアップはあったものの、3回のチャンスに絶妙のアーム調整とプライズの配置をものともしない出場者たちは次々とプライズをゲット | 「ピンポイント」という穴にアームに接続された棒を差し込む正確さを競う筐体も用意された | 最後は制限時間内にどんどんプライズを集めていくという競技。得点が3倍になっており、盛り上がりを見せた |
【そのほか】 | |||
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セイミツ工業ブースには新作レバー/ボタンが出展。HORIの家庭用ジョイスティックに装着したデモ機が出展されていた | 三和電子ブースにも、同社のパーツを使ったHORIの家庭用ジョイスティック関連が出展されていた |
(2011年 2月 19日)