Falcom jdk BANDが軌跡シリーズ10周年記念ライブが大盛り上がり

ライブでは「英雄伝説 空の軌跡 FC Evolution」の発売日やキャラアニ限定版の内容などが発表された

　キャラアニは、日本ファルコムのゲームミュージックを演奏する「Falcom jdk BAND」のライブ「Falcom jdk BAND SUPER LIVE ～KISEKI 10th Anniversary～」を3月28日に日本橋三井ホールにて開催した。

　今回のライブはサブタイトルにもあるように「軌跡」シリーズの10周年を記念したライブ。それだけに集大成とも言える内容となっており、メンバー、会場共に一体となったお祝い感があふれるライブとなった。とはいえそこは「jdk BAND」のライブと言うことで、「軌跡」シリーズにとどまらない日本ファルコム愛に満ちあふれたセットリスだ。

　今回のFalcom jdk BANDのメンバー構成は、ボーカルにイカルス渡辺さんと小寺可南子さん、ヴァイオリン/コーラスを水谷美月さん、ギターを寺前甲さんと井上央一さん、宮崎大介さんという分厚い構成。そしてキーボードを初参戦の有木竜郎さん、ベースを榎本敦さんが担当。そしてお馴染み、jdk BANDの顔とも言うべき、ドラムの岡島俊治さんというフルメンバー構成となった。

　本稿ではまずは「告知」から。「Falcom jdk BAND」のライブではお馴染み、アンコール時に「こ・く・ち」から一気に新情報が公開となる。今回は、キャラアニの「英雄伝説 空の軌跡 FC Evolution」の発売日が発表となった。発売は6月11日でCEROレーティングはB（12歳以上対象）。価格はカード版が5,800円（税別）、ダウンロード版が4,800円（税別）。

　さらに、限定版が8,800円（税別）で発売となる。「みんな集まれ！ファルコム学園FC」のDVD、限定版オリジナル設定集「The Legend of Heroes Trail in the Sky First chapter Evolution Archives（Joshua version）」が同梱される。特にこの設定資料集はげーむのネタバレ部分も含む貴重な資料が満載となっているようだ。

　さらにさらに、「キャラアニ限定BOX」も発売決定。前述の「みんな集まれ！ファルコム学園FC」のDVD、そしてキャラアニ限定設定資料集「The Legend of Heroes SORA NO KISEKI First chapter Evolution Archives（Estelle version）」、「空の軌跡 FC Evolution オリジナルラバーストラップ」（エステル・ヨシュア・シェラザード・アガット・ティータ）、「オリジナル本革小物入れ」が同梱。価格は15,556円（税別）。

　すでに体験版の配信は開始となっているので、チェックしてみると良いだろう。ちなみに体験版のセーブデータを持っていると製品版プレイ時に、ゲーム中で使えるご褒美がもらえる。

プロモーションビデオでは「英雄伝説 空の軌跡 FC Evolution」で進化した点などがまとめられている

　ライブは、「Ys I ＆ II クロニクルズ」の「TO MAKE THE END OF BATTLE」からスターとし、「スタートレーダー」の「Go Fight」で早くも最高潮に。軌跡シリーズ10周年記念ライブながらも、この展開はリーダー岡島氏の好みによるところが大きいのだろうか？ 「Ys」の神殿のアレンジが絶妙に仕掛けられるなど、ファンにはわかるうれしい要素も用意されていた。

　インストで盛り上がった後は、ボーカルのイカルス渡辺さんと小寺可南子さんが登場。熱いボーカル曲に突入。小寺さんの「『軌跡』シリーズ10周年なので、バンバン行きますよ！」のかけ声と共に「英雄伝説 閃の軌跡」の「明日への鼓動」を披露。そして日本では初めての披露となる「英雄伝説 暁の軌跡」から「暁の向こう」へと繋がる。小寺さんは「いつ日本で披露できるんだろうと思っていた。台湾のファンも熱いけど、日本もやっぱり熱いね！」と客席に語りかけ、さらなる盛り上がりを見せるも、ここでライブはしっとりした曲目に移行し、メリハリの付いた展開に。

　「閃の軌跡」の「寮に帰ろう」、水谷美月さんのバックコーラスも印象的な「空の軌跡」から「星の在処」へ。小寺さんも気持ちが高ぶり泣きそうになったという「I'll Remenber you」を披露。ここでライブは中半に入り「熱いインスト祭り（小寺さん）」がスタート。怒濤の展開に客席もとことん盛り上がる展開に。

　後半ではライブお馴染みの「イース～ナピシュテムの匣」から「RELEASE OF THE FAR WEST OCEAN」、「Mighty Obstacle」、「パンドラ」とたたみかける展開。そこからアンコールでは岡島さんの「軌跡シリーズでこの曲をやっておかないと！」ということから「I swear……」を披露した。

　久々の大箱となった今回のライブだが、相変わらずの熱い展開で3時間という長尺にもかかわらず、あっと言う間に終演まで突っ走る展開はやはりさすがと言ったところ。来場者にとっても満足いく展開だったのではないだろうか。早くも次のライブが楽しみだ。

【セットリスト】