NCJ、「The Tower of AION」2.0アップデート体験レポート その1
ソロ用インスタンスダンジョンと、日本独自仕様となる変更点に注目!


11月2日 アップデート実施予定


「Vision」にもちらりと出てきたペットが実装される

 エヌ・シー・ジャパン株式会社は、Windows用MMORPG「The Tower of AION(タワー オブ アイオン)」の大型アップデート「Episode 2.0 新世界」(以下、「2.0」)を11月2日に実装する。新ダンジョンが入る大規模アップデートは2009年10月の「Episode 1.5 龍族の侵攻」以来、約1年ぶりとなる。今回のアップデートでは「龍界」という新エリアと、7つのPvEダンジョンが追加される。

 「2.0」はレベルキャップが55まで開放されるなど非常に規模の大きなアップデートのため、今年の6月にはその下準備となる「Episode 1.9 明日への鼓動」が先行で実装された。しかしその後「2.0」までに時間がかかり、多くのファンをやきもきさせたが、それだけの時間をかけただけあってファンの期待に十二分に応える内容とボリュームになっている。ちなみに、現在レベル50で経験値が上限に達しているキャラクターは「2.0」実装後すぐにレベル51になれる。

 新エリアには、多数の新しいミッションがあり、さらに新採取物や新生産物も追加される。大量に実装されるダンジョンからはユニークやヒーローグレードの新装備が入手できる。今回は特にPvE寄りのコンテンツが多く、ソロやパーティー、フォースと様々な形で遊べるものが揃っている。

 またこのアップデートから開発体制にも変化がある。本作はこれまで全世界同一のゲーム内容で開発が行なわれていた。しかし今年に入って、日本と欧米でサーバー統合が行なわれたのをきっかけに、開発元である韓国NCSoftにて、各国の事情に合わせたローカライズを行なう海外開発部が設けられた。それにより「2.0」からは、日本向けに調整された内容が入ることになる。

 アップデートに先立ち、エヌ・シー・ジャパンで「2.0」の体験プレイができた。何しろコンテンツ量が多く、取材も長時間に及んだため、2回に分けて「2.0」の詳細なプレイレポートをお届けしたいと思う。今回は、ソロ用のダンジョン「ハラメル」、「悪夢」、「カスパール」と、深層の要塞に追加されたフォース用のアビス宝物庫「深淵の残骸」、ペットやその他の細かい変更点をレポートする。


アビス深層にある「神聖の要塞」に追加される要塞ダンジョンの新ボス「ヤメンネス」。フォースで挑む強敵だ




■ 短いダンジョン内にこれでもかと遊びが詰まった「ハラメル」

中にいるモンスターは、みんな頭の上でどくろが回っている

 「2.0」では、3つのソロ用インスタンスダンジョンが追加される。「ハラメル」はレベル18~22のプレーヤー用に作られた低レベル向けのソロ型インスタンスダンジョンだ。

 入場は低レベルのエリアである「アルトガルド」と「ベルテロン」からで、時間的には1時間もあれば余裕でクリアできてしまう程度。これまでプレーヤーが最初に体験するインスタンスダンジョンは「ノフサナ訓練所」だったが、その下に位置するさらにライトなダンジョンだ。

 出てくるモンスターはムームー族やドゥカキ族など、低レベル帯エリアにいる種族が中心だ。ただし普段は侵入できない敵種族のエリアにいる低レベルモンスターはなかなか新鮮味がある。

 ストーリーは、本作の既存プレーヤーなら「またか!」と思う、オデラーとオディウムの密造がらみの調査だ。「ハラメル」の内部は研究施設になっていて、そこでムームー族とドゥカキ族が黙々とオデラーとオディウムを採取している。

 よく見ると、作業員の頭の上には、まるで混乱状態のようにドクロがくるくる回っている。実は作業員たちはボスに操られて、働かされているのだ。だからと言って容赦は不要。敵はアクティブだが、点在しているので多重リンクさせなければそれほど怖くはない。フィールドにあるムームー族やドゥカキ族の村と同じ程度に気をつけていれば大丈夫だ。


ダンジョン内にはかなり高低差のある場所もあり、縦横に移動できる感覚が楽しい


 「ハラメル」は長いダンジョンではないが、内部の構造は非常にバリエーション豊かで凝っている。オディウムの精錬所のような室内もあれば、広々としたオデラーの畑もある。高低差が大きなところはエレベーターを使って移動したり、滑空したりと、歩き回るのが非常に楽しいダンジョンなのだ。ダンジョン内にはクエストも多数用意されており、遊び方も多彩だ。

 ネームドボスは「コラプトアビリティ サッカー ハメルン」と、3匹の手下の計4体。それぞれのボスが特徴的な武器を手にしているが、このダンジョンのボスは手にしている武器をそのままのグラフィックスでドロップする。例えば「作業班長カキティ」が持っているトゲトゲの棍棒はソード、「研究班長ハム」が持っている花束はダガーといった具合だ。これらの武器はもちろん外見変更に使えるので、高レベル帯のプレーヤーでも「欲しい!」という人は多いはず。

 ボスの「ハメルン」は体力が減ると部下を召喚する。複数の部下が現われるので、なかなかやりごたえのある戦闘になるだろう。「ハメルン」を倒すと宝箱を落として逃げていく。この宝箱の中からは、レジェンドグレードまでの装備が出ることがある。ストーリーもまだまだ軽いノリで、フィールドクエストの延長線上で楽しく遊べる場所になりそうだ。


「オディウム精錬所」では天族にはおなじみのドゥカキ族やブラウニーが働いている「オデラー加工所」にいるのは魔族にお馴染みのムームー族
オデラー畑にはマテリアル抽出可能な採集物が点在している「ハメルン」の執務室前には、信者とおぼしきモンスターが一心不乱に拝んでいる姿が
ネームドボス「作業班長 カキティ」ネームドボス「研究班長 ムームー族ハム」
ボスの「ハメルン」は体力が減ると部下を召喚する「ハメルン」からはレジェンドクラスの装備がドロップする




■ 今までにないドラマティックなストーリー堪能型ダンジョン「悪夢」

お世話になった人も多い「クロメデ」がこのダンジョンの主役
魔族側のダンジョン入り口は、火花のディーヴァが集まるキヌンガフ氷都市

 本作のサービス開始当初、インスタンスダンジョン「炎の神殿」に、ボスの「クロメデ」が落とす武器目当てに毎日のように通った人は多いだろう。韓国でも「クロメデ」の人気は高く、「2.0」ではその悲劇的な過去を体験できるようになった。それがレベル37~44で入場できるソロ型インスタンスダンジョン「悪夢」だ。

 「炎の神殿」は天魔共通のダンジョンだが、メインストーリーは魔族側のものなので、敵はすべて魔族だ。魔族側の入り口はベルスランのキヌンガフ氷都市にある。悪夢の中では、プレーヤーはクロメデに変身して、クロメデの過去を体験する。ただし武器とスキルは元のキャラクターのままだ。さらにアクションも元のキャラのままなので、男性キャラクターだとガニ股走りになって少し残念だ。

 ダンジョンに入ってすぐにカットシーンのムービーが流れる。「クロメデ」はとらわれた恋人「ロブスティン」のために悪に手を染めているが、裏切りに遭い、「ロブスティン」の救出に向かう。ダンジョンの途中にはゲートがあり、クエストをクリアして開けながら進むことになる。クエストの中には、「炎の神殿」でおなじみの「ロータン」との出会いもある。

 また、途中のクエストやギミックから、ダンジョン内だけで使える特別なスキルを入手できる。このダンジョン内スキルは、例えば周辺の敵を気絶状態にする「エクスプロージョンビーズ」や、体力を全回復してくれる「マガのポーション」など、便利なものが揃っている。途中で出会った「ロータン」は、召喚すると一緒に戦ってくれる。


夢の中なので、画面の端は不鮮明になり、常にゆらゆらと揺れている


 夢の中では、よく関係のない場所が脈絡なく登場するが、「悪夢」のダンジョンもドアを1つくぐると突然周囲の雰囲気が変わることがある。「封印の神殿」から地下牢獄、そして黒幕「カリガ」の屋敷へと、進むごとに大きく雰囲気が変わっていくのも、このダンジョンの魅力だ。

 ボスの「カリガ」の周りにはケースに入った武器が並んでいる。「カリガ」を倒すと手に入りそうだが、普通に倒したのでは手に入れられない。「悪夢」にはほかにも3人のネームドモンスターがいるが、彼らはそれぞれ「コラプトジャッジシリーズ」というレジェンドグレードの防具をドロップする。彼らを1人でも倒すと、「カリガ」は「サイレンス ジャッジ カリガ」という弱体した状態で現われる。

 途中のネームドを倒さずにボスの部屋に行くと「コラプト ジャッジ カリガ」という強力な状態のボスが現われる。この強化版カリガからドロップする「カリガの鍵」を入手すれば、ケースに飾ってあるユニークグレードの武器が手に入るという仕掛けだ。「クロメデ」の復讐は終わっても、ダンジョン通いはしばらく続くことになりそうだ。


ダンジョンに入るとすぐにムービーが始まり、ドラマティックなストーリーが進行していく「封印の神殿」がある遺跡では「ロータン」との出会いも
ダンジョンは要所要所にゲートがあり、鍵を持ってるモンスターを倒さなくてはならない「封印の神殿」にいる「神官ヒエス」を倒すと、ダンジョン内専用スキル「マガのポーション」が手に入る
「カリガ」の屋敷にある地下牢獄にいるネームドモンスター「顧問官 ハマム」囚われの「ロブスティン」。「クロメデ」は恋人を助けようと奮戦するが……
「カリガ」の屋敷には庭もある庭に生えている植物からも専用スキルを入手できる
「カリガ」の妻でネームドモンスターの「アンゲル夫人」隠し金庫の部屋に入ると「カリガ」がいる
「カリガ」の周りにはケースに入ったユニーク武器が飾ってある。欲しい~~!




■ ソロ用とは思えないボリュームと難易度の「カスパール内部」

木の内部と思えないほど広く、光も差し込んでいる
内部は入り組んでいるが、地図を見ながら進めるので安心

 龍界にある「カスパール内部」は、レベル51から入場できるソロ型のインスタンスダンジョン。ソロ用とはいえ、高レベル向けでボリュームも大きく、非常に難易度の高いダンジョンだ。

 「カスパール」はエリム族によって崇拝されてきた巨木。世界が2つに割れた時に、アイオン塔の破片が木の中に落ちた。破片のエネルギーに長い間晒された木の内部では、動植物が変異している。洞窟の内部は1本道ではなく、「炎の神殿」と同じようにかなり入り組んでいる。ただこのダンジョンでは地図を見られるので、位置を確認しつつ進めばいい。

 このダンジョンにも「悪夢」と同じように内部だけで使える特殊なスキルがある。その中でも面白いのが、ダンジョン入場時にエリム族からもらえる「カスパールの実」と「カスパールの涙」だ。「カスパールの実」を使うと、全身が木のエリム族っぽい姿に変身する。この姿になっている時には、HPが10万程度、MPが5万程度まで上昇する。見た目はあまり格好いいとは言えないが、これだけ強力だと使わざるを得ない。

 「カスパールの涙」は非常に強力な範囲攻撃で、自分を取り巻く敵を一掃できる。「実」は20分、「涙」は10秒のクールタイムで再び使用できるので、ここ1番ではどんどん使っていきたい。他にもダンジョン内のネームドモンスター「ハンプ バック シシル」、「ミュータント インセクト ゲルマル」、「スティール ウェッジ ラゴス」を倒せば、それぞれ便利なスキルをドロップする。


「カスパールの実」で変身。パワーアップするのは嬉しいが、見た目は微妙?


 スキルと共に探検を助けてくれるのが、協力者NPCだ。洞窟の比較的最初の方にいるネームドモンスター「ハンプ バック シシル」は巨大なクモ型で、周辺には糸でぐるぐる巻きにされた繭状の獲物が転がっている。その中から「たすけてくれー」とプレーヤーに助けを求める声がする。「シシル」を倒すと、2つの繭から1つを選んで助けられる。

 中にいるのはシールドウイングの男性とキュアウイングの女性だ。彼らは今回から新しく登場した煉族という赤い2枚の片翼を持つ種族。助け出して話かけると、その後「アフィタンの産卵場」までの道程をプレーヤーに同行してくれる。シールドウイングは範囲スキルで敵を引き付け戦い、キュアウイングは回復と攻撃でサポートしてくれる。協力者は死んでしまうともう復活しない。筆者はシールドウイングを選んでみたところ、のっしのっしと歩いてついてくる速度が遅く、途中ではぐれてしまった。


最初のネームドモンスター「ハンプ バック シシル」「シシル」にとらわれているNPCを助けると、ついてきてくれる
シールドウイングの助力者。赤い羽根を持つ煉族という新種族だ助力者の動きは左上のアイコンで指示できる。基本はAIによる自動操作だ


 途中の道がつづら折りになっている辺りには、たくさんの雑魚敵がいる。細い道沿いの壁からは、時々触手のようなものが突き出してきてプレーヤーを落とそうとする。避けたつもりでもうっかり落とされ「ムキー」となる経験は、おそらくだれもが1度は体験することになるはずだ。

 ボスの「カオス トルンク」は、1番奥の水たまりのような場所にいるグネグネした謎の生き物だ。その巨大さといい、触手を使った攻撃といい、とてもソロ用のボスキャラとは思えない迫力だが、「カスパールの実」を始めとした専用スキルを駆使すればそれほど撃破は難しくないはずだ。ボスを倒すとムービーが流れてそのまま終了となるので、中で他の用事がある場合はボス戦の前に済ませておこう。

 「カスパール内部」には、他にもたくさんのNPCやクエストがある。中にはタイムアタックで素早く現地に行かなければ会えないキャラクターや、隠れた場所でアイテムを売っているシュラク族もいる。採取できるマテリアルやオードもある。また上級スティグマクエストや、新しいコインクエストであるミスリルコインクエスト、ユニークグレードの装備や神石も手に入ると、デパートのように豊富なコンテンツが詰まっている。再入場時間が46時間と少々長めなので、入れるチャンスにはたっぷり遊び尽くしたい。


木の内部は、アイオン塔の破片で変質している枝分かれした道の奥にネームドモンスターが潜んでいる
沼の中では足が遅くなる。モンスターから逃げる時には要注意道のあちこちにいきなり付き出てくる、お邪魔虫な職種
陽光が差し込む木の枝。美しさに感動する風景だダンジョン内には、新しい採取物もある
ミスリルコインのクエストをくれるNPC「ヒアス」は一定時間で消えてしまう点在している「ヒールプラント」では体力を回復できる
ネームドモンスター「スティール ウェッジ ラゴス」は煉族のNPCと戦っているネームドモンスター「フック マウス オルガ」
ネームドモンスター「クイーン アフィタン」は途中で子供をワラワラ生む巨大なボス「カオス トルンク」
「カスパール内部」はレベル55まで入れる高レベル向けのダンジョンなので、地道に攻略していこう




■ 「深淵の残骸」で制限時間を気にせずお宝を取りまくれ!

ダンジョンの入り口は「神聖の要塞」内部にある

 「Episode 1.5 龍族の侵攻」のアップデートで、アビスの要塞地下にインスタンスダンジョン「アビス宝物庫」が実装されたが、唯一宝物庫が実装されていなかった「神聖の要塞」にも今回待望のインスタンスダンジョンが追加される。「深淵の残骸」はフォースで挑む「アビス宝物庫」だ。入場レベルは50からで最大12人、もちろん要塞を所有している勢力のプレーヤーだけとなる。ほかのダンジョンとは違い、時間制限がないのが特徴だ。

 入るとすぐに龍族と結晶でできた巨人が戦っている。このダンジョンでは、敵は龍族ではなくこの結晶状の生き物なのだ。だが龍族が味方というわけではないので、入ってすぐの小競り合いにちょっかいをだすと両方が一斉に襲ってくるので要注意だ。

 構造物の中を進むことが多い他の宝物庫とは違い、「深淵の残骸」は岩の洞窟を進んでいく。植物らしきものが生えていたり、水が流れ落ちていたりと、宝物庫であることを忘れそうだ。

 ボスはどれも非常に強力だが、特に2つ目のネームドモンスター「4番目の破片 カルバ」が使う範囲の石化魔法が凶悪だ。もし全員動けなくなってしまうと、そこで失敗になってしまう。また、3つ目のネームドモンスター「明暗の原型体」は戦闘が始まると2つに分裂し、2体を同時に倒さなくてはならない。

 ネームドモンスターを倒すと、横にある超特大の宝物箱から「古代の聖杯」や「古代の印象」がザクザクと手に入る。また、ネームドボスを倒すと「巨大オードの破片」というオブジェクトが出現するが、これを3つ壊すとラスボスの「ヤメンネス」が強化バージョンで登場する。

 「ヤメンネス」は魔法陣のようなものから上半身だけ現われた状態で襲ってくる。そのため動き回る心配はないのだが、攻撃範囲が広く、範囲攻撃も多用してくる。またある程度体力が減ると、空中に手下のオブジェクトを召喚してくる。とにかくデカいボスだが、戦闘に使えるエリアは意外と狭いので、位置取りが重要になりそうだ。

 雰囲気はほかとかなり違うが、ここも「アビス宝物庫」なのでダンジョン自体はそれほど長くない。ただし途中には敵が密集しているゾーンがあったり、上記のようにネームドモンスターの倒し方が特殊だったりするので、攻略法が確立するまでは2パーティーのフルメンバーで挑んだ方がよさそうだ。


入ってすぐの場所では、龍族が結晶のモンスターと戦っている最初のネームドボス「ライフ カレント アイロ」
ボスを倒すと横にある巨大宝箱4つからお宝を取り放題!途中の道にいる雑魚は動きが非常に速く、多重リンクを引き起こしやすい
要注意ネームドモンスター「4番目の破片 カルバ」分裂前の「明暗の原型体」
戦闘開始と同時に2つに分裂する2体を同時に倒さなくてはならない
ボスへの道の途中には、宝箱がたくさん置いてあるダンジョンのボス「ヤメンネス」。大迫力で、かなり手ごわそうだ




■ 「観賞型」、「倉庫型」、「生産型」と用途が分かれたペットが登場

新しくなるキャラクター選択画面

 戦闘以外の追加要素で最も注目したいのはペットだ。基本的には首都にいるブリーダーから入手できるが、課金アイテムやキャンペーンなどでしか入手できないものもいるようだ。ペットは可愛い姿を楽しむ「観賞型」、アイテムを預けられる「倉庫型」、そして「生産型」の3種類に分かれている。体験プレイで見かけた倉庫型のロバは、6つまでアイテムを持たせられた。枠はまだあったので、そこから拡張していけそうな雰囲気だった。

 ペットはすべて最初は卵の形で入手する。卵を孵化させるときに、名前や色、装飾を選べる。今後登場するペットの中には、日本からのアイデアが採用されたものもあるらしい。


パンデモニウムにいるペットブリーダー可愛いペットがたくさん遊んでいて、みているだけでも心が和む
ペットは3系統に分かれている。しかし、意外にお高い荷物を持ってくれるロバは便利そうだ


 プレーヤーキャラクターには新しい髪型とフェイスパターンが入る。髪型はアフロや韓流スター風のもの、お嬢様風のものと男女とも数種類ずつ追加される。キャラクター選択画面も風光明媚で明るい場所に変わった。

 また最初に紹介したが、今回のアップデートから海外開発部によって各国の実情に合わせたローカライズが行なわれている。日本バージョンでも、日本独自の仕様変更やオリジナルイベントの実施などが今後期待できるだろう。

 日本は他の国よりもソロでプレイしている人の比率が高いそうなので、ソロでやりごたえのあるインスタンスダンジョンは人気が出そうだ。特に現状はややパーティーを組みづらい中、低レベルでがっつりレベル上げに使えるダンジョンは需要が高そうだ。

 定額課金ゲームのアップデートは往々にしてハイエンドコンテンツの拡充に偏るゲームが多い中、低レベルから高レベルまで広範にカバーしたアップデートには好感が持てる。「悪夢」や「ハラメル」などのダンジョンはストーリーも読みごたえがあるので、クエストも読み飛ばさずにじっくり楽しんで欲しい。

 次回は、新エリア「龍界」と、高レベルパーティー向けの3つのダンジョン「棄てられたウダス神殿」、「ウダス神殿地下」と「パシュマンディル寺院」を徹底的に紹介したい。そちらもぜひ楽しみにして欲しい。


2.0から実装される新髪型

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(2010年 10月 15日)

[Reported by 石井聡]