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PS4「人喰いの大鷲トリコ」は、E3よりも長い12分30秒のPVを上映!

9月17日~20日 開催(17、18日 ビジネスデー)

会場:幕張メッセ

入場料:当日 1,200円(税込)

 E3 2015では、PS4にて2016年発売予定がアナウンスされ大きな話題となった「人喰いの大鷲トリコ」。東京ゲームショウ 2015のプレイステーションのブースでは、6メートルの大型スクリーンに大鷲トリコが映し出され、そのなかの特設シアターでは特別映像が上映されている。

 6メートルのスクリーンいっぱいに映し出されている大鷲のトリコは、ただの映像ではなく、AIで目の前にいる人に反応して動いたり吼えたりするアトラクションだ。実物大の迫力は目の前でみると、かなりのもの。手を振ったりするとこちらのことを眼で追いかけてくれるし、なにやら“ある色”にも反応するのだとか。

6メートルの巨大スクリーンに映し出される大鷲のトリコは、目の前に人の動きにしっかりと反応する。その横はシアターになっており、ここではE3トレーラーよりも長い最新のトレーラーが見られる

 そのなかの特設シアターでは、ここでしか見られない特別映像が上映されている。E3 2015で披露された約7分のトレーラーよりも長い、12分30秒のトレーラーだ。

 トレーラーの冒頭では本作のデザイナーである上田文人氏が登場。TGS2015への来場者に挨拶をし、そこから本作の制作風景を紹介していく。鋭意制作中であることを実感させてくれる内容だ。

 それが30秒ほどあった後に、トレーラー本編が始まっていく。最初に映し出されたのは主人公の少年が、自分の背丈ほどもある草が生い茂る場所を歩いて行くところ。周囲は高い壁に囲まれ、陽の光がわずかに差し込んではいるものの、薄暗い。

 歩いて行ったその先には大鷲のトリコが寝そべっていた。高い壁の先には柵のようなものがあり、トリコは外に出られないようだ。

 少年は壁の先に立ち、飛び跳ねて大鷲に何かを伝えようとする。だが、トリコは動かない。少年がトリコの体を見てみると、どうやら脚や背中に木の枝が刺さっていて苦しいようだ。それを少年が抜いてあげると、トリコは立ち上がり、喜んでいるのか少年に顔をこすりつけていた。

 次に少年はそこらに転がっていた木のタルを持ち上げた。それをトリコのもとに運ぶと、それをトリコが食べた。もう1個タルを持ってくるとやはりそのまま食べる。

 タルを食べて元気が出たのか、大鷲が高い壁を見上げ、壁にしがみつくようにして背を伸ばした。その背中を少年がつたっていき、高い場所にあった空気孔のようなところに飛び移った。そこから壁の向こうへ入れた少年。柵の中からはトリコが覗いていて、早くこの柵を開けろと言わんばかりに体当たりでアピールしてくる。

 少年がレバーを引くと柵が開き、トリコが中からのっそりと出てくる。そうして少年とトリコは通路を進み、陽の光が見えている外の世界へ……。

 外に広がっていたのは足下が見えないぐらい高い場所と、とびとびに壊れた足場の点在しているところ。少年は何度もジャンプし、トリコに飛び移ってと言っているかのよう。それを見てトリコは遠くの足場へと飛び移った。

 と、ここまでが新たに公開された内容だ。この先はE3 2015で公開されたトレーラーへと続いていく。この映像での注目どころはなんといっても、少年がジェスチャーすると、トリコがそれを理解して何か動いてくれるところだろう。そのアクションが鍵となって、難関を突破するきっかけになってくれる。

 トリコが木のタルをバクバクと食べるところも不思議だが、なぜ木の枝が刺さった状態で閉じ込められているのかなど、まだわからないことだらけではあるものの、期待の高まるトレーラーとなっていた。現地に来られるかたはぜひご覧頂きたい。

SCEブースの様子もお届け

TGS2015で最大級のブースとなるSCE。PS4、PlayStation VR、PS Vitaと各種のラインナップが試遊可能だ。カンファレンスで発表されたHDDベイカバー、DUALSHOCK 4のカラーバリエーション、ワイヤレスサラウンドヘッドセット、さらに発売されたばかりのPS Vitaのカラーバリエーションは、実際にそれらで試遊ができるようになっている

(山村智美)