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「ロードス島戦記オンライン」カンファレンスで今後の展開が明らかに!

4月20日にレベル上限解放、さらに多彩なアップデートを実施予定

4月20日より順次実装予定

 ゲームオンは恵比寿の本社にて、Windows向けMMORPG「ロードス島戦記オンライン」のメディアカンファレンスを実施した。ここでは、第2四半期のロードマップに関する内容を中心とした、同作の最新情報が運営プロデューサーの合田真二氏より開示された。

 カンファレンスでは2月16日からスタートした「ロードス島戦記オンライン」のこれまでの活動とユーザーの傾向を報告し、さらに今後のアップデートプランも発表された。

 最初に合田氏は、ユーザーの状況をまとめたスライドを用い、これまでの「ロードス島戦記オンライン」の展開を語った。1月29日に行なわれたプレミアムCβTから数えると、本作は早2カ月が経過している。現在、ユーザーはどのようなスタイルで「ロードス島オンライン」をプレイしているのだろうか?

第2四半期のロードマップに関する説明を行なったのは「ロードス島戦記オンライン」の運営プロデューサー 合田真二氏
現在は「旧王国の隠し通路」と「三角州の離宮」が人気

 正式サービスのスタートからレベルキャップが35まで拡張されたが、現在のレベル分布はどのような状態なのか。まず目立つレベル帯は、35。つまりカンストしているユーザーがかなり多いということだ。これ以外では、レベル23、24、26といったレベル帯に集中している。

 続いては、クラス分布について。気になるのは、プリーストが異常に多いこと。合田氏によると、この現象は、ヒール系を得意とするプリーストがパーティに必須であるという前提に基づいたものであるという。また、プリーストが同じアカウント内にいることで修得できるスキル「死人返し」のために、こぞってプリーストを作っているという理由も大きいと語った。

 なお、当初は人気がいまいちだったウォーロックとシーフも、現在は必要性が増しているため、少しずつその数を伸ばしているとのこと。

【ゲームの現状】
カンファレンスでは、「ロードス島戦記オンライン」のこれまでの歩み、ユーザーの傾向が語られた
戦場に対するユーザーの意見
ユーザーへのアドバイスとして、システムを改めて紹介した

 続いては、PvPコンテンツ「戦場」に対するユーザーの意見が発表された。まずは、「敵・味方の識別がつくようにしてほしい」というもの。これは、カーソルを合わせるまで敵味方がわからない仕様のため多く出ている意見だ。

 また、戦場は土曜日の20時から22時に実施されているコンテンツだが、土日共に実施してほしいという要望も多いという。このほか、準備時間を1分から3分にしてほしいという要望も見られた。

 合田氏はこれらの意見に対して、次のように説明した。本作はL&K Logic Koreaとゲームオンが共同で開発しているため、ユーザーの意見に関してもレスポンスよく対応できるとのこと。もちろん、全ての要望に即座に応えられるわけではないが、できる限り対応していきたいと語った。

 続い合田氏は、現在ユーザーが強く注目しているシステムを紹介した。それが、レベル以外の部分でキャラクターを成長させる「冒険者技能」だ。

 冒険者技能は、「成長技能」、「冒険技能」、「職業技能」、「狩り技能」の4つからなる。現在、1番ホットな技能は、成長技能。いわゆるGrow Point(GP)の振り分けだと合田氏は語った。GPをどう振り分けるかによって強さがダイレクトに変わってくるので、レベル上げ以上に、ポイントの振り分け方が大事だという。それゆえ、GPをどう稼ぐかも重要となってくる。

 一方の冒険技能は、キャラクターの強さより、どちらかというと利便性を高めるためのもの。パーティの経験値やゴールド、アイテム面を有利にするための技能だ。

 職業技能は、同アカウント内に、一定のレベル、クラス、キャラクターが同時にいることでスキルを修得するという技能。ここで得られるスキルは非常に強力なため、プレーヤーは現在、様々なクラスでプレイしている真っ最中とのことだ。

 狩り技能とは、迷宮で得られる技能書がを手に入れて、そのスキルを修得するための技能である。なかなか修得が難しい技能ではあるのだが、更なるレベルアップをはかるためには欠かせないものだ。

レベルキャップが40に。迷宮のリニューアル、コレクション要素の実装も!

4月20日のアップデート内容が発表された
今後のサービススケジュール

 カンファレンスの目玉が「今後のアップデートスケジュール」だ。最初に4月20日に予定されているアップデート「Expansion」の内容が発表された。

 4月20日のアップデート「Expansion」ではレベル上限が、35から40に開放される。さらに「迷宮」のリニューアル。今までより入り組んだ、より迷宮らしいマップになる。報酬のアップデートも予定しているという。

 酒場NPCコレクション改め新コンテンツ「コレクション」 も、4月20日のアップデートとして予定されている。コレクションとは、酒場から入れる「木漏れ日の庭」に、今まで信頼を深めたNPCを招き入れることができるようになるコレクション要素となる。

 そして4月20日以降の展開も発表された。まずは、5月に「ギルド戦」が実装。こちらに合わせて、ギルド機能の拡張も行なわれるとのこと。

 6月には、さらなるレベル上限が開放される。今夏には、大型コラボの実施も予定されている。こちらについての詳細は、今後明らかにされる。また、後述の質疑応答で少しだけ触れられているので、そちらでもチェックしてみてほしい。

 さらに、新クラスの追加も行なわれる。合田氏いわく、「プレーヤーからの期待値が高いクラス」を予定しているとのこと。上記のさらなる詳細は、5月3日にベルサール秋葉原で開催される大型オフラインイベント「Pmang感謝祭」のステージイベントで明らかになる。

「ロードス島戦記オンライン」メディアカンファレンス質疑応答

今夏にコラボを予定しているという

――ストーリーの今後の展開について教えて下さい。

合田氏:原作の二巻以降のお話については、我々も早く実装したいと考えていて、協議を進めています。ただ、いかんせんボリュームが大きいうえに新地域が入ってくるので、もう少しお時間をいただければと思います。

――4月にレベルキャップが開放されますが、合わせて、狩場も増えるのでしょうか。

合田氏:4月の段階ではまだ増えませんが、6月のレベル上限解放に合わせて新狩場を増やしたいと考えています。

――現状、強い敵と戦う際はどうしても叩くだけになってしまうので、もう少しバトルにバリエーションがほしいと考えています。その辺りはいかがですか?

合田氏:リニューアルのタイミングで、迷宮では、雑魚よりもボスを多く出す仕様に変更します。そのボスがちょっとしたギミックをしかけてくるんですね。なので、ずっと叩くだけのような退屈な戦闘ににはならないと思います。

――レベルキャップの開放に合わせて、スキルの追加などはありますか?

合田氏:こちらは6月の実装に向け現在調整中ではありますが、当然、レベルアップの際に修得できる新しいスキルや新アイテムの登場など、いろいろと考案中です。

――それは、開放に対して、少し遅れてスキル等が実装されるという認識でよろしいですか?

合田氏:遅れる可能性もありますが、今のところ、同時に実装したいと考えています。

――「Pmang感謝祭」以外のオフラインイベントで、何か発表を行なう予定はありますか?

合田氏:現状、オフで発表を予定しているのは「Pmang感謝祭」のみになりますね。なお、「Pmang感謝祭」は弊社のタイトルがほぼ出展しますし、いくつかのタイトルでステージやアトラクションも予定しています。感謝祭と銘打っておりますが、イメージとしては日本の夜店に近いですね。ぜひ注目していてください。

――今夏にコラボを予定しているとのことですが、コラボ作品のイメージだけでも教えていただけませんか?

合田氏: いわゆる最近のアニメやライトノベルとのコラボではなく、ロードス島戦記の世界観にマッチした作品とコラボさせていただく予定です。ファンの方が違和感を感じるようなタイトルではないと思うので、そこはご安心いただきたいですね。

(御簾納直彦)