ニュース

ユニットコム、トークセッション「『ゲームに効くAMDテクノロジー』徹底解説」開催

10月31日 開催

会場:LEVEL∞HUB

AMDマーケティングスペシャリストの井戸川淳氏

 ユニットコムは10月31日、秋葉原のゲーミングPC体験型店舗「LEVEL∞HUB(レベルインフィニティハブ)」において、AMDとのトークセッションイベント「『ゲームに効くAMDテクノロジー』徹底解説!」を開催した。

 イベントではAMDマーケティングスペシャリスト井戸川淳氏を招き、「FREESYNC」や、Windows 10環境下でXbox Oneのゲームをリモートプレイする「ゲームストリーミング」などを紹介した。

 前半の「AMD FREESYNCについて」では、iiyamaより発売されたばかりの「Prolite B2783QSU」を使ってその優位点が説明された。井戸川氏は「国内発の念願のFREESYNC対応モニタが出た」と紹介。FREESYNCは、ビデオカードの描画タイミングとディスプレイの表示タイミングの同期を取って表示することで、ティアリングやもたつきを解消する技術で、ディスプレイの国際標準化団体VESAの標準技術としても採用された。井戸川氏は、その技術的優位点をアピールすると共に、FREESYNC対応ディスプレイの対応機種、そして販売台数も増加していると説明。

 「Prolite B2783QSU」についてはFREESYNCに対応していることと共に、基本性能がしっかりしている点、比較的高額機種に搭載されているフリッカーフリーやブルーライト対応などにも対応している事も特徴としてあげ、「ゲーマー向けとしてもベスト」とコメント。また、ディスプレイを90度回転させることで縦置きにする事もできる点について「個人的には、同人系には『東方Project』など人気の高い縦方向スクロールシューティングもあるので、そういったニーズにも答えられると思う」と付け加えた。

 PCゲームをプレイする上でGPUパワーは重要だが、そこに縛られずFREESYNCにすることで「そこそこのAPUでもプレイできる」とするほどの威力を持つFREESYNC。イベントでは使用時の注意についても触れられた。Display Portにひも付いた技術であるため、HDMIで接続すると利用できない。必ずDisplay Portで接続する必要があり、さらにメーカーによってはモニタ側で「FREESYNCをオンにする必要がある」機種もある。イベント会場ではデモも行なわれ、その滑らかな映像を存分に楽しむことができた。

 プレーヤーの中にはゲームの設定でテクスチャや効果の設定を下げてフレームレート稼ぎを行なう人もいるが、井戸川氏は「FREESYNCでそういったことをしなくても良くなる」とアピール。ゲームプレーヤーにとって重要な技術出あることを改めてアピールした。

iiyamaのFREESYNC対応モニタ「Prolite B2783QSU」の実機を前にモニタの説明が行なわれた
「Prolite B2783QSU」では90度倒すことで縦置きモニタとして使用することも可能
FREESYNCに関する技術説明
FREESYNC対応ディスプレイの機種も販売台数も伸びているとするスライド
FREESYNCを使用する際の注意点についても触れられた
イベントはデモも行なわれた。この写真はFREESYNCをOFFにしている状態でティアリングが発生しているが、ONにすると非常になめらかに表示されていた

イベント冒頭でユニットコムとAMDでのコラボレーションについても説明された

(船津稔)