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今年も「Alliance of Valiant Arms」最強クランが決定!

ユーザー感謝祭「AVAれ祭り2014 -後楽園の陣-」レポート

12月29日開催



会場:後楽園ホール

会場の様子

 オンラインFPS「Alliance of Valiant Arms(以下『AVA』)」を展開するゲームオンは、同作の大規模イベント「AVAれ祭り2014 -後楽園の陣-」を12月29日、後楽園ホールにて開催した。

 年に1度の催しとなる「後楽園の陣」ではユーザー向けの様々なアトラクションや協賛のゲームデバイスメーカーによる出展をはじめ、10~12月にかけて行なわれたオンライン大会「AVARST2014 Season 3」の爆破・護衛トーナメントのオフライン決勝戦が実施。普段は格闘技イベントに使われる会場が2,000人近い「AVA」ファンで賑わった。本イベントのニコニコ生放送も延べ5万人以上のユーザーが視聴するなど、「AVA」の人気の高さが伺える大盛ぶりを見せた。

 メインイベントとなる「AVARST2014 Season3」護衛部門の決勝戦には、ウィナーズブラケットから「DeToNator」、ルーザーズブラケットから「Recycle」が出場。爆破部門の決勝戦にはこちらもウィナーズブラケットから「DeToNator」、ルーザーズブラケットから「Galactic」が出場。全4チームが一同に会して2014年最後の王者の座を競いあった。

【協賛企業出展】
変わったところではサプリメントメーカーのわかさ生活が、ゲーム視力を上げるというルティンのサプリメントを出展。来場者が覗きこんでいる機械はゲーム視力に影響する黄斑を調べる医療機器だ
本イベントではおなじみのRazer、steelseries、Roccatがゲームデバイスを出展。FPSイベントだけあってマウスやマウスパッドへの関心が高く、PCアークの出張ショップコーナーで各デバイスを購入していくユーザーの姿も多く見られた

一進一退の大接戦を制したのは? 護衛部門・決勝戦

暴れ太鼓によるオープニング演出
解説に「AVA」プロデューサーの井上洋一郎氏、実況にはMejika氏という布陣
「DeToNator」と「Recycle」が対決
ゴール前での激しい攻防が続く

 勇壮な暴れ太鼓による和風な演出で幕を開けたメインイベントは、まず護衛部門の決勝戦からスタート。試合の解説には「AVA」プロデューサーの井上洋一郎氏、実況にはMejika氏というおなじみの布陣で、会場から、生放送から、多くのファンが試合を見守った。

 「護衛部門」は攻撃側チームが自走する戦車を護衛しながらゴールを目指し、防衛側がそれを妨害するという5対5のチーム戦だ。攻守交代を挟んで2ラウンドを戦い、相手よりも短時間で戦車をゴールに導くか、両チームともゴールできなかった場合は、よりゴールに近づいたチームが勝利となる。

 戦車を妨害するカギとなるのは、防衛側の各拠点近くに配置された対戦車専用武器「RPG」。これを命中させれば戦車は破壊され停止するが、RPGを持っているプレーヤーは動きが遅くなり、対人戦の能力が削がれるため、トッププレーヤー同士の戦いでは攻撃のチャンスは一瞬。また、破壊された戦車を攻撃側が修理するには5秒ほどかかるため、いかにしてそのスキを作るかも「護衛」における勝負のしどころになる。

 今年行なわれた大会のほとんどを優勝している「DeToNator」はトーナメントのウィナーズブラケットからの出場で、ダブルエリミネーション制をとる本大会では1勝すれば優勝が決まる。対する「Recylce」は東京ゲームショウに合わせて行なわれた「2014 AVAAGC」にて優勝した実績があり、今大会では連覇を狙う立場だ。今回はルーザーズブラケットからの出場となったため、優勝を決めるにはこの試合で2勝が必要だ。

 使用マップは「RISING DUST」。「DeToNator」が攻撃側としてスタートした前半戦から一進一退の攻防が続いた。圧力強く攻め始めた「DeToNator」はほとんど戦車を破壊されることなく第2防衛ラインまで進行するも、ここで「Recycle」が撃ち合いで勝るシーンが目立ち、度重なる修理の妨害に成功。残り数メートルというところで足止めされた戦車は10分近くかけてゴールに到達するも、クリアタイムは14分5秒と制限時間ギリギリだ。

 後半戦で攻撃側となった「Recycle」。「DeToNator」の硬い守りに対し序盤の進行ペースでは遅れをとっていたものの、徐々に撃ち合いで優勢な状況が多くなり、第2防衛ラインからゴール直前までは理想的なペース。5分の時間を残して残り10メートルほどまで進行すると、RPGを繰り出すのにもたついた「DeToNator」のスキを着いて一気にゴール。残り4分で「Recycle」の勝利となった。

 これで「Recylce」は優勝にリーチ。その勢いは止まらず、第2戦でも残り10分以上を残して第2防衛ラインを突破するというハイペースで進撃。対する「DeToNator」もゴール直前で粘り、修理完了寸前での妨害を何度も成功させるなどギリギリの攻防。しかし雪崩のように押し寄せる「Recyle」の押し上げに、制限時間残り30秒で守りが決壊した。

 第2戦の後半戦で14分30秒の攻撃時間が与えられた「DeToNator」だが、ここでも「Recyle」が要所の撃ち合いに勝利するシーンが多く見られた。接近戦中の味方を遠距離からサポートしてのキル、あるいは遠距離で射ち合っている敵に接近してキル、というふうにメンバーの展開と連携がうまく生きている形だ。「DeToNator」はそれでも時間を4分以上残してゴール前数メートルまで進撃。しかし、ここでゴール前での集中した守りで「Recyle」が1度の修理も許さず、制限時間まで守りぬいてギリギリの戦いを制した。

 勝利者インタビューでは「正直、全然勝てる気がしなかった」という「Recycle」だが、要所要所で「DeToNator」を超える動きを見せた結果の勝利だ。「2014 AVAAGC」以来2回連続の護衛部門優勝を果たした。

両チームともゴール前数メートルまでは多くの時間を残して進行できたが、そこからの攻防が実に激しい。修理を成功させるか、止められるか。一瞬の差が勝負を分けた

目の覚めるような圧倒劇! 爆破部門・決勝戦

第2戦まで用意された使用マップ。第1戦は守り有利のマップが多い
「DeToNator」「Galactic」の両チームが一同に会する
積極的な「DeToNator」に対し、後の先を狙う動きが目立った「Galactic」
「Galactic」のラッシュに対し3人抜きをするRobiN選手

 続いては爆破部門の決勝戦だ。ウィナーズブラケットから出場の「DeToNator」と、ルーザーズブラケットから出場の「Galactic」が対決。「Galactic」はかつてオフライン決勝の常連だったが、最近1年ほど成績が振るわない時期が続いており、久々の決勝出場だ。かつては毎大会のように対決していた両チームだが、今回は1年半ぶりの顔合わせとなる。

 爆破部門は「Counter-Strike」等の一般的な対戦型FPSと同じく、攻撃側が爆弾を設置し、爆破を成功させるか、防衛側が爆破を阻止するかというルールで進行する。1マップ6ラウンドで攻守交代の7ラウンド先取制で、2マップ先取したチームが勝利する「BO3」ルールだ。

 試合は、この日非常に調子が良いという「DeToNator」の圧倒的なペースで進行した。第1マップ「HAMMERBLOW」にて守り側スタートとなった「DeToNator」は、試合前のインタビューでは「攻めスタートがいい」と言っていたものの、前掛かりな積極守備で「Galactic」のメンバーを次々に撃破。RobiN選手が敵のラッシュに対しひとりで3人仕留めるなど完全に撃ち合いで上手を取っており、なんと前半6ラウンドを全勝しての折り返しだ。攻守交代しての後半は「Galactic」が1ラウンド取り返して望みをつないだものの、「DeToNator」劣勢に見えた第8ラウンドでは1対2の状況からDarkよっぴー選手が全滅を取り、「DeToNator」が7-1でマップの勝利を確定。

 第2マップの「CANNON」も早い展開の試合となった。攻めスタートとなった「DeToNator」は相手の配置の読みから一気に攻勢をかけるスタイルで、爆弾設置前に勝負を決めるパターンが目立った。1ラウンド目こそ「Galactic」が防衛を成功させるものの、2~6ラウンドは「DeToNator」が連続で勝利。「DeToNator」のスナイパーAk~ayS.aka.釈迦選手が3人抜き、4人抜きをするという活躍もあり、「Galactic」は作戦が機能しないまま圧倒されてしまうような風景が続いた。このマップも「DeToNator」が危なげなく圧勝、7-2でのマップ勝利にて早々に優勝を決定させた。

 「試合の内容もチームの雰囲気もよく、ほぼストレートでいけた。今年は1年間ずっと優勝することができて、とてもうれしいです」という「DeToNator」の目標は、いまだ成し遂げていない世界大会での優勝だ(過去最高は3位)。スランプを乗り越えて決勝まで上がってきたライバル「Galactic」をこれだけ圧倒しての勝利であるだけに目標に近づいている感触があるかといえば、リーダーのDarkよっぴー選手は「世界で勝てるようになるためにはやらなくちゃいけないことがまだまだある」と謙虚だ。

 ギリギリの勝負となった護衛部門の決勝戦と、目の覚めるような圧倒劇となった爆破部門の決勝戦。2つの大きな試合を終えて、「AVAれ祭り2014 -後楽園の陣-」会場も閉幕となった。本イベント以外にも「AVA」では年間を通してたくさんの大会を開催しているので、ファンの皆さんは今後もトッププレーヤーたちの活躍を楽しんでいただきたい。

両チームとも試合中は良く声を出し、連携を取りながら試合を展開したが、「DeToNator」の調子の良さが際立った
試合全体を通じて大きなリードを維持した「DeToNator」。「Galactic」は持ち味を引き出せなかったか
護衛部門・準優勝「DeToNator」
護衛部門・優勝「Recycle」
爆破部門・準優勝「Galactic」
爆破部門・優勝「DeToNator」

(佐藤カフジ)