シリーズ待望のPSP版がついに日本発売決定!
SCEJ、PSP「SOCOM: U.S. Navy SEALs Portable」


11月26日 発売予定

価格:4,980円(UMD版)、3,800円(ダウンロード版)


 株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCEJ)は、PSP用アクションシューティング「SOCOM: U.S. Navy SEALs Portable」を11月26日に発売する。価格はUMD版が4,980円、ダウンロード版が3,800円。ADHOCモード、インフラストラクチャモードに対応する。

 「SOCOM: U.S. Navy SEALs Portable」は合衆国統合特殊作戦軍(SOCOM)に所属する実在のエキスパートチーム「SEALs」をモチーフにしたアクションシューティング。2003年にPS2でリリースされた「SOCOM:U.S.NAVY SEALS」にて、戦場描写、戦術性、オンライン対戦要素など多くのファンから高い支持を得た。以後、PS2「SOCOM :U.S.NAVY SEALS」、PS3「SOCOM:CONFRONTATION」がリリースされており、今回ついに海外のみとなっていたPSP版のシリーズ作品が国内発売される運びとなった。

【ストーリー】

 アメリカ軍特殊部隊「SEALs」に所属する主人公レイスのもとに、アメリカ国防総省より召集の連絡が入る。作戦目的のわからぬまま召集を受けたレイスは、同じくSEALsに所属するサンドマン・レイブン・トロ という3名のスペシャリストたちに声を掛けチーム編成を行なう。彼ら4名に対して国防総省トップが下した命令はひとつ。

 「ヨーロッパ・バルト地方、旧ソ連の衛星国だったコラトビアにて動いている西側諸国への攻撃計画に対して、その計画を企てている黒幕の特定と目的の真意を図ること。そして可能であれば、その攻撃計画自体を阻止すること」

 大量破壊兵器の関与も疑われているが、残念な事にこれまで送り込んだ諜報員は全員戻ってきていない。

 コラトビアは独立国ではあるが、近年は、政治的な地雷原ともなっている。ロシアが奪還をもくろみ、欧州連合も水面下で動いていて、冷戦時代さながらスパイが暗躍している非常に不安定な状況である。それ故に自由は利かない。通信は使えないうえ、支援も受けることはできない。

 この件に関して唯一の手がかりであるファイルに記されたカギは、元KGBのバシーリ・ガゾロフという男。

 レイスたちは、ガゾロフを捕らえ、黒幕の姿と目的を引き出す為、コラトビアへと赴く。



 本作は「 SOCOM:U.S.NAVY SEALS 」シリーズの特長でもあるリアルな描写をPSP上で再現。戦場、武器、兵士のリアルな描写にくわえ、現実の世界情勢を鑑みて、軍事的緊張感という意味で世界中の関心が集る「コーカサス・中央アジア」を舞台に選定。元自衛官の翻訳者を採用し、軍事表現をリアルにローカライズしているという。


【戦場】
敵対組織の軍事施設。大型のレーダーや通信施設の他、監視塔などの姿も見受けられる。山岳部の谷間に建設されている為、規模こそ小さいものの正面ゲート以外からの侵入は難しい東欧に位置する、旧ソビエト連邦が遺したと思われる施設。天体望遠鏡の姿が確認できることから、学術・研究関係の施設と考えられる。宮殿ともとれる美しい施設も敵軍に接収され、軍事目的に利用されているようだ
雪に覆われた海岸沿いの街も戦場となる。家屋などの建物が多い為、潜入時には物陰が多く敵に見つかり難く、戦闘時にも遮蔽物を活用した戦い方が可能となっている。一方、敵も建物内に潜伏している恐れがあるため、慎重な行動が必要となるであろうアメリカ海軍所属空母。艦内に設置された訓練施設の様子がうかがえるほか、空母の上には当然戦闘機の姿も


 本作に登場する武器は、タイプによって「スコープ」、「オーバーバレル」、「サプレッサー」、「アンダーバレル」の各部位にそれぞれパーツが取り付けられる。作戦内容、もしくは自分の戦術に合わせたカスタマイズが可能になっている。汎用性に富みシングルとセミオート(3連発)が使い分けられる「M16A4」ライフルを例にすると、サプレッサーを取り付けると射撃時に敵から発見される確率が下がる。また、スコープを取り付ければ遠方からの狙撃が可能になる。ただし、あまりたくさんパーツをつけると取り回しが難しくなるほか、射程が短くなるなどのデメリットが生じる。このあたり、戦況にあわせた最適なパーツ選択が重要といえそうだ。


【武器】


 マルチプレイモードは、最大4人までの協力プレイ、最大16人までの対戦プレイにそれぞれ対応。「SOCOM」シリーズといえば、やはり人対人のマルチプレイを抜きには考えられない。友だち同士でPSPとソフトを持ち寄ったり、あるいはインフラストラクチャで日本中の仲間と一緒に戦うなど、アクションシューティングが好きな人には絶対に見逃せない1本になりそうだ。


【スクリーンショット】


(C)Sony Computer Entertainment America Inc.
Published by Sony Computer Entertainment Inc. Developed by Slant Six Games Inc.
The Trident Design is a trademark of the Department of the Navy and is used by permission.
The U.S. Navy provided technical support, but does not officially endorse this product.

(2009年 10月 19日)

[Reported by 豊臣和孝]