株式会社アルケミアはiPhone/iPod Touch用ゲーム「geotrion」の配信をApp Storeで開始した。価格は450円で、2010年6月末まではセール価格として350円となっている。「geotrion」はGPS、Wi-Fiでの接続などで得られた位置情報を利用したゲームで、同社では「リアルタイムMMOGPG（多人数参加型オンライン位置情報活用ゲーム）」とジャンル名を定義している。

　コンセプトは「リアルタイムに全世界の人々と地球上で三角形を作ろう」というもの。端末の位置情報を検知する機能を利用し、プレーヤーの現在位置を世界地図上に表示。他のプレーヤーをタッチして線を引き、タッチされたプレーヤーはさらに次のプレーヤーをタッチすることで世界地図上に三角形を作ることができる。三角形の大きさが大きいほど高得点となる。

　さらに高度の概念があり、各地に点在するエナジーを獲得することで上昇（より広範囲の地図が表示できる）してより広い舞台で三角形を作ることができる（つまり、より大きな三角形を作ることができる）。もちろん高度が上がるとエナジーの消費量が激しくなり、リスクを取るか、得点を狙うかがゲーム的な要素となっている。

　Twitterのアカウントを登録すると、Twitterで使用しているアイコンを表示させることができるほか、三角形が完成した時に面積と得点を自動的にツイートしながらプレイが可能となっている。

　今後の展開としては、現状ではGoogleMapAPIを使用しているが処理速度を上げるために衛星写真などのアースビューを実現することが検討されているほか、三角形を作った際にランドマークやスポンサー店舗を辺で囲って含めることで、実際に使用できるクーポンを配信するといったアップデートも検討、予定されている。

他のユーザーと大きな三角形を作っていく。高い高度で世界地図を表示し三角形を作るとスコアが跳ね上がり、面白い。もちろんそれだけエナジーも消費するわけで、リスクとなっている	スコア上位者と、三角形の作成者数ランキングが表示される	この状態が1番高度が高い状態。南極もまる見え