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「ストリートファイターV」大会開催! 迎え撃つはプロゲーマー!!
「ストV ガチバトル~プロを打ちのめせ!Powered by LEVEL∞~」大会レポート
(2016/2/29 12:11)
2月27日、ユニットコムが展開しているゲーミングブランド「LEVEL∞」は、東京アニメ・声優専門学校(北葛西校舎)にてカプコンの対戦格闘ゲーム「ストリートファイターV」(PC版)の大会を2月27日に開催、64名の参加者が優勝を争った。
会場となった東京アニメ・声優専門学校は2016年度よりe-Sportsの選手を育成する専門学科「e-sportsプロフェッショナルゲーマーワールド」の開設を予定していることで話題になっている。また、大会には格闘ゲーマーの総師範KSKさんに加えて、プロゲーマーのももちさんとチョコブランカさんも登場。大会の上位3名がプロゲーマーに挑む、いわゆる“ガチバトル”も行なわれた。なお、試合のルールは2ラウンド先取、2試合先取(最大3試合)、99秒カウント。
この日の会場に集まった64名のプレーヤー同士による戦いを勝ち抜き、ベスト8のトーナメントを制したベスト4は、だいん選手(使用キャラクター:ダルシム)、板橋ザンギエフ選手(使用キャラクター:バーディー)、犬千代選手(使用キャラクター:春麗)、だしお選手(使用キャラクター:ララ)の4名。
準決勝第1試合は、だいん選手と板橋ザンギエフ選手。だいん選手はダルシムのトリッキーな攻撃を次々と繰り出して板橋ザンギエフ選手を追い詰めていくが、板橋ザンギエフ選手はこれらの攻撃に対して果敢に食らいついていく。激しい攻防の末、板橋ザンギエフ選手が勝利を収め、決勝への切符を手にした。
第2試合は春麗と「ストV」の新しい女性キャラクター・ララの戦い。犬千代選手が操る春麗は華麗な動きでだしお選手のララに攻撃を仕掛けていくが、だしお選手も負けじと対抗。画面上では目にもとまらぬ高速戦が繰り広げられた結果、必殺技「ボルトチャージ」のアーマーを活かした戦術でだしお選手が見事勝利。
決勝戦では、バーディーの苦手なスピード戦を仕掛けただしお選手が序盤を制し、あっという間に1勝を奪い取る。追い詰められた板橋ザンギエフ選手も負けじとだしお選手のララに食らいついていき、どうにか1ラウンドを取り返した。お互いギリギリの戦いを繰り広げ、読みあいとコマ投げの応酬の末にだしお選手が優勝を飾った。
その後は大会の趣旨のとおり、上位3名とプロゲーマーの“ガチバトル”が行なわれることになった。対戦カードはだいん選手(大会3位)対総師範KSKさん、板橋ザンギエフ選手対チョコブランカさん、そして優勝しただしお選手は「EVO2015『ウルトラストリートファイターIV』」世界王者のももちさん。
だしお選手とももちさんの対戦では、だいん選手は大会に続けてララを使用、ももちさんはケンを選択した。
現時点で「ストV」における頂点といっても過言ではない戦いの序盤は、お互いに動きを読みあうところから始まった。大会と同様スピードを活かして果敢に攻めていくだしお選手のララだが、ももちさんのケンはそれらの攻撃を見事にかわしていく。結果、だしお選手の攻撃を退け、圧倒的な猛攻を浴びせたももちさんが勝利を飾り、プロの貫禄を見せつけることとなった。
大会について、ゲストの倉持由香さんはハイレベルの戦いを観て「あんなふうに(キャラを)動かせるようになったら気持ちいいんだろうな。帰ったら練習します!」と感想と意気込みを述べた。また、大会全体のMCを務めた総師範KSKさんは「『ストV』という新しい歴史が始まったことで、新たに世界に羽ばたいていくプレーヤーが現われるかもしれない」とコメントし、イベントを締めくくった。
発売後、ますます盛り上がりを見せる「ストリートファイターV」とプロゲーマーの世界。今後も多くの“ガチバトル”が行なわれることを期待したい。