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【スマホアプリ今日の1本】コミック調の高速バイクシューティング「SXPD 人造機動警察」

モノクロのアメコミ世界で爆走、銃撃! 疾走感抜群の難易度高めゲーム

1月9日 配信

価格:200円(税込)

上がコミックパート、下がゲームパート。下画面もコミックのようだが、実際は3Dモデルで作られている上、猛スピードで走っている

 はっきりとしたコントラストが印象的なモノクロカラーをベースとして、赤と青が鮮やかかつアクセントとして入る色調。アメリカンコミックの「シン・シティ」のようでもあり、世界観は士郎正宗氏の描く機械だらけの近未来像のようでもある。

 iOS/Android「SXPD 人造機動警察」は、こうしたストイックな色調で描かれる高速バイクシューティングゲームだ。ゲームは大富豪が私有するというアメリカの架空の州「ニューロワイヤル州」が舞台となっていて、私設警察SXPDの新米執行官を主人公として、コミックパートとゲームパートが交互に進んでいく。開発はカナダMighten InkとオランダLittle Chicken。配信はUnity Games Japan。

 ゲーム部分は、主人公の主観視点で進行するバイクシューティングとなっており、バイクに乗って敵を追いかけながら、マシンガンやミサイルを発射して倒していくものになっている。ステージはどこまでも広がっていて自由に走ることができるが、障害物に当たると近くの場所からリスタートとなり、体力が減ってしまうというペナルティもある。

 バイクはゲームが始まると自動走行し、操作は端末の傾け+タッチ操作かバーチャルパッドによって行なう。画面はコミックパートそのままのモノクロ調で、しかし建物やオブジェクトは3Dモデルで作られているため、コミックに入り込んだかのような独特の立体的な世界の中を走り抜けていくこととなる。

 プレイした印象としては難易度はかなりシビアで、バイクは超高速でステージが進めば障害物がごちゃっと登場するため、建物を避けながら敵を追いかけ、仕留めていくのは多くの集中力を要する。武器のミサイルはロックオンもしてくれる上ダメージも大きく強力なものだが、ミサイルはステージ中に落ちているものを回収しないと使えない。建物にぶつからないこと、ミサイルを回収すること、敵を正確に追うことの3つがゲームクリアには大事な要素だ。

 その分本作の疾走感は抜群で、バイクをビュンビュン飛ばし、敵を仕留めた時は爽快の一言に尽きる。ちなみに本作を立ち上げると、1983年にイギリスとスペインでリリースされたZX Spectrum用レースシューティングゲーム「3D DEATHCHASE」から着想を得たという記載を見ることができる。「3D DEATHCHASE」はバリバリの8ビットゲームだが、確かに「SXPD 人造機動警察」の源流を感じられる。「3D DEATHCHASE」はゲーム映像もネット上で見られるので、「SXPD 人造機動警察」と比べてみるのも面白いだろう。

【SXPD 日本語トレイラー】
【スクリーンショット】
iTunesで購入

(安田俊亮)