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「ドラゴンクエストヒーローズII」の巨大黒板アートに“かいしんの一撃”が炸裂!

堀井雄二氏「これを消すのは忍びない……」

5月23日~29日 開催

会場:東京メトロ 丸ノ内線 新宿駅 メトロプロムナード

新宿駅メトロプロムナードにある広告スペースに掲げられた巨大な黒板に、「ドラゴンクエスト」のモンスター達が描かれた

 スクウェア・エニックスは、5月27日に発売されるプレイステーション 4/3/PlayStation Vita用アクションRPG「ドラゴンクエストヒーローズII 双子の王と予言の終わり」の発売を記念したキャンペーン「超巨大黒板アート かいしんの一撃キャンペーン」を5月23日より開催している。

 今回のキャンペーンでは、東京メトロ丸ノ内線の新宿駅メトロプロムナードにある広告スペースに巨大な黒板を設置し、これに画家の「れなれな」さんが1カ月かけて「ドラゴンクエストヒーローズII」の迫力あるグラフィックスを描いた。さらに、5月24日23時59分までに「#DQH2」を含んだツイートが5,000件を超えると、「かいしんの一撃」が発動し“ロトのつるぎ黒板消し”による「かいしんの一撃」でモンスターが一掃されるというおまけ付きだ。

14メートルにも及ぶ巨大な「黒板アート」。非常に細かく描かれており、とてもチョークだけで描かれているとは思えない素晴らしい出来!

近くで見るとその緻密さが凄かった!

 ということで、めでたくツイートが5,000件を超え、5月25日には「かいしんの一撃」が発動! 「ドラゴンクエストヒーローズII」の黒板アートの前には堀井雄二氏も姿を現わし、剣型の黒板消し……通称「ロトの黒板消し」を持ち上げた。

 しかし堀井氏もロトの黒板消しを構えたまでは良かったが、その美しさに見入って、「忍びない!」を連発。バルザックの鼻の頭あたりを軽くなぞる程度に拭くという優しい“攻撃”に、イベントの担当者から「もっとしっかり消してください!」とけしかけられる始末。周りから悲鳴が上がる中、ゴシゴシと黒板アートを消していった。

 かなり念入りに書かれているため、“ロトの黒板消し”を持ってしてもなかなかモンスターを討伐することは難しい。そのため、討伐途中に鈍ってきた剣の切れを取り戻すべく、黒板ふきクリーナーで“ロトの黒板消し”を再度研ぎすまし、堀井氏は再度黒板に向かってモンスター討伐に挑んだ。

これがあの!「ロトの黒板消し」だ!

ゆっくりと「ロトの黒板消し」を持ち上げる堀井雄二氏。表側を見ていると全く黒板消しには見えない!
「ロトの黒板消し」を構える堀井雄二氏。まさに、伝説の勇者だ!
初めはあまりにもったいないため、そっと黒板消しで拭くだけだった堀井氏だったが、スタッフに促され、仕方なく黒板アートを消し始めた
モンスターをどんどん討伐していく堀井氏
剣が鈍ってきたら、黒板消しクリーナーという名の砥石で「ロトの黒板消し」の切れ味を取り戻していった!
堀井氏がロトの剣を持った姿は、とにかく絵になる!

 イベント終了後に堀井氏は「モンスター討伐」を行なったにもかかわらず、黒板アートを消した罪悪感からか「ヒールになっちゃった」とポツリ。一方黒板アートを手がけた「れなれな」さんは「堀井さんに消していただいて本望かなと思っております!」と嬉しそう。

 堀井氏は「黒板アート」の制作ビデオを見て「れなれなさんが黒板の大きさを見て『わぁ』って驚いているのを見て、気の遠くなる作業だなと思った。それを描き上げて、素晴らしい! (ただチョークで描くだけでなく)擦ったりいろいろな技を駆使して、迫力のある絵で描いてくれた。ありがとう」と感謝の意を表した。

 れなれなさんは「苦労したのは、モンスターの密度感。それと、時間内に描けるのかなというのがありました。全部のモンスターに愛情を込めて描きましたが、(中央に描かれた大きな)バルザックは『襲われそうだね』と言ってもらえるほどの出来で、(そう言ってもらえるほどの出来で)嬉しい」と制作についてコメント。堀井氏も「この人はカンペキ!」とべた褒めしていた。

 最後に、ついに30周年を迎える「ドラゴンクエスト」シリーズについて聞かれた堀井氏は、「30年間よく続けられたなと感無量です。みなさんに応援し続けてもらったおかげと、感謝しています」と答えた。

れなれなさんには、小さな黒板に堀井雄二氏がホワイトペンで描いたスライムがプレゼントされた! れなれなさんは「かわいい」と気に入った様子だった

(船津稔)