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シューティングゲームがPCで復活! 「トランジション」開催
ケイブのSteam新作「デススマイルズ」も発表!
(2015/12/26 14:37)
STG祭実行委員会(デジカ)は、PC用シューティングゲームを集めたイベント「トランジション 2015」を12月26日に廣瀬無線電機ホールの5階で開催した。開催時間は10時~18時まで。入場料は無料。
一時は数多くの名作タイトルが生まれ、多くの人が熱狂したジャンル「シューティングゲーム」。当時を知る人にとっては現在の状況は決して“華々しい”と言えないだろう。それでも世界中に数多くのファンがおり、今なお熱いシューティングゲームは生まれ続けている。
以前はアーケード、そしてコンシューマーで多くのシューティングゲームが製作されてきた。両プラットフォームが日本では以前ほどの勢いを保てていない現状だが、より広い世界を見渡せば、スマートデバイスやPCといったプラットフォームが勢いを得ているのも事実だ。さらのこれらのプラットフォームは世界市場への道が比較的拓かれている。
今では、スマートデバイスでも数多くのシューティングゲームがリリースされ人気を得ているし、Steamでも数多くのタイトルがリリースされ、世界中の人が楽しんでいる。海外でもシューティングゲームを愛する人たちは少なからずおり、日本のメーカーとしてもそういったプレーヤーにゲームを提供しやすいシステムが確立されつつあるのだ。
こういった経緯から、PCでシューティングゲームの復権を! ということで、今回のイベントは企画された。イベントタイトルの「トランジション」の意味は「移行」で、ズバリ現状を示したタイトルだ。
朝10時に開幕した「トランジション 2015」だが、会場は熱気に包まれていた。試遊台やスコアアタックのコーナーには常に人だかりが出来、人のプレイを見ながら自分の順番を待つ人であふれかえっている。まさに、“待っていた熱いプレーヤー達”のためのイベントとなった。
ケイブのSteam第2弾タイトルは「デススマイルズ」!
午前中にイベント会場で開催されたケイブの新作発表会には、立ち見が出るほどに多くの人が詰めかけた。
冒頭いきなり流された映像に「デススマイルズ」のタイトルが表示されると、会場からは歓声と大きな拍手が巻き起こった。ケイブの宮下氏はSteam配信第2弾タイトル「デススマイルズ」が選ばれた理由について「とにかく人気が高かった。それと第1弾タイトルが縦スクロールの『虫姫さま』だったので、今回は横スクロールを楽しんでもらおうと思いました」と説明
「デススマイルズ」のアピールポイントは「可愛らしいキャラクター」と言うことで、4人の女性キャラクターが登場。追加コンテンツの1人を加え5人のプレイアブルキャラクターで、異世界を舞台に魔法を使った激しい戦いが描かれる。また、「使い魔」と呼ばれるサブユニットを選択でき、自分のプレイに合った「使い魔」を探し出すゲーム的な楽しみがある。
発表イベントでは開発陣による実機プレイが行なわれた。宮下氏の「せっかくだから……」と煽られ、メガブラックレーベルでレベル「999」で挑むも1面途中であっさりとゲームオーバー。会場から温かい拍手を送られ、宮下氏からも「死ぬの早すぎ」と突っ込まれる始末。
今度は「じっくり見ていただきたい」ということで、レベル1でスタート。右スクロールゲームの場合は右側に向かってのみ弾を撃つことができることが多いが、「デススマイルズ」では右スクロールにもかかわらず敵が左右から現われ、左側から来た敵には左側に向かって弾を撃ち、撃破することができる。常に敵の位置に気を配り、画面全体を気にしながら戦う必要があるという、緊張感の高いシステムだ。そして開発陣による2度目のプレイは、ラストの「彷徨える死神 デスサイズ」を見事撃破して終了となった。
宮下氏は「(すでに)結構動作動いているので、楽しみにしてほしい」と開発が順調であることをアピール。現在、インターフェイスなども改良を加えているという。リリース時期は2016年初頭で、価格は19.99米ドル。2人によるローカル協力プレイが可能。最後の最後に宮下氏は「その次、3作目も考えているのでご期待ください」と語り会場から拍手を受けてイベントは終了した。
イベント後には、試遊コーナーに早速「デススマイルズ」が出展された。スクリーンは小さいかったが、これはデモバージョンで、きちんと全画面でプレイできるようになるという。また、コントローラーでもキーボードでもプレイ可能。実際に来場者がキーボードのみでプレイしていたが、華麗にボスを撃破しており操作性の高さを示していた。
□ 「デススマイルズ」のページ
http://deathsmiles.caveshmups.com
「ダライアスバースト クロニクルセイバーズ」が2画面フルサイズでプレイ可能!
会場ではスポンサーブースとしてTSUKUMOやAMDが出展。TSUKUMOブースでは、1月14日発売の「ダライアスバースト クロニクルセイバーズ」を2画面フルサイズで表示した試遊台を出展。ほぼオリジナルと同様の状況で楽しめる。
使用PCは、CPUにCore i7-6700、ビデオカードにRADEON 380X、SSDとHDDを搭載したモデルだったが、「ダライアスバースト クロニクルセイバーズ」自体はそれほど重いタイトルではないので、比較的低スペックでもプレイすることは可能だろう。ただ、2画面フル表示でプレイすると、若干動作が不安定になる場面も見られたが、発売以降にもパッチなどで対応していく予定があるという。
「ダライアスバースト クロニクルセイバーズ」は、AMDのブースでもプレイ可能。AMDブースでは横長のディスプレイで、WEBブラウザを立ち上げた状態でゲームが楽しめるようになっていた。
このほかにも会場では試遊コーナーやスコアアタックコーナー、物販コーナーなどが設置されている。物販コーナーに置かれたガチャの人気が高く、会場外の階段にまで行列が伸びていた。残念ながら午前中に売り切れてしまうガチャもあるほどの人気となっていた。
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